PostgreSQLシーケンスの値を手動で変更する:pgAdmin、psql、PL/pgSQLの活用方法

2024-05-31

PostgreSQLでシーケンスを手動で変更する方法

PostgreSQLでは、シーケンスと呼ばれるオブジェクトを使用して、テーブルの列に自動的に採番される値を生成することができます。シーケンスは、データベース内で一意の識別子を作成するために役立ちます。

シーケンスは、通常、CREATE SEQUENCEコマンドを使用して作成されます。このコマンドには、シーケンスの名前、開始値、および増分値を指定するオプションが含まれます。

シーケンスを作成したら、NEXTVAL関数を使用して、シーケンスの次の値を取得できます。この関数は、シーケンスの名前を単一の引数として取ります。

シーケンスの値を手動で変更したい場合は、SETVAL関数を使用できます。この関数には、シーケンスの名前と新しい値を指定するオプションが含まれます。

手動でシーケンスを変更するシナリオ

シーケンスを手動で変更する必要がある場合があります。たとえば、次のような場合です。

  • データベースを復元している場合、シーケンスの値を元の値と一致させる必要がある場合があります。
  • シーケンスの増分値を誤って設定してしまった場合、修正する必要があります。
  • 特定の値をシーケンスの次の値として使用したい場合。

警告

シーケンスの値を手動で変更する際は注意が必要です。シーケンスの値を変更すると、既存のデータに整合性問題が発生する可能性があります。シーケンスの値を変更する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。

次の例では、mysequenceという名前のシーケンスの値を100に変更する方法を示します。

SELECT setval('mysequence', 100);

この例では、mysequenceシーケンスの次の値は101になります。

DDLを使用したシーケンスの変更

シーケンスの値を変更するもう 1 つの方法は、DDL (Data Definition Language) を使用することです。DDLを使用して、シーケンスの開始値、増分値、および現在の値を変更できます。

ALTER SEQUENCE mysequence
   RESTART WITH 50
   INCREMENT BY 10
   SETVAL 100;

PostgreSQLでは、SETVAL関数またはDDLを使用して、シーケンスの値を手動で変更できます。シーケンスの値を変更する際は注意が必要です。シーケンスの値を変更する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。




    PostgreSQLでシーケンスを手動で変更する - サンプルコード

    SETVAL関数を使用したシーケンスの値の変更

    SELECT setval('mysequence', 100);
    

    DDLを使用したシーケンスの変更

    次のコードは、DDLを使用して、mysequenceシーケンスの開始値、増分値、および現在の値を変更する方法を示しています。

    ALTER SEQUENCE mysequence
       RESTART WITH 50
       INCREMENT BY 10
       SETVAL 100;
    

    シーケンスの現在の値を取得する

    SELECT currval('mysequence');
    

    シーケンスの次の値を取得する

    SELECT nextval('mysequence');
    

    説明

    • 上記のコード例は、PostgreSQL 14.2でテストされています。
    • シーケンスの名前は、実際のシーケンスの名前に置き換える必要があります。
    • 値は、必要に応じて変更できます。

    注意事項

    • シーケンスの値を変更する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。



    PostgreSQL でシーケンスを手動で変更するその他の方法

    pgAdmin は、PostgreSQL データベースを管理するためのグラフィカルツールです。pgAdmin を使用して、シーケンスのプロパティを表示および編集できます。

    シーケンスの値を変更するには、次の手順に従います。

    1. pgAdmin でデータベースに接続します。
    2. オブジェクトブラウザで、シーケンスを変更するシーケンスを探します。
    3. シーケンスを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
    4. 「一般」タブで、「開始値」フィールドと「増分値」フィールドの値を変更します。
    5. 「現在値」フィールドの値を変更して、シーケンスの現在の値を明示的に設定することもできます。
    6. 「変更を保存」をクリックして、変更を保存します。

    psql コマンドラインツールを使用する

    psql は、PostgreSQL データベースと対話するためのコマンドラインツールです。psql を使用して、SETVAL 関数または DDL コマンドを使用してシーケンスの値を変更できます。

    上記で説明した SETVAL 関数と DDL コマンドの例を参照してください。

    カスタム PL/pgSQL 関数を使用する

    より複雑なシーケンスの変更が必要な場合は、カスタム PL/pgSQL 関数を作成できます。PL/pgSQL 関数を使用して、シーケンスの値を計算したり、他のデータベース操作を実行したりできます。


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    ALTER SEQUENCE コマンドと TRUNCATE コマンドの詳細解説

    この方法は、シーケンスの名前と現在の値を知る必要があります。シーケンスの現在の値を取得する。ALTER SEQUENCE コマンドを使用して、シーケンスを現在の値にリセットする。例この方法は、テーブルのデータをすべて削除してから、シーケンスを1から再起動します。