IS NULL演算子とIS NOT NULL演算子の使い分け

MySQLでカラムが空またはNULLかどうかを確認する方法

• 空の列 は、値が割り当てられていないことを意味します。
• NULL値 は、値が存在しないことを意味します。

カラムが空またはNULLかどうかを確認するには、以下の方法があります。

IS NULL演算子を使用する

SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 IS NULL;

このクエリは、カラム名がNULL値であるすべての行を返します。

SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 IS NOT NULL;

COALESCE関数を使用する

SELECT COALESCE(カラム名, 'デフォルト値') FROM テーブル名;

CASE式を使用する

SELECT CASE WHEN カラム名 IS NULL THEN '空' ELSE カラム名 END FROM テーブル名;

SELECT IFNULL(カラム名, 'デフォルト値') FROM テーブル名;

例

以下の例では、usersテーブルのnameカラムが空またはNULLかどうかを確認します。

-- IS NULL演算子を使用する
SELECT * FROM users WHERE name IS NULL;

-- IS NOT NULL演算子を使用する
SELECT * FROM users WHERE name IS NOT NULL;

-- COALESCE関数を使用する
SELECT COALESCE(name, '匿名') FROM users;

-- CASE式を使用する
SELECT CASE WHEN name IS NULL THEN '空' ELSE name END FROM users;

-- IFNULL関数を使用する
SELECT IFNULL(name, '匿名') FROM users;

• すべてのNULL値を取得したい場合は、IS NULL演算子を使用します。
• NULL値の場合にデフォルト値を表示したい場合は、COALESCE関数またはIFNULL関数を使用します。
• NULL値と空の列を区別したい場合は、CASE式を使用します。

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- データ挿入
INSERT INTO users (name) VALUES ('John Doe');
INSERT INTO users (name) VALUES (NULL);

-- IS NULL演算子を使用する
SELECT * FROM users WHERE name IS NULL;

-- 結果
-- id | name
-- -- | --
-- 2 | NULL

-- IS NOT NULL演算子を使用する
SELECT * FROM users WHERE name IS NOT NULL;

-- 結果
-- id | name
-- -- | --
-- 1 | John Doe

-- COALESCE関数を使用する
SELECT COALESCE(name, '匿名') FROM users;

-- 結果
-- name
-- --
-- John Doe
-- 匿名

-- CASE式を使用する
SELECT CASE WHEN name IS NULL THEN '空' ELSE name END FROM users;

-- 結果
-- name
-- --
-- John Doe
-- 空

-- IFNULL関数を使用する
SELECT IFNULL(name, '匿名') FROM users;

-- 結果
-- name
-- --
-- John Doe
-- 匿名

このサンプルコードを実行すると、以下の結果が出力されます。

-- IS NULL演算子を使用する

id | name
-- | --
2 | NULL

-- IS NOT NULL演算子を使用する

id | name
-- | --
1 | John Doe

-- COALESCE関数を使用する

name
--
John Doe
匿名

-- CASE式を使用する

name
--
John Doe
空

-- IFNULL関数を使用する

name
--
John Doe
匿名

このサンプルコードを参考に、ご自身の状況に合わせてコードを修正してください。

=演算子を使用する

SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 = '';

LENGTH()関数を使用する

SELECT * FROM テーブル名 WHERE LENGTH(カラム名) = 0;

TRIM()関数を使用する

SELECT * FROM テーブル名 WHERE TRIM(カラム名) = '';

SELECT COUNT(*) FROM テーブル名 WHERE カラム名 IS NULL;

これらの方法は、上記の4つの方法よりも効率が劣ることがあります。

注意:

• =演算子を使用する方法は、空の文字列("")とNULL値を区別できません。
• LENGTH()関数とTRIM()関数を使用する方法は、空白文字のみを含む列には有効ではありません。
• COUNT()関数を使用する方法は、NULL値のみをカウントします。