【保存版】sqliteデータベースの操作をマスターしよう!検索・置換でデータを賢く更新

2024-06-12

SQLiteデータベースを検索と置換クエリで更新する方法

手順:

  1. 置換対象となる値を特定する:

    • 検索対象となる列と値を明確にします。
    • ワイルドカード文字 (*) を使用して、部分一致検索を行うこともできます。
  2. 置換後の値を準備する:

    • 新しい値を準備します。
    • 値の型が一致していることを確認してください。
    • 以下の構文を使用します。
UPDATE テーブル名
SET 列名 = 新しい値
WHERE 検索条件;

例:

UPDATE 顧客情報
SET 氏名 = "山田 花子"
WHERE 氏名 = "田中 太郎";

このクエリは、顧客情報テーブルの氏名列で田中 太郎となっている全ての値を山田 花子に置き換えます。

注意事項:

  • 間違えるとデータが消失する可能性があるため、操作前に必ずバックアップを取るようにしてください。
  • 複数の列を同時に更新したい場合は、,(コンマ) で区切って列名を列挙できます。
  • より複雑な検索条件を作成するには、ANDORNOTなどの論理演算子を使用できます。

補足:

  • 上記は基本的な例であり、状況に応じて様々なバリエーションが考えられます。

代替方法:

  • GUI ツールを使用する: SQLiteStudioやDB Browser for SQLiteなどのツールを使用すると、視覚的に操作することができます。



  • データベース: sample.db
  • テーブル: 顧客情報
  • 列:
    • id (主キー)
    • 氏名
    • メールアドレス
  • 検索対象: 氏名 = 田中 太郎
  • 置換後:
    • 氏名: 山田 花子

コード:

-- 1. データベースに接続する
PRAGMA foreign_keys = ON;
CREATE TABLE IF NOT EXISTS 顧客情報 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  氏名 TEXT NOT NULL,
  メールアドレス TEXT NOT NULL
);

INSERT INTO 顧客情報 (氏名, メールアドレス) VALUES ("田中 太郎", "[email protected]");

-- 2. 検索と置換を実行する
UPDATE 顧客情報
SET 氏名 = "山田 花子",
    メールアドレス = "[email protected]"
WHERE 氏名 = "田中 太郎";

-- 3. 変更を確認する
SELECT * FROM 顧客情報;

説明:

  1. PRAGMA foreign_keys = ON;: 外部キー制約を有効にします。
  2. CREATE TABLE IF NOT EXISTS ...: テーブルが存在しない場合は作成します。
  3. INSERT INTO ...: サンプルデータを挿入します。
  4. UPDATE ...: 対象レコードを更新します。
  5. SELECT ...: 更新結果を確認します。

ポイント:

  • 実際の操作では、データベースファイルのパスやテーブル名などを適宜置き換えてください。
  • エラーが発生した場合は、ログを確認して原因を特定してください。



SQLiteデータベースを更新するその他の方法

Pythonなどのプログラミング言語を使用する:

  • SQLiteライブラリを使用することで、より柔軟で複雑な操作を実行できます。
  • データベース操作をプログラムに組み込むことができます。
  • 既存のコードを流用したり、ライブラリが提供する豊富な機能を活用したりできます。
import sqlite3

# データベースに接続
conn = sqlite3.connect('sample.db')
cursor = conn.cursor()

# 検索と置換を実行
cursor.execute("UPDATE 顧客情報 SET 氏名 = '山田 花子', メールアドレス = '[email protected]' WHERE 氏名 = '田中 太郎'")

# 変更をコミット
conn.commit()

# データベースを閉じる
conn.close()

SQLを実行できるGUIツールを使用する:

  • 視覚的に操作できるため、初心者でも使いやすいです。
  • テーブル構造の確認、データの挿入・編集・削除、クエリの実行などが可能です。

シェルスクリプトを使用する:

  • sqlite3コマンドをシェルスクリプトから実行することで、データベース操作を自動化できます。
  • 定期的なデータ更新処理などに役立ちます。
  • スクリプト言語の知識が必要となります。
#!/bin/bash

# データベースに接続
sqlite3 sample.db << EOF

-- 検索と置換を実行
UPDATE 顧客情報 SET 氏名 = '山田 花子', メールアドレス = '[email protected]' WHERE 氏名 = '田中 太郎';

-- 変更をコミット
COMMIT;

EOF

Webブラウザを使用する:

  • SQLiteをサポートするWebブラウザ拡張機能を使用すると、ブラウザ上でデータベースを操作できます。
  • データベースファイルがブラウザ上で動作するため、インストール不要で利用できます。
  • 機能が限られている場合があることに注意が必要です。

それぞれの方法のメリットとデメリット:

方法メリットデメリット
プログラミング言語柔軟性が高いプログラミング知識が必要
GUIツール使いやすい機能が限られている場合がある
シェルスクリプト自動化できるスクリプト言語の知識が必要
Webブラウザインストール不要機能が限られている場合がある

sql sqlite sql-update


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