INSERT INTO SELECT vs INSERT vs SELECT 速度対決の勝者は...

2024-04-02

INSERT INTO SELECT クエリが非常に遅い場合がある。一方、INSERTSELECT を個別に実行すると、どちらも高速に動作する。

原因:

INSERT INTO SELECT は、2つの独立した操作 (SELECTINSERT) を1つのクエリにまとめたものです。このため、個別に実行するよりも処理が重くなる場合があります。

主な原因は以下の3つです。

  1. データ量の増加: INSERT INTO SELECT は、SELECT で取得したすべてのデータを新しいテーブルに挿入するため、データ量が多いと処理に時間がかかります。
  2. インデックスの更新: 新しいデータが挿入されると、関連するインデックスも更新されます。インデックスの数が多いほど、更新処理に時間がかかります。
  3. 一時テーブルの使用: 場合によっては、INSERT INTO SELECT は処理速度を上げるために一時テーブルを使用します。しかし、一時テーブルの作成とデータの読み書きには時間がかかります。

解決策:

データ量を減らす:

  • WHERE 句を使って、必要なデータのみを SELECT する。
  • LIMIT 句を使って、取得するデータ件数を制限する。

インデックスを見直す:

  • 使用していないインデックスは削除する。

一時テーブルの使用を避ける:

  • INSERT INTO ... SELECT ... FROM ... の代わりに、INSERT INTO ... (列名, ...) VALUES ... を使用する。
  • データ量が少なければ、INSERTSELECT を個別に実行する。

その他の解決策:

  • データベースの接続設定を見直す。
  • クエリを最適化する。
  • ハードウェアをアップグレードする。

補足:

上記の解決策は一般的なものであり、具体的な状況によって最適な方法は異なります。問題解決のためには、個々の状況に合わせて原因を分析し、適切な解決策を検討する必要があります。




以下のクエリは、products テーブルから category_id が 1 のすべてのデータを new_products テーブルに挿入します。

INSERT INTO new_products
SELECT *
FROM products
WHERE category_id = 1;

このクエリは、データ量が多い場合や、products テーブルにインデックスが少ない場合、非常に遅くなる可能性があります。

以下の解決策は、WHERE 句を使ってデータ量を減らし、インデックスを使って処理速度を上げるものです。

-- データ量を減らす
INSERT INTO new_products
SELECT *
FROM products
WHERE category_id = 1
AND price > 1000;

-- インデックスを利用する
CREATE INDEX idx_category_id ON products (category_id);

INSERT INTO new_products
SELECT *
FROM products
WHERE category_id = 1;



INSERT INTO SELECT を高速化するその他の方法

LOAD DATA INFILE は、CSV ファイルなどの外部ファイルからデータを直接テーブルに読み込むコマンドです。INSERT INTO SELECT よりも高速に動作する場合があります。

バッファリングを使用する

INSERT 処理をバッファリングすることで、データベースへのアクセス回数を減らし、処理速度を向上させることができます。

並列処理を使用する

複数の CPU コアを使って処理を並列化することで、処理速度を向上させることができます。

ストアドプロシージャは、データベースサーバー上で実行されるプログラムです。INSERT INTO SELECT 処理をストアドプロシージャとして記述することで、処理速度を向上させることができます。

データベースのチューニングを行う

データベースの設定やインデックスを見直すことで、処理速度を向上させることができます。

上記の方法は、データベースの種類や状況によって使い方が異なります。具体的な方法は、データベースのドキュメントなどを参照してください。

問題解決のためには、個々の状況に合わせて原因を分析し、適切な解決策を検討することが重要です。


sql database mariadb


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