CHARINDEX関数とPATINDEX関数を使って文字列からスペースを削除する方法

2024-04-02

SQL Serverで文字列からすべてのスペースを削除する方法

TRIM関数を使う

概要:

TRIM関数は、文字列の両側から指定した文字を削除します。スペースを削除するには、TRIM関数に何も引数を渡さずに使用します。

例:

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- スペースを削除
SELECT TRIM(@str);

-- 結果: 'Hello,world!'

詳細:

  • TRIM関数には、以下の3つの種類があります。
    • TRIM([TRIM_STYLE]): 両側から指定した文字を削除します。
  • TRIM_STYLEは省略可能で、デフォルトはスペースです。
  • 複数のスペースを削除したい場合は、TRIM関数の中で REPLACE() 関数を使ってスペースを別の文字に置き換えてからTRIM関数を使用する方法もあります。

REPLACE関数を使う

REPLACE関数は、文字列中の指定した文字列を別の文字列に置き換えます。スペースを削除するには、スペースを空の文字列("")に置き換えます。

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- スペースを削除
SELECT REPLACE(@str, ' ', '');

-- 結果: 'Hello,world!'
  • REPLACE関数は、以下の3つの引数を受け取ります。
    • 1つ目: 置換対象の文字列
  • 2つ目の引数に空の文字列("")を渡すと、指定した文字列が削除されます。
  • ワイルドカード文字(*) を使用して、複数のスペースをまとめて削除することもできます。

SUBSTRING関数を使う

SUBSTRING関数は、文字列の一部を抽出します。スペースを除去するには、文字列の開始位置と終了位置を指定して、スペースを含まない部分のみを抽出します。

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- スペースを削除
SELECT SUBSTRING(@str, 1, LEN(@str) - LEN(LTRIM(@str)) - LEN(RTRIM(@str)));

-- 結果: 'Hello,world!'
  • LEN関数を使って、文字列の長さを取得できます。
  • LTRIM関数とRTRIM関数を使って、文字列の両端からスペースを除去できます。

その他の方法

上記の3つの方法以外にも、以下のような方法でスペースを削除することができます。

  • 正規表現を使用する
  • WHILE ループを使用する
  • CLR ルーチンを使用する

これらの方法は、上記の方法よりも複雑ですが、より柔軟な処理が可能です。

SQL Serverで文字列からすべてのスペースを削除するには、TRIM関数、REPLACE関数、SUBSTRING関数などの方法があります。どの方法を使うかは、状況によって異なります。




-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- 1. TRIM関数を使う
SELECT TRIM(@str);

-- 2. REPLACE関数を使う
SELECT REPLACE(@str, ' ', '');

-- 3. SUBSTRING関数を使う
SELECT SUBSTRING(@str, 1, LEN(@str) - LEN(LTRIM(@str)) - LEN(RTRIM(@str)));

結果:

Hello,world!
Hello,world!
Hello,world!
-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- 正規表現を使ってスペースを削除
SELECT REPLACE(@str, '[ ]+', '');

-- 結果:
-- Hello,world!
-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- WHILE ループを使ってスペースを削除
DECLARE @i INT = 1;
WHILE @i <= LEN(@str)
BEGIN
    IF SUBSTRING(@str, @i, 1) = ' '
    BEGIN
        SET @str = SUBSTRING(@str, 1, @i - 1) + SUBSTRING(@str, @i + 1, LEN(@str) - @i);
    END
    ELSE
    BEGIN
        SET @i = @i + 1;
    END
END;

-- 結果:
-- Hello,world!
-- CLR ルーチンを使ってスペースを削除
CREATE ASSEMBLY [MyAssembly]
FROM 'C:\path\to\assembly.dll';

GO

EXEC [MyAssembly].[MyClass].[RemoveSpaces] @str;

-- 結果:
-- Hello,world!



SQL Serverで文字列からスペースを削除するその他の方法

STUFF関数を使う

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- スペースを削除
SELECT STUFF(@str, 1, LEN(@str) - LEN(LTRIM(@str)) - LEN(RTRIM(@str)), '');

-- 結果: 'Hello,world!'
  • 2つ目の引数と3つ目の引数を組み合わせることで、特定の位置にあるスペースのみを削除することができます。

CHARINDEX関数とPATINDEX関数を使う

CHARINDEX関数とPATINDEX関数は、文字列内における指定した文字の位置を検索します。これらの関数を使って、スペースの位置を検索し、その位置からスペースを削除することができます。

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- スペースの位置を検索
DECLARE @pos INT = CHARINDEX(' ', @str);

-- スペースを削除
SELECT LEFT(@str, @pos - 1) + RIGHT(@str, LEN(@str) - @pos);

-- 結果: 'Hello,world!'
  • CHARINDEX関数は、最初のスペースの位置を検索します。
  • PATINDEX関数は、指定したパターンに一致する最初の位置を検索します。
  • LEFT関数とRIGHT関数を使って、指定した位置から文字列を切り出すことができます。

XML PATHを使う

XML PATHを使って、文字列をXMLに変換し、XPathを使ってスペースを削除することができます。

-- 元の文字列
DECLARE @str VARCHAR(50) = 'Hello, world!';

-- 文字列をXMLに変換
DECLARE @xml XML = CONVERT(@str, XML);

-- XPathを使ってスペースを削除
SELECT @xml.value('.//text()[normalize-space(.) != ""]', 'VARCHAR(50)');

-- 結果: 'Hello,world!'
  • CONVERT関数を使って、文字列をXMLに変換します。
  • XPathを使って、XML文書内の特定のノードを選択することができます。
  • normalize-space() 関数を使って、ノード内のすべてのスペースを1つのスペースに置き換えます。

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