【保存版】sqliteデータベースの操作をマスターしよう!検索・置換でデータを賢く更新
SQLiteデータベースを検索と置換クエリで更新する方法
手順:
置換対象となる値を特定する:
- 検索対象となる列と値を明確にします。
- ワイルドカード文字 (*) を使用して、部分一致検索を行うこともできます。
置換後の値を準備する:
- 新しい値を準備します。
- 値の型が一致していることを確認してください。
- 以下の構文を使用します。
UPDATE テーブル名
SET 列名 = 新しい値
WHERE 検索条件;
例:
UPDATE 顧客情報
SET 氏名 = "山田 花子"
WHERE 氏名 = "田中 太郎";
このクエリは、顧客情報
テーブルの氏名
列で田中 太郎
となっている全ての値を山田 花子
に置き換えます。
注意事項:
- 間違えるとデータが消失する可能性があるため、操作前に必ずバックアップを取るようにしてください。
- 複数の列を同時に更新したい場合は、
,
(コンマ) で区切って列名を列挙できます。 - より複雑な検索条件を作成するには、
AND
、OR
、NOT
などの論理演算子を使用できます。
補足:
- 上記は基本的な例であり、状況に応じて様々なバリエーションが考えられます。
代替方法:
- GUI ツールを使用する: SQLiteStudioやDB Browser for SQLiteなどのツールを使用すると、視覚的に操作することができます。
- データベース:
sample.db
- テーブル:
顧客情報
- 列:
id
(主キー)氏名
メールアドレス
- 検索対象:
氏名
=田中 太郎
- 置換後:
氏名
:山田 花子
コード:
-- 1. データベースに接続する
PRAGMA foreign_keys = ON;
CREATE TABLE IF NOT EXISTS 顧客情報 (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
氏名 TEXT NOT NULL,
メールアドレス TEXT NOT NULL
);
INSERT INTO 顧客情報 (氏名, メールアドレス) VALUES ("田中 太郎", "[email protected]");
-- 2. 検索と置換を実行する
UPDATE 顧客情報
SET 氏名 = "山田 花子",
メールアドレス = "[email protected]"
WHERE 氏名 = "田中 太郎";
-- 3. 変更を確認する
SELECT * FROM 顧客情報;
説明:
PRAGMA foreign_keys = ON;
: 外部キー制約を有効にします。CREATE TABLE IF NOT EXISTS ...
: テーブルが存在しない場合は作成します。INSERT INTO ...
: サンプルデータを挿入します。UPDATE ...
: 対象レコードを更新します。SELECT ...
: 更新結果を確認します。
ポイント:
- 実際の操作では、データベースファイルのパスやテーブル名などを適宜置き換えてください。
- エラーが発生した場合は、ログを確認して原因を特定してください。
SQLiteデータベースを更新するその他の方法
Pythonなどのプログラミング言語を使用する:
- SQLiteライブラリを使用することで、より柔軟で複雑な操作を実行できます。
- データベース操作をプログラムに組み込むことができます。
- 既存のコードを流用したり、ライブラリが提供する豊富な機能を活用したりできます。
import sqlite3
# データベースに接続
conn = sqlite3.connect('sample.db')
cursor = conn.cursor()
# 検索と置換を実行
cursor.execute("UPDATE 顧客情報 SET 氏名 = '山田 花子', メールアドレス = '[email protected]' WHERE 氏名 = '田中 太郎'")
# 変更をコミット
conn.commit()
# データベースを閉じる
conn.close()
SQLを実行できるGUIツールを使用する:
- 視覚的に操作できるため、初心者でも使いやすいです。
- テーブル構造の確認、データの挿入・編集・削除、クエリの実行などが可能です。
シェルスクリプトを使用する:
sqlite3
コマンドをシェルスクリプトから実行することで、データベース操作を自動化できます。- 定期的なデータ更新処理などに役立ちます。
- スクリプト言語の知識が必要となります。
#!/bin/bash
# データベースに接続
sqlite3 sample.db << EOF
-- 検索と置換を実行
UPDATE 顧客情報 SET 氏名 = '山田 花子', メールアドレス = '[email protected]' WHERE 氏名 = '田中 太郎';
-- 変更をコミット
COMMIT;
EOF
Webブラウザを使用する:
- SQLiteをサポートするWebブラウザ拡張機能を使用すると、ブラウザ上でデータベースを操作できます。
- データベースファイルがブラウザ上で動作するため、インストール不要で利用できます。
- 機能が限られている場合があることに注意が必要です。
それぞれの方法のメリットとデメリット:
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
プログラミング言語 | 柔軟性が高い | プログラミング知識が必要 |
GUIツール | 使いやすい | 機能が限られている場合がある |
シェルスクリプト | 自動化できる | スクリプト言語の知識が必要 |
Webブラウザ | インストール不要 | 機能が限られている場合がある |
sql sqlite sql-update