Android SQLite not equal | データ検索 | 条件指定 | サンプルコード

2024-04-02

本記事では、Android SQLite における "not equal" 演算子の構文について、分かりやすく解説します。

"not equal" 演算子は、2つの値が等しくないことを表す演算子です。SQL では != 記号で表されます。

例えば、name 列の値が "John" と等しくないレコードをすべて抽出したい場合は、以下のクエリを使用します。

SELECT * FROM users WHERE name != 'John';

このクエリは、name 列が "John" 以外のすべてのレコードを返します。

複数の条件との組み合わせ

"not equal" 演算子は、他の演算子と組み合わせて使用することができます。例えば、age 列が 20 歳以上で、gender 列が "male" ではないレコードを抽出したい場合は、以下のクエリを使用します。

SELECT * FROM users WHERE age >= 20 AND gender != 'male';

このクエリは、age 列が 20 以上で、gender 列が "male" 以外すべてのレコードを返します。

NULL 値との比較

SELECT * FROM users WHERE email != NULL;

注意点

"not equal" 演算子は、文字列、数値、日付など、あらゆるデータ型に使用できます。しかし、データ型が異なる場合は、比較結果が予期せぬものになる可能性があります。

例えば、age 列が数値型で、name 列が文字列型の場合、以下のクエリは常に FALSE を返します。

SELECT * FROM users WHERE age != 'John';

これは、age 列と name 列のデータ型が異なるためです。比較を行う前に、データ型を統一する必要があります。

まとめ

"not equal" 演算子は、Android SQLite において、特定の条件に一致するレコードを抽出する際に役立つ演算子です。構文を理解し、データ型に注意しながら、データ検索や更新に活用しましょう。




public class MainActivity extends AppCompatActivity {

    private SQLiteDatabase db;

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);
        setContentView(R.layout.activity_main);

        // データベースを開く
        db = openOrCreateDatabase("my_database", MODE_PRIVATE, null);

        // テーブルを作成する
        db.execSQL("CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER)");

        // データを挿入する
        db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"John", "20"});
        db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"Mary", "25"});
        db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"Alice", null});

        // "name" 列が "John" と等しくないレコードをすべて抽出する
        Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT * FROM users WHERE name != ?", new String[] {"John"});

        // カーソルをループして結果を表示する
        while (cursor.moveToNext()) {
            int id = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("id"));
            String name = cursor.getString(cursor.getColumnIndex("name"));
            int age = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("age"));

            Log.d("MainActivity", "id: " + id + ", name: " + name + ", age: " + age);
        }

        // カーソルを閉じる
        cursor.close();

        // データベースを閉じる
        db.close();
    }
}

このコードは、users テーブルという名前のテーブルを作成し、3つのレコードを挿入します。その後、name 列が "John" と等しくないレコードをすべて抽出します。

実行結果は、以下のようになります。

D/MainActivity: id: 2, name: Mary, age: 25
D/MainActivity: id: 3, name: Alice, age: null

このように、"not equal" 演算子を使用して、特定の条件に一致するレコードを抽出することができます。




Android SQLite における "not equal" 演算子の代替方法

<> 演算子は、!= 演算子と同等の機能を持ちます。つまり、2つの値が等しくないことを表します。

SELECT * FROM users WHERE name <> 'John';

NOT 演算子は、式の論理的な否定を表します。

SELECT * FROM users WHERE NOT name = 'John';

CASE 式は、条件に応じて異なる値を返す式です。

SELECT * FROM users
WHERE CASE
    WHEN name = 'John' THEN FALSE
    ELSE TRUE
END;

サブクエリを使用して、not equal 演算子の機能を実現することができます。

SELECT * FROM users
WHERE id NOT IN (
    SELECT id FROM users WHERE name = 'John'
);
  • シンプルなクエリの場合は、!= 演算子または <> 演算子を使用するのが最も簡単です。
  • より複雑なクエリの場合は、NOT 演算子、CASE 式、またはサブクエリを使用する必要があります。

Android SQLite における "not equal" 演算子には、いくつかの代替方法があります。どの方法を使用するべきかは、状況によって異なります。


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【初心者向け】T-SQL != と <> の使い分け

<>: 1980年代から存在する、歴史のある演算子!=: SQL Server 2008で導入された比較的新しい演算子<>: 見た目的に分かりにくく、初心者には誤解を招きやすい!=: プログラミング言語でよく使われる記号で、読みやすい!=: わずかに高速