DROP TABLE と TRUNCATE TABLE の違い - SQL Server と Sybase

2024-04-06

SQL Server と Sybase における DROP TABLE と TRUNCATE TABLE の違い

データの削除方法

  • DROP TABLE:
    • テーブル構造とデータの両方を完全に削除します。
    • 削除されたデータは復元できません。
    • 空白のテーブルは作成されません。
  • TRUNCATE TABLE:
    • テーブル内のすべてのデータを削除しますが、テーブル構造は保持します。
    • 空白のテーブルが残ります。

トランザクションログへの影響

  • DROP TABLE:
    • トランザクションログに記録されます。
    • ロールバックを使用して元に戻すことができます。

実行速度

  • DROP TABLE:
    • 一般的に、TRUNCATE TABLE よりも時間がかかります。
    • テーブルサイズが大きいほど、差が大きくなります。

使用例

  • DROP TABLE:
    • 不要になったテーブルを完全に削除する場合に使用します。
    • テーブル構造を変更する場合に使用します。
  • TRUNCATE TABLE:
    • テーブル内のデータを定期的に削除する場合に使用します。
    • テーブルデータをテスト用に初期化する必要がある場合に使用します。

その他の注意点

  • DROP TABLE は、FOREIGN KEY 制約によって参照されているテーブルを削除することはできません。
  • TRUNCATE TABLE は、IDENTITY 列の値をリセットしません。



-- DROP TABLE

USE AdventureWorks2019;

DROP TABLE Person.Contact;

-- TRUNCATE TABLE

USE AdventureWorks2019;

TRUNCATE TABLE Person.Address;



SQL Server と Sybase でテーブルのデータを削除するその他の方法

DELETE ステートメントは、テーブルから特定の行を削除するために使用できます。 WHERE 句を使用して、削除する行を指定できます。

USE AdventureWorks2019;

DELETE FROM Person.Contact
WHERE LastName = 'Smith';

BULK DELETE ステートメントは、テーブルから大量のデータを効率的に削除するために使用できます。

USE AdventureWorks2019;

BULK DELETE FROM Person.Address
FROM 'C:\Temp\AddressToDelete.csv'
WITH (FIELDTERMINATOR = ',');

TRUNCATE TABLE と DELETE ステートメントは、どちらもテーブルのデータを削除するために使用できますが、いくつかの重要な違いがあります。

  • TRUNCATE TABLE は、テーブル内のすべてのデータを削除しますが、DELETE ステートメントは、WHERE 句で指定された行のみを削除します。
  • TRUNCATE TABLE はトランザクションログに記録されませんが、DELETE ステートメントはトランザクションログに記録されます。
  • TRUNCATE TABLE は一般的に DELETE ステートメントよりも高速です。

DROP TABLE、TRUNCATE TABLE、DELETE ステートメントは、それぞれ異なる方法でテーブルのデータを削除するために使用されます。 それぞれの違いを理解して、状況に応じて使い分けることが重要です。


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