SQLクエリとDESCRIBEコマンドを使いこなせ!Oracle列名フェッチの教科書
Oracleで列名をフェッチするSQLクエリ
方法1:ALL_TAB_COLUMNSビューを使用する
ALL_TAB_COLUMNSビューは、すべてのユーザー表の列に関する情報を格納するOracleのビューです。このビューを使用して、特定の表の列名をフェッチするには、次のクエリを使用します。
SELECT column_name
FROM ALL_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'YOUR_TABLE_NAME';
このクエリは、YOUR_TABLE_NAME
テーブルのすべての列名を返します。列名の代わりに、データ型、長さ、その他の情報を含む列を選択することもできます。
SELECT column_name, data_type, data_length
FROM ALL_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'YOUR_TABLE_NAME';
方法2:DESCRIBEコマンドを使用する
DESCRIBEコマンドは、テーブルの構造に関する情報を表示するために使用されるOracleの組み込みコマンドです。このコマンドを使用して、特定の表の列名をフェッチするには、次のコマンドを使用します。
DESCRIBE YOUR_TABLE_NAME;
このコマンドは、YOUR_TABLE_NAME
テーブルの列名、データ型、長さ、その他の情報を表示します。
補足
- 上記のクエリとコマンドは、大文字と小文字を区別します。
- 複数の列名をフェッチするには、カンマ区切りで列名を指定します。
- 条件に一致する列名がない場合は、クエリまたはコマンドは空の結果セットを返します。
例
EMPLOYEESというテーブルの列名をフェッチするには、次のクエリを使用します。
SELECT column_name
FROM ALL_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'EMPLOYEES';
このクエリは次の結果を返します。
EMPLOYEE_ID
FIRST_NAME
LAST_NAME
DEPARTMENT_ID
SALARY
HIRE_DATE
DESCRIBEコマンドを使用してEMPLOYEESテーブルの列名をフェッチするには、次のコマンドを使用します。
DESCRIBE EMPLOYEES;
このコマンドは次の出力を表示します。
Name Type Length Nullable
------------------------------------ ----------- -------- --------
EMPLOYEE_ID NUMBER(4) NOT NULL
FIRST_NAME VARCHAR2(50) NOT NULL
LAST_NAME VARCHAR2(50) NOT NULL
DEPARTMENT_ID NUMBER(4) NOT NULL
SALARY NUMBER(8,2) NOT NULL
HIRE_DATE DATE NOT NULL
これらの例は、Oracleデータベースから列名をフェッチする方法を示しています。ニーズに合った方法を選択してください。
方法1:ALL_TAB_COLUMNSビューを使用する
import cx_Oracle
# データベースに接続
connection = cx_Oracle.connect('user/password@database')
# カーソルを取得
cursor = connection.cursor()
# 列名をフェッチする
cursor.execute("""
SELECT column_name
FROM ALL_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'EMPLOYEES'
""")
# 結果をフェッチ
columns = cursor.fetchall()
# 各列名を印刷
for column in columns:
print(column[0])
# データベースを閉じる
connection.close()
方法2:DESCRIBEコマンドを使用する
import cx_Oracle
# データベースに接続
connection = cx_Oracle.connect('user/password@database')
# カーソルを取得
cursor = connection.cursor()
# 列名をフェッチする
cursor.execute("DESCRIBE EMPLOYEES")
# 結果をフェッチ
columns = cursor.fetchall()
# 各列名を印刷
for column in columns:
print(column[0])
# データベースを閉じる
connection.close()
このサンプルコードは、Pythonとcx_Oracleライブラリを使用してOracleデータベースに接続し、列名をフェッチする方法を示しています。他の言語やライブラリを使用する場合は、それに応じてコードを変更する必要があります。
説明
このサンプルコードは以下の処理を実行します。
- Oracleデータベースに接続します。
- カーソルを取得します。
ALL_TAB_COLUMNS
ビューまたはDESCRIBE
コマンドを使用して、EMPLOYEES
テーブルの列名をフェッチします。- 結果をフェッチします。
- 各列名を印刷します。
- データベースを閉じます。
注意点
- このコードは、Oracleデータベースに接続するための基本的な例です。本番環境で使用するには、適切なエラー処理とセキュリティ対策を追加する必要があります。
- cx_Oracleライブラリは、Oracleデータベースとやり取りするためのPythonライブラリです。このライブラリを使用するには、インストールする必要があります。
Oracleで列名をフェッチするその他の方法
SELECT column_name
FROM USER_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'YOUR_TABLE_NAME';
このクエリは、YOUR_TABLE_NAME
テーブルのすべての列名を返します。
SELECT column_name
FROM DBA_TAB_COLUMNS
WHERE table_name = 'YOUR_TABLE_NAME';
このクエリは、YOUR_TABLE_NAME
テーブルのすべての列名を返します。ただし、このビューにアクセスするには、DBAロールが付与されている必要があります。
SELECT column_name
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE table_name = 'YOUR_TABLE_NAME';
方法6:SQL Developerのデータビューアを使用する
SQL Developerは、Oracleデータベースを管理するためのグラフィカルツールです。SQL Developerを使用して、列名をフェッチするには、次の手順を実行します。
- オブジェクトブラウザで、列名をフェッチする表を見つけます。
- 表を右クリックし、「データビューアを開く」を選択します。
- 「列」タブをクリックします。
この方法を使用すると、列名だけでなく、データ型、長さ、その他の情報も表示できます。
Oracleで列名をフェッチするには、さまざまな方法があります。ニーズに合った方法を選択してください。
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