PostgreSQLデータベースにユーザーを作成するその他の方法
PostgreSQLデータベースにユーザーを作成する方法
コマンドラインツールを使用する
createuserコマンド
PostgreSQLには、createuser
コマンドというコマンドラインツールが用意されています。このツールを使用して、新しいユーザーを作成することができます。
createuser ユーザ名
例:
createuser my_user
このコマンドを実行すると、パスワードを入力するように求められます。パスワードを入力すると、新しいユーザーが作成されます。
psqlコマンド
psql
コマンドを使用して、SQLクエリを実行することで、ユーザーを作成することもできます。
psql -U postgres
CREATE USER ユーザ名 WITH PASSWORD 'パスワード';
psql -U postgres
CREATE USER my_user WITH PASSWORD 'my_password';
このコマンドを実行すると、新しいユーザーが作成されます。
PgAdminなどのGUIツールを使用する
PgAdminなどのGUIツールを使用して、ユーザーを作成することもできます。
PgAdminでユーザーを作成するには、以下の手順に従います。
- PgAdminを起動します。
- 接続したいデータベースを選択します。
- ツールバーの「ユーザー」アイコンをクリックします。
- 「新規」ボタンをクリックします。
ユーザー作成時のオプション
ユーザーを作成する際に、以下のオプションを指定することができます。
- パスワード: ユーザーのパスワードです。
- スーパーユーザー: スーパーユーザー権限を付与します。スーパーユーザーは、データベースに対してあらゆる操作を行うことができます。
- CREATEDB: 新しいデータベースを作成する権限を付与します。
- LOGIN: ログイン権限を付与します。
認証方法
PostgreSQLでは、以下の認証方法を使用することができます。
- パスワード認証: ユーザー名とパスワードを使用して認証します。
- Kerberos認証: Kerberos認証サービスを使用して認証します。
- LDAP認証: LDAP認証サービスを使用して認証します。
createuser my_user
psql -U postgres
CREATE USER my_user WITH PASSWORD 'my_password';
このコマンドを実行すると、パスワード my_password
を持つ新しいユーザー my_user
が作成されます。
PgAdminを使用する
- 以下の情報を入力します。
- 名前: ユーザ名
- パスワード: パスワード
- 所属: ロール (デフォルトは
postgres
)
- データベース: postgres
- 認証方法: パスワード認証
- スーパーユーザー権限を付与するには、
-s
オプションを指定します。
createuser -s my_user
createuser -C my_user
createuser -R my_user
createuser -l my_user
環境変数を使用する
PGUSER
と PGPASSWORD
という環境変数を設定することで、コマンドラインツールからログインする際にユーザー名とパスワードを指定せずにログインすることができます。
export PGUSER=my_user
export PGPASSWORD=my_password
psql
.pgpassファイルを使用する
.pgpass
ファイルを作成することで、コマンドラインツールからログインする際にユーザー名とパスワードを指定せずにログインすることができます。
.pgpass
ファイルは、以下の形式で作成します。
hostname:port:database:username:password
localhost:5432:postgres:my_user:my_password
pg_hba.confファイルを使用する
pg_hba.conf
ファイルを変更することで、特定のIPアドレスからの接続のみ許可したり、特定のユーザーのみ許可したりすることができます。
pg_hba.conf
ファイルは、以下の形式で編集します。
host database user method [options]
# IPv4からの接続を許可
host all all 0.0.0.0/0 md5
# 特定のユーザーのみ許可
host postgres my_user 127.0.0.1/32 md5
database postgresql authentication