[初心者向け] SQLAlchemy で filter() メソッドを使って非NULL値を操作する方法
SQLAlchemy で filter() メソッドを使って非NULL値に基づいて値をフィルタリングする方法
例
以下の例では、users テーブルから name が NULL ではないすべてのユーザーをフィルタリングする方法を示します。
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
users = session.query(User).filter(User.name.is_not_null())
for user in users:
print(user.name)
このコードはまず、sqlite:///example.db という名前の SQLite データベースに接続するエンジンを作成します。 次に、Session クラスを作成して、データベースとのセッションを作成します。
次に、User テーブルからすべてのユーザーを選択するクエリを作成します。 filter() メソッドを使って、name カラムが NULL ではないユーザーのみを含むようにクエリを絞り込みます。
最後に、for ループを使って、クエリ結果を反復処理し、各ユーザーの名前を印刷します。
users = session.query(User).filter(
User.name.is_not_null(),
User.email == "[email protected]"
)
users = session.query(User).filter(User.name.is_not_null()).order_by(User.name)
filter() メソッドは、SQLAlchemy で非NULL値に基づいて値をフィルタリングするための強力なツールです。 このガイドで説明した例を参考に、さまざまな条件に基づいてクエリ結果を絞り込むことができます。
ユーザーテーブルの作成
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy import Column, Integer, String
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Base = declarative_base()
class User(Base):
__tablename__ = "users"
id = Column(Integer, primary_key=True)
name = Column(String(255), nullable=False)
email = Column(String(255))
Base.metadata.create_all(engine)
このコードは、users という名前のテーブルを作成します。 このテーブルには、id、name、email という 3 つのカラムがあります。 name カラムは NULL 値を許さず、email カラムは NULL 値を許します。
非NULL値に基づいてユーザーをフィルタリング
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from app import User
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
# name が NULL ではないすべてのユーザーをフィルタリング
users = session.query(User).filter(User.name.is_not_null())
# name が NULL ではないかつ email が "[email protected]" であるすべてのユーザーをフィルタリング
users = session.query(User).filter(
User.name.is_not_null(),
User.email == "[email protected]"
)
# name が NULL ではないユーザーを昇順に並べ替えて表示
users = session.query(User).filter(User.name.is_not_null()).order_by(User.name)
for user in users:
print(user.name)
このコードは、3 つの異なる方法で filter() メソッドを使ってユーザーをフィルタリングする方法を示します。
その他
このサンプルコードは、filter() メソッドを使って非NULL値に基づいて値をフィルタリングする方法を基本的な例で示しています。 SQLAlchemy は、より複雑な条件に基づいてクエリ結果を絞り込むためのさまざまな方法を提供しています。 詳細については、SQLAlchemy のドキュメントを参照してください。
注意事項
- このサンプルコードは、SQLite データベースを使用しています。他のデータベースを使用する場合は、接続文字列を変更する必要があります。
- このサンプルコードは、Python 3.7 を使用しています。他の Python バージョンを使用する場合は、コードをそれに合わせて変更する必要があります。
SQLAlchemy で filter() メソッド以外を使って非NULL値に基づいて値をフィルタリングする方法
coalesce() 関数は、引数リストの最初の非NULL値を返します。 この関数は、NULL 値を処理する必要がある場合に役立ちます。
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from app import User
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
# name が NULL ではないすべてのユーザーをフィルタリング
users = session.query(User).filter(coalesce(User.name, "") != "")
for user in users:
print(user.name)
このコードは、coalesce() 関数を使って name カラムが NULL ではないユーザーのみを含むようにクエリを絞り込みます。 coalesce() 関数は、空文字列を NULL 値の代替値として使用します。
利点:
- シンプルで分かりやすい
filter()メソッドよりも非効率的な場合がある
case() 式は、条件に基づいてさまざまな値を返す式です。 この式は、複雑な条件に基づいて値をフィルタリングする必要がある場合に役立ちます。
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from app import User
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
# name が NULL ではないすべてのユーザーをフィルタリング
users = session.query(User).filter(
case(User.name.is_not_null(), User.name, ""),
User.email == "[email protected]"
)
for user in users:
print(user.name)
- 複雑な条件に基づいて値をフィルタリングできる
サブクエリは、別のクエリの結果を返すクエリです。 サブクエリは、複雑な条件に基づいて値をフィルタリングする必要がある場合に役立ちます。
from sqlalchemy import create_engine
from sqlalchemy.orm import sessionmaker
from app import User
engine = create_engine("sqlite:///example.db")
Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()
# name が NULL ではないすべてのユーザーをフィルタリング
subquery = session.query(User.id).filter(User.name.is_not_null())
users = session.query(User).filter(User.id.in_(subquery))
for user in users:
print(user.name)
filter() メソッド以外にも、SQLAlchemy で非NULL値に基づいて値をフィルタリングする方法がいくつかあります。 各方法にはそれぞれ利点と欠点があるため、状況に応じて適切な方法を選択する必要があります。
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