T-SQLで各行にランダムな数値を生成するコード例
T-SQLで各行にランダムな数値を生成する方法
問題: T-SQLのSELECT文で、各行にランダムな数値を生成したい。
解決方法:
SQL Serverでは、RAND()
関数を用いてランダムな数値を生成することができます。これをSELECT文の各行で呼び出すことで、各行に異なるランダムな数値を生成できます。
例:
SELECT
ID,
Name,
RAND() AS RandomNumber
FROM
YourTable;
解説:
SELECT
: SELECT文で、必要な列を指定します。RAND()
:RAND()
関数を呼び出して、ランダムな数値を生成します。AS RandomNumber
: 生成したランダムな数値をエイリアス「RandomNumber」で指定します。FROM
: テーブル名を指定します。
RAND()
関数は、各行で呼び出されるため、各行に異なるランダムな数値が生成されます。- 同じクエリを再実行すると、異なるランダムな数値が生成されます。
- 常に同じランダムな数値を生成したい場合は、
RAND(SEED)
関数を使用し、シード値を指定します。
SQL Server 2000での注意点:
SQL Server 2000では、RAND()
関数の挙動が異なる場合があります。具体的には、クエリの実行ごとに同じランダムな数値が生成される可能性があります。この問題を回避するには、NEWID()
関数を使用してランダムなGUIDを生成し、その値をRAND()
関数のシード値として使用することができます。
SELECT
ID,
Name,
RAND(CAST(NEWID() AS int)) AS RandomNumber
FROM
YourTable;
SELECT
ID,
Name,
RAND() AS RandomNumber
FROM
YourTable;
RAND()
関数を使用して、各行でランダムな数値を生成します。
同じランダムな数値を生成する場合:
SELECT
ID,
Name,
RAND(12345) AS RandomNumber
FROM
YourTable;
RAND(SEED)
関数を使用し、シード値を指定することで、常に同じランダムな数値を生成します。
SQL Server 2000での回避策:
SELECT
ID,
Name,
RAND(CAST(NEWID() AS int)) AS RandomNumber
FROM
YourTable;
NEWID()
関数を使用してランダムなGUIDを生成し、その値をRAND()
関数のシード値として使用することで、SQL Server 2000でも各行に異なるランダムな数値を生成します。
SELECT
ID,
Name,
CHECKSUM(NEWID()) AS RandomNumber
FROM
YourTable;
CHECKSUM
関数を使い、ランダムなGUIDのハッシュ値を生成します。
CRYPT_GEN_RANDOM関数を使用:
SELECT
ID,
Name,
CRYPT_GEN_RANDOM(4) AS RandomNumber
FROM
YourTable;
CRYPT_GEN_RANDOM
関数を使用して、指定されたバイト数のランダムなバイナリデータを生成します。これを整数に変換して使用することもできます。
ユーザー定義関数を使用:
CREATE FUNCTION dbo.GenerateRandomNumber()
RETURNS INT
AS
BEGIN
RETURN RAND() * 10000; -- 0から9999までのランダムな整数
END
SELECT
ID,
Name,
dbo.GenerateRandomNumber() AS RandomNumber
FROM
YourTable;
- ユーザー定義関数を作成し、その中でランダムな数値を生成します。これにより、複雑なロジックや条件を組み込むことができます。
これらの方法は、RAND()
関数以外の方法でランダムな数値を生成するものです。具体的な使用状況や要件に応じて、適切な方法を選択してください。
注意:
CHECKSUM
関数やCRYPT_GEN_RANDOM
関数は、より強力なランダム性を提供する可能性があります。- ユーザー定義関数は、複雑なロジックや条件を組み込むことができますが、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
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