Android SQLite not equal | データ検索 | 条件指定 | サンプルコード
本記事では、Android SQLite における "not equal" 演算子の構文について、分かりやすく解説します。
"not equal" 演算子は、2つの値が等しくないことを表す演算子です。SQL では !=
記号で表されます。
例えば、name
列の値が "John" と等しくないレコードをすべて抽出したい場合は、以下のクエリを使用します。
SELECT * FROM users WHERE name != 'John';
このクエリは、name
列が "John" 以外のすべてのレコードを返します。
複数の条件との組み合わせ
"not equal" 演算子は、他の演算子と組み合わせて使用することができます。例えば、age
列が 20 歳以上で、gender
列が "male" ではないレコードを抽出したい場合は、以下のクエリを使用します。
SELECT * FROM users WHERE age >= 20 AND gender != 'male';
このクエリは、age
列が 20 以上で、gender
列が "male" 以外すべてのレコードを返します。
NULL 値との比較
SELECT * FROM users WHERE email != NULL;
注意点
"not equal" 演算子は、文字列、数値、日付など、あらゆるデータ型に使用できます。しかし、データ型が異なる場合は、比較結果が予期せぬものになる可能性があります。
例えば、age
列が数値型で、name
列が文字列型の場合、以下のクエリは常に FALSE
を返します。
SELECT * FROM users WHERE age != 'John';
これは、age
列と name
列のデータ型が異なるためです。比較を行う前に、データ型を統一する必要があります。
まとめ
"not equal" 演算子は、Android SQLite において、特定の条件に一致するレコードを抽出する際に役立つ演算子です。構文を理解し、データ型に注意しながら、データ検索や更新に活用しましょう。
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
private SQLiteDatabase db;
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
// データベースを開く
db = openOrCreateDatabase("my_database", MODE_PRIVATE, null);
// テーブルを作成する
db.execSQL("CREATE TABLE IF NOT EXISTS users (id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, age INTEGER)");
// データを挿入する
db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"John", "20"});
db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"Mary", "25"});
db.execSQL("INSERT INTO users (name, age) VALUES (?, ?)", new String[] {"Alice", null});
// "name" 列が "John" と等しくないレコードをすべて抽出する
Cursor cursor = db.rawQuery("SELECT * FROM users WHERE name != ?", new String[] {"John"});
// カーソルをループして結果を表示する
while (cursor.moveToNext()) {
int id = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("id"));
String name = cursor.getString(cursor.getColumnIndex("name"));
int age = cursor.getInt(cursor.getColumnIndex("age"));
Log.d("MainActivity", "id: " + id + ", name: " + name + ", age: " + age);
}
// カーソルを閉じる
cursor.close();
// データベースを閉じる
db.close();
}
}
このコードは、users
テーブルという名前のテーブルを作成し、3つのレコードを挿入します。その後、name
列が "John" と等しくないレコードをすべて抽出します。
実行結果は、以下のようになります。
D/MainActivity: id: 2, name: Mary, age: 25
D/MainActivity: id: 3, name: Alice, age: null
このように、"not equal" 演算子を使用して、特定の条件に一致するレコードを抽出することができます。
Android SQLite における "not equal" 演算子の代替方法
<>
演算子は、!=
演算子と同等の機能を持ちます。つまり、2つの値が等しくないことを表します。
SELECT * FROM users WHERE name <> 'John';
NOT
演算子は、式の論理的な否定を表します。
SELECT * FROM users WHERE NOT name = 'John';
CASE
式は、条件に応じて異なる値を返す式です。
SELECT * FROM users
WHERE CASE
WHEN name = 'John' THEN FALSE
ELSE TRUE
END;
サブクエリを使用して、not equal
演算子の機能を実現することができます。
SELECT * FROM users
WHERE id NOT IN (
SELECT id FROM users WHERE name = 'John'
);
- シンプルなクエリの場合は、
!=
演算子または<>
演算子を使用するのが最も簡単です。 - より複雑なクエリの場合は、
NOT
演算子、CASE
式、またはサブクエリを使用する必要があります。
Android SQLite における "not equal" 演算子には、いくつかの代替方法があります。どの方法を使用するべきかは、状況によって異なります。
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