MariaDB の COLUMNS テーブルを使いこなしてデータベーススキーマをマスターしよう
MariaDBにおけるInformation Schema COLUMNSテーブルの列タイプ解説
COLUMNSテーブルには、以下の重要な列タイプがあります。
- COLUMN_NAME: 列名
- DATA_TYPE: データ型
- CHARACTER_MAXIMUM_LENGTH: 文字列データの場合の最大文字数
- NUMERIC_PRECISION: 数値データの場合の精度
- NUMERIC_SCALE: 数値データの場合の小数点以下の桁数
- IS_NULLABLE: NULL値を許容するかどうか
- COLUMN_DEFAULT: デフォルト値
- COLUMN_KEY: 主キー、ユニークキー、外部キーなどの列キー情報
- EXTRA: その他の情報
各列タイプの詳細
以下、各列タイプの詳細について説明します。
- IS_NULLABLE: NULL値を許容するかどうかです。
- YES: NULL値を許容する
- NO: NULL値を許容しない
- COLUMN_KEY: 主キー、ユニークキー、外部キーなどの列キー情報です。
- PRI: 主キー
- UNI: ユニークキー
- MUL: 外部キー
COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関する情報を取得するのに役立ちます。例えば、以下の情報を取得することができます。
- 特定のテーブルのすべての列名
- 特定の列のデータ型
- 特定の列のデフォルト値
- NULL値を許容する列
COLUMNSテーブルは、データベーススキーマを理解したり、変更したりする際に役立ちます。
# すべてのテーブルのすべての列名を取得する
SELECT TABLE_NAME, COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS;
# 特定のテーブルのすべての列名を取得する
SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name';
# 特定の列のデータ型を取得する
SELECT DATA_TYPE
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_NAME = 'your_column_name';
# 特定の列のデフォルト値を取得する
SELECT COLUMN_DEFAULT
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_NAME = 'your_column_name';
# NULL値を許容する列を取得する
SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND IS_NULLABLE = 'YES';
# 主キー列を取得する
SELECT COLUMN_NAME
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_NAME = 'your_table_name'
AND COLUMN_KEY = 'PRI';
これらのサンプルコードは、COLUMNSテーブルの使用方法のほんの一例です。COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関するさまざまな情報を取得するために使用できます。
COLUMNSテーブルの情報を取得する他の方法
MariaDBクライアントツールを使用して、COLUMNSテーブルの内容を直接表示することができます。
# MariaDBクライアントに接続する
mysql -u root -p
# COLUMNSテーブルの内容を表示する
SELECT * FROM information_schema.COLUMNS;
データベース管理ツール
MySQL Workbenchなどのデータベース管理ツールを使用して、COLUMNSテーブルの内容をGUIで表示することができます。
プログラミング言語
PythonやJavaなどのプログラミング言語を使用して、COLUMNSテーブルにアクセスし、情報を取得することができます。
COLUMNSテーブルは、データベーススキーマに関する情報を取得するのに役立ちます。上記のサンプルコードやその他の方法を参考に、COLUMNSテーブルを活用して、データベーススキーマを理解したり、変更したりしてください。
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