MariaDB の COLUMNS テーブルを使いこなしてデータベーススキーマをマスターしよう

2024-04-02

MariaDBにおけるInformation Schema COLUMNSテーブルの列タイプ解説

COLUMNSテーブルには、以下の重要な列タイプがあります。

  • COLUMN_NAME: 列名
  • DATA_TYPE: データ型
  • CHARACTER_MAXIMUM_LENGTH: 文字列データの場合の最大文字数
  • NUMERIC_PRECISION: 数値データの場合の精度
  • NUMERIC_SCALE: 数値データの場合の小数点以下の桁数
  • IS_NULLABLE: NULL値を許容するかどうか
  • COLUMN_DEFAULT: デフォルト値
  • COLUMN_KEY: 主キー、ユニークキー、外部キーなどの列キー情報
  • EXTRA: その他の情報

各列タイプの詳細

以下、各列タイプの詳細について説明します。

  • IS_NULLABLE: NULL値を許容するかどうかです。
    • YES: NULL値を許容する
    • NO: NULL値を許容しない
  • COLUMN_KEY: 主キー、ユニークキー、外部キーなどの列キー情報です。
    • PRI: 主キー
    • UNI: ユニークキー
    • MUL: 外部キー

COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関する情報を取得するのに役立ちます。例えば、以下の情報を取得することができます。

  • 特定のテーブルのすべての列名
  • 特定の列のデータ型
  • 特定の列のデフォルト値
  • NULL値を許容する列

COLUMNSテーブルは、データベーススキーマを理解したり、変更したりする際に役立ちます。




# すべてのテーブルのすべての列名を取得する

SELECT TABLE_NAME, COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS;

# 特定のテーブルのすべての列名を取得する

SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name';

# 特定の列のデータ型を取得する

SELECT DATA_TYPE
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_NAME = 'your_column_name';

# 特定の列のデフォルト値を取得する

SELECT COLUMN_DEFAULT
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_NAME = 'your_column_name';

# NULL値を許容する列を取得する

SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND IS_NULLABLE = 'YES';

# 主キー列を取得する

SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_KEY = 'PRI';

これらのサンプルコードは、COLUMNSテーブルの使用方法のほんの一例です。COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関するさまざまな情報を取得するために使用できます。




COLUMNSテーブルの情報を取得する他の方法

MariaDBクライアントツールを使用して、COLUMNSテーブルの内容を直接表示することができます。

# MariaDBクライアントに接続する

mysql -u root -p

# COLUMNSテーブルの内容を表示する

SELECT * FROM information_schema.COLUMNS;

データベース管理ツール

MySQL Workbenchなどのデータベース管理ツールを使用して、COLUMNSテーブルの内容をGUIで表示することができます。

プログラミング言語

PythonやJavaなどのプログラミング言語を使用して、COLUMNSテーブルにアクセスし、情報を取得することができます。

COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関する情報を取得するのに役立ちます。上記のサンプルコードやその他の方法を参考に、COLUMNSテーブルを活用して、データベーススキーマを理解したり、変更したりしてください。


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