MariaDBでFOR XML PATH('')を使ってCSVファイルを作成する方法
MariaDBのサブクエリで結果セットをCSV文字列に変換する方法
CONCAT_WS()
関数は、複数の文字列を指定された区切り文字で連結することができます。この関数を使って、結果セットの各列をカンマで区切ってCSV文字列を作成することができます。
SELECT CONCAT_WS(',', column1, column2, column3)
FROM table_name;
この例では、table_name
テーブルの column1
、column2
、column3
列をカンマで区切ってCSV文字列を作成します。
GROUP_CONCAT()
関数は、グループ化された結果セットの各グループの値を連結することができます。この関数を使って、グループごとにCSV文字列を作成することができます。
SELECT GROUP_CONCAT(column1, ',')
FROM table_name
GROUP BY column2;
FOR XML PATH('')
関数は、結果セットをXML形式に変換することができます。このXML形式を、XSLTを使ってCSV形式に変換することができます。
SELECT column1, column2, column3
FROM table_name
FOR XML PATH('');
外部ライブラリを使う
MariaDBには、結果セットをCSV形式に変換するための外部ライブラリがいくつか用意されています。これらのライブラリを使うと、より簡単にCSV文字列を作成することができます。
MariaDBのサブクエリで結果セットをCSV文字列に変換するには、いくつかの方法があります。上記の方法の中から、ニーズに合った方法を選択してください。
補足
- 上記の例では、カンマを区切り文字として使用していますが、他の文字列を使用することもできます。
- 空白の列を無視したい場合は、
TRIM()
関数を使って空白を除去してからCSV文字列を作成することができます。 - 文字列にカンマが含まれている場合、
CONCAT_WS()
関数は二重引用符で囲んでくれます。
CONCAT_WS() 関数を使う
-- テーブル employees から名前、役職、給与を取得
SELECT CONCAT_WS(',', name, title, salary)
FROM employees;
-- 出力例
-- John Doe,Manager,100000
-- Jane Doe,Engineer,80000
GROUP_CONCAT() 関数を使う
-- 部門ごとに従業員の名前をカンマで区切って取得
SELECT department, GROUP_CONCAT(name, ',')
FROM employees
GROUP BY department;
-- 出力例
-- Sales,John Doe,Jane Doe
-- Marketing,Susan Smith,Michael Jones
FOR XML PATH('') 関数を使う
-- テーブル employees から名前、役職、給与を取得
SELECT column1, column2, column3
FROM table_name
FOR XML PATH('');
-- 出力例
-- <row><column1>John Doe</column1><column2>Manager</column2><column3>100000</column3></row>
-- <row><column1>Jane Doe</column1><column2>Engineer</column2><column3>80000</column3></row>
外部ライブラリを使う
-- 外部ライブラリ csv_util を使用
SELECT csv_util.to_csv(column1, column2, column3)
FROM table_name;
-- 出力例
-- "John Doe","Manager",100000
-- "Jane Doe","Engineer",80000
MariaDBのサブクエリで結果セットをCSV文字列に変換する他の方法
SELECT REPLACE(column1, ',', ' ') || ',' ||
REPLACE(column2, ',', ' ') || ',' ||
REPLACE(column3, ',', ' ')
FROM table_name;
SELECT SUBSTRING_INDEX(column1, ',', 1) || ',' ||
SUBSTRING_INDEX(column2, ',', 1) || ',' ||
SUBSTRING_INDEX(column3, ',', 1)
FROM table_name;
User Defined Function (UDF) を使う
MariaDBでは、UDFを作成して、独自の関数を使用することができます。UDFを使って、結果セットをCSV形式に変換する関数を作成することができます。
CREATE FUNCTION csv_string(column1 VARCHAR(255), column2 VARCHAR(255), column3 VARCHAR(255))
RETURNS VARCHAR(255)
BEGIN
RETURN CONCAT_WS(',', column1, column2, column3);
END;
SELECT csv_string(column1, column2, column3)
FROM table_name;
この例では、csv_string
という名前のUDFを作成し、CONCAT_WS()
関数を使って結果セットをCSV形式に変換します。
補足
- 文字列にカンマが含まれている場合、
REPLACE()
関数やSUBSTRING_INDEX()
関数を使って、カンマを別の文字列に置き換える必要があります。
mariadb