Android SQLite 行更新方法

2024-09-22

AndroidでSQLiteの特定の行を更新する

AndroidのSQLiteデータベースで特定の行を更新する方法を日本語で説明します。

必要なクラスとメソッド

  • update: 特定の行を更新するメソッドです。
  • ContentValues: 更新する値を格納します。
  • SQLiteDatabase: データベースへのアクセスを提供します。

コード例

// データベースへのアクセスを取得
SQLiteDatabase db = helper.getWritableDatabase();

// 更新する値をContentValuesに設定
ContentValues values = new ContentValues();
values.put("column1", "new_value1");
values.put("column2", "new_value2");

// WHERE句で更新する行を指定
String whereClause = "id = ?";
String[] whereArgs = {"123"}; // idが123の行を更新

// updateメソッドで更新を実行
int rowsUpdated = db.update("table_name", values, whereClause, whereArgs);

// 更新された行数をチェック
if (rowsUpdated > 0) {
    // 更新が成功しました
} else {
    // 更新に失敗しました
}

コード解説

  1. データベースへのアクセスを取得: helper.getWritableDatabase() でデータベースへの書き込み可能なアクセスを取得します。
  2. 更新する値を設定: ContentValues オブジェクトに更新したいカラム名と新しい値を設定します。
  3. WHERE句を指定: whereClause にWHERE句の条件を、whereArgs にWHERE句のパラメータを指定します。この例では、id が123の行を更新します。
  4. updateメソッドを実行: db.update() メソッドで更新を実行します。戻り値は更新された行数です。
  5. 更新結果をチェック: 更新された行数を確認して、更新が成功したかどうかを判断します。

注意:

  • id は更新する行を識別するためのカラムです。
  • column1column2 は更新したいカラムの名前です。
  • table_name は更新したいテーブルの名前です。



コード例

SQLiteDatabase db = helper.getWritableDatabase();

ContentValues values = new ContentValues();
values.put("column1", "new_value1");
values.put("column2", "new_value2");

String whereClause = "id = ?";
String[] whereArgs = {"123"};

int rowsUpdated = db.update("table_name", values, whereClause, whereArgs);

詳しい解説

  1. データベースへのアクセス:

  2. 更新する値の設定:

    • ContentValues values = new ContentValues();
      • ContentValues オブジェクトはキー-値ペアで更新する値を格納します。
    • values.put("column1", "new_value1");
      • column1 というカラムに "new_value1" という値を設定します。
  3. WHERE句の指定:

    • String whereClause = "id = ?";
      • whereClause はWHERE句の条件を文字列で指定します。
      • ? はプレースホルダーで、後から値をバインドします。
    • String[] whereArgs = {"123"};
      • whereArgs はWHERE句のプレースホルダーにバインドする値の配列です。
      • この例では、id"123" という値をバインドします。
  4. 更新の実行:




SQL文を使用する

  • rawQueryメソッド: SQL文を実行し、結果セットを取得します。
  • execSQLメソッド: 直接SQL文を実行します。
// SQL文を使用して更新
String sql = "UPDATE table_name SET column1 = ?, column2 = ? WHERE id = ?";
db.execSQL(sql, new String[]{"new_value1", "new_value2", "123"});

// SQL文を使用して更新し、結果セットを取得
Cursor cursor = db.rawQuery(sql, new String[]{"new_value1", "new_value2", "123"});
if (cursor.moveToFirst()) {
    // 更新が成功しました
}
cursor.close();

SQLiteStatementオブジェクトを使用する

  • executeUpdateDeleteメソッド: 更新または削除を実行します。
  • bindStringメソッド: プレースホルダーに文字列をバインドします。
  • compileStatementメソッド: SQL文をコンパイルします。
// SQLiteStatementオブジェクトを使用して更新
SQLiteStatement stmt = db.compileStatement("UPDATE table_name SET column1 = ?, column2 = ? WHERE id = ?");
stmt.bindString(1, "new_value1");
stmt.bindString(2, "new_value2");
stmt.bindLong(3, 123);
int rowsUpdated = stmt.executeUpdateDelete();

ContentProviderを使用する

  • updateメソッド: ContentProviderの更新メソッドを使用します。
// ContentProviderを使用して更新
Uri uri = ContentUris.withAppendedId(CONTENT_URI, 123);
ContentValues values = new ContentValues();
values.put("column1", "new_value1");
values.put("column2", "new_value2");
int rowsUpdated = getContentResolver().update(uri, values, null, null);

それぞれの方法の利点と欠点:

  • ContentProvider:
    • アプリケーション間のデータ共有が可能。
    • 複雑な実装が必要になる場合がある。
  • SQLiteStatementオブジェクト:
    • プレースホルダーを使用して安全にSQL文を実行できる。
    • 複雑なSQL文の場合、可読性が低下する可能性がある。
  • rawQueryメソッド:
    • SQL文を実行し、結果セットを取得できる。
    • SQLインジェクションのリスクがある。
  • execSQLメソッド:
    • シンプルで使いやすい。

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