PostgreSQLで制約を駆使してテーブルデータを完全管理！変更方法から注意点まで徹底解説

2024-05-21

PostgreSQLで制約を変更する方法

このチュートリアルでは、PostgreSQLで既存のテーブル制約を変更する方法について説明します。制約とは、テーブル内のデータの整合性を保つために定義されるルールです。主な制約の種類は以下の通りです。

NOT NULL: 列に値が入力必須であることを指定します。
UNIQUE: 列の値がユニークであることを指定します。
PRIMARY KEY: 主キー列を指定します。
FOREIGN KEY: リファレンシャル整合性を保つために、別のテーブルの列を参照する列を指定します。

制約の変更

PostgreSQLでは、ALTER TABLEコマンドを使用して既存のテーブル制約を変更することができます。このコマンドには、さまざまなオプションがあり、制約を追加、削除、変更することができます。

制約を追加するには、ADD CONSTRAINTオプションを使用します。

ALTER TABLE table_name
ADD CONSTRAINT constraint_name constraint_definition;

例：usersテーブルにemail列にNOT NULL制約を追加する場合

ALTER TABLE users
ADD CONSTRAINT email_not_null NOT NULL email;

ALTER TABLE table_name
DROP CONSTRAINT constraint_name;

ALTER TABLE users
DROP CONSTRAINT email_not_null;

制約を変更するには、まず制約を削除してから、新しい制約を追加する必要があります。

例：

ALTER TABLE users
DROP CONSTRAINT email_not_null;

ALTER TABLE users
ADD CONSTRAINT email_unique UNIQUE email;

注意事項

制約を変更する前に、その変更がデータに与える影響を考慮する必要があります。
一部の制約は、他の制約と依存関係がある場合があります。そのような制約を変更する場合は、関連する制約も変更する必要があります。
制約を変更すると、データの整合性が損なわれる可能性があります。変更を加える前に、必ずテーブルをバックアップしておいてください。

PostgreSQL制約変更のサンプルコード

現在の制約

CREATE TABLE users (
  id serial PRIMARY KEY,
  email varchar(255) NOT NULL UNIQUE,
  name varchar(255)
);

このテーブルのemail列には、以下の制約があります。

NOT NULL: 値がNULLであってはならない
UNIQUE: すべての値が一意である必要がある

email列のUNIQUE制約を削除し、CHECK制約を追加します。このCHECK制約は、email列の値が有効なメールアドレス形式であることを確認します。

ALTER TABLE users
DROP CONSTRAINT email_unique;

ALTER TABLE users
ADD CONSTRAINT check_email CHECK (email LIKE '%@%');

変更後の制約

CREATE TABLE users (
  id serial PRIMARY KEY,
  email varchar(255) NOT NULL CHECK (email LIKE '%@%'),
  name varchar(255)
);

CHECK: 値が有効なメールアドレス形式である必要がある

説明

DROP CONSTRAINT: この句は、既存の制約を削除するために使用されます。email_uniqueという名前の制約を削除します。
ADD CONSTRAINT: この句は、新しい制約を追加するために使用されます。この例では、check_emailという名前のCHECK制約を追加します。
CHECK: このキーワードは、CHECK制約を定義するために使用されます。email列の値が'%@%'というパターンに一致することを確認します。これは、有効なメールアドレス形式であることを意味します。

列のデータ型を変更する
デフォルト値を変更する
制約を追加する

PostgreSQLで制約を変更するその他の方法

pgAdminを使用する

pgAdminは、PostgreSQLをグラフィカルに管理するためのツールです。pgAdminを使用して、制約を簡単に作成、削除、変更することができます。

手順:

pgAdminでデータベースに接続します。
変更する制約を含むテーブルを右クリックし、「編集」を選択します。
「制約」タブを選択します。
変更する制約を選択します。
必要に応じて、制約の定義を変更します。
「保存」をクリックします。

SQLプロンプトを使用して、制約を直接変更することもできます。

例:

-- usersテーブルのemail列のNOT NULL制約を削除
ALTER TABLE users
DROP CONSTRAINT email_not_null;

-- usersテーブルのemail列にUNIQUE制約を追加
ALTER TABLE users
ADD CONSTRAINT email_unique UNIQUE email;