PostgreSQLのパフォーマンス監視ツール比較:pgBadger vs pgMonitor
PostgreSQLクエリの実行時間を取得する方法
EXPLAINおよびEXPLAIN ANALYZEコマンド
EXPLAINおよびEXPLAIN ANALYZEコマンドは、クエリの执行计划と統計情報を表示します。この情報を使用して、クエリのパフォーマンスのボトルネックを特定することができます。
EXPLAIN [ANALYZE] SELECT * FROM customers;
出力結果には、各ステップの実行時間 (total_time) が含まれます。
pg_stat_statementsビュー
SELECT * FROM pg_stat_statements WHERE query = 'SELECT * FROM customers';
pg_stat_activityビュー
pg_stat_activityビューには、現在実行されているすべてのセッションに関する情報が格納されています。このビューを使用して、各セッションが実行しているクエリのIDと、そのクエリの実行時間を取得することができます。
SELECT * FROM pg_stat_activity WHERE pid = (SELECT pid FROM pg_stat_statements WHERE query = 'SELECT * FROM customers');
パフォーマンス監視ツール
PostgreSQLには、pgBadgerやpgMonitorなどのパフォーマンス監視ツールが用意されています。これらのツールを使用して、クエリのパフォーマンスを継続的に監視し、問題が発生したときにアラートを生成することができます。
最適な方法を選択する
使用する方法は、ニーズによって異なります。特定のクエリの詳細なパフォーマンス分析が必要な場合は、EXPLAINまたはEXPLAIN ANALYZEコマンドを使用します。クエリの全体的なパフォーマンスを監視する場合は、pg_stat_statementsビューまたはパフォーマンス監視ツールを使用します。
- 上記の例では、
customers
というテーブルを使用しています。使用するテーブル名に合わせてクエリを変更してください。
EXPLAIN [ANALYZE] SELECT * FROM customers;
このコードは、customers
テーブルに対するSELECTクエリの执行计划と統計情報を表示します。出力結果には、各ステップの実行時間 (total_time) が含まれます。
SELECT * FROM pg_stat_statements WHERE query = 'SELECT * FROM customers';
SELECT * FROM pg_stat_activity WHERE pid = (SELECT pid FROM pg_stat_statements WHERE query = 'SELECT * FROM customers');
このコードは、SELECT * FROM customers
クエリを実行しているセッションのIDと、そのクエリの平均実行時間を取得します。
pgBadgerやpgMonitorなどのパフォーマンス監視ツールを使用して、クエリのパフォーマンスを継続的に監視することができます。これらのツールは、コマンドラインインターフェースまたはWebインターフェースを使用して使用することができます。
使用例
以下の例は、pgBadgerを使用して、customers
テーブルに対するSELECTクエリの平均実行時間を取得する方法を示しています。
pgbadger -d postgres -t 10 -s 'SELECT * FROM customers'
このコマンドは、10秒ごとにデータベースをサンプリングし、SELECT * FROM customers
クエリの平均実行時間を表示します。
注意事項
- 上記の例は、PostgreSQL 14.0を使用しています。使用するバージョンによって、コマンドやオプションが異なる場合があります。
SET statement_timing
パラメータをON
に設定すると、すべてのクエリの総実行時間がログに記録されます。
SET statement_timing = ON;
ログには、次のような情報が含まれます。
statement: SELECT * FROM customers
total_time: 10.23 ms
pg_query_cost拡張モジュール
pg_query_cost拡張モジュールは、クエリの詳細な実行時間情報を提供します。このモジュールを使用すると、各クエリステップの実行時間、CPU使用量、およびメモリー使用量などを取得することができます。
EXPLAIN VERBOSEコマンド
クライアントライブラリ
どの方法を選択するべきですか?
使用する方法は、ニーズによって異なります。
- クエリの詳細なパフォーマンス分析が必要な場合は、EXPLAIN VERBOSEコマンドまたはpg_query_cost拡張モジュールを使用します。
- クエリの全体的なパフォーマンスを監視する場合は、SET statement_timingパラメータまたはpgBadgerなどのパフォーマンス監視ツールを使用します。
- 特定のクライアントライブラリを使用している場合は、そのライブラリに用意されている関数やメソッドを使用します。
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