MariaDBでカンマ区切りの文字列を列に分割する:SPLIT関数、SUBSTRING_INDEX関数、REGEXP_EXTRACT関数、CASE式、ユーザー定義関数、外部ツールなど、あらゆる方法を徹底解説

2024-07-27

MariaDBでカンマ区切りの文字列を列に分割する方法

SPLIT 関数を使う

MariaDB 10.2以降では、SPLIT 関数を使ってカンマ区切りの文字列を分割できます。

SELECT
  id,
  SPLIT(column_name, ',') AS split_column
FROM table_name;

この例では、table_name テーブルの column_name 列にあるカンマ区切りの文字列を分割し、split_column という新しい列に結果を格納します。

SPLIT 関数は、2つの引数を受け取ります。

  • 1つ目は分割する文字列です。
  • 2つ目は区切り文字です。

この例では、2つ目の引数にカンマを指定しています。

SUBSTRING_INDEX 関数を使う

SUBSTRING_INDEX 関数を使って、カンマ区切りの文字列を分割することもできます。

SELECT
  id,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 1) AS first_column,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 2) AS second_column,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 3) AS third_column
FROM table_name;

この例では、column_name 列にあるカンマ区切りの文字列を最初の3つの部分に分割し、first_columnsecond_columnthird_column という新しい列に結果を格納します。

SUBSTRING_INDEX 関数は、3つの引数を受け取ります。

  • 3つ目は分割する部分の番号です。

この例では、3つ目の引数に1、2、3を指定して、最初の3つの部分を取得しています。

REGEXP_EXTRACT 関数を使う

REGEXP_EXTRACT 関数を使って、正規表現を使ってカンマ区切りの文字列を分割することもできます。

SELECT
  id,
  REGEXP_EXTRACT(column_name, r'(,)(.*)') AS split_column
FROM table_name;

この例では、column_name 列にあるカンマ区切りの文字列をカンマとそれ以降の部分に分割し、split_column という新しい列に結果を格納します。

REGEXP_EXTRACT 関数は、2つの引数を受け取ります。

  • 2つ目は正規表現です。

この例では、2つ目の引数に (,)(.*) という正規表現を指定しています。

この正規表現は、カンマ (,) とそれ以降の文字 (.*) をマッチングします。

外部ツールを使う

上記の方法以外にも、CSVファイルを読み込んで分割できる外部ツールを使う方法もあります。

MariaDBでカンマ区切りの文字列を列に分割するには、いくつかの方法があります。




-- テーブル作成
CREATE TABLE IF NOT EXISTS sample_table (
  id INT,
  column_name VARCHAR(255)
);

-- データ挿入
INSERT INTO sample_table (id, column_name) VALUES
  (1, 'a,b,c'),
  (2, 'd,e,f');

-- クエリ実行
SELECT
  id,
  SPLIT(column_name, ',') AS split_column
FROM sample_table;
id | split_column
------- | --------
1 | a
1 | b
1 | c
2 | d
2 | e
2 | f
-- テーブル作成
CREATE TABLE IF NOT EXISTS sample_table (
  id INT,
  column_name VARCHAR(255)
);

-- データ挿入
INSERT INTO sample_table (id, column_name) VALUES
  (1, 'a,b,c'),
  (2, 'd,e,f');

-- クエリ実行
SELECT
  id,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 1) AS first_column,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 2) AS second_column,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 3) AS third_column
FROM sample_table;

出力結果

id | first_column | second_column | third_column
------- | -------- | -------- | --------
1 | a | b | c
2 | d | e | f
-- テーブル作成
CREATE TABLE IF NOT EXISTS sample_table (
  id INT,
  column_name VARCHAR(255)
);

-- データ挿入
INSERT INTO sample_table (id, column_name) VALUES
  (1, 'a,b,c'),
  (2, 'd,e,f');

-- クエリ実行
SELECT
  id,
  REGEXP_EXTRACT(column_name, r'(,)(.*)') AS split_column
FROM sample_table;
id | split_column
------- | --------
1 | b,c
2 | e,f



CASE 式を使う

SELECT
  id,
  CASE
    WHEN column_name LIKE '%,' THEN SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 1)
    ELSE column_name
  END AS first_column,
  CASE
    WHEN column_name LIKE '%,' THEN SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 2)
    ELSE NULL
  END AS second_column
FROM sample_table;
id | first_column | second_column
------- | -------- | --------
1 | a | b
2 | d | e

ユーザー定義関数を使う

DELIMITER //

CREATE FUNCTION split_string(
  @str VARCHAR(255),
  @delimiter VARCHAR(1)
) RETURNS VARCHAR(255)
BEGIN
  DECLARE @pos INT;
  SET @pos = INSTR(@str, @delimiter);
  IF @pos > 0 THEN
    RETURN SUBSTRING(@str, 1, @pos - 1);
  ELSE
    RETURN @str;
  END IF;
END;

//

DELIMITER ;

SELECT
  id,
  split_string(column_name, ',') AS first_column,
  SUBSTRING_INDEX(column_name, ',', 2) AS second_column
FROM sample_table;
id | first_column | second_column
------- | -------- | --------
1 | a | b
2 | d | e

sql string csv



ALTER TABLE文でユニークインデックス列の値を入れ替える

方法1:UPDATE文を使用する最も簡単な方法は、UPDATE文を使用して、直接値を入れ替えることです。例:この方法では、WHERE条件で特定のレコードのみを対象に値を入れ替えることができます。方法2:CASE式を使用するCASE式を使用して、値を入れ替える条件を指定することもできます。...


標準準拠の文字列モード:PostgreSQLにおける文字列リテラルの新しいルール

文字列リテラルPostgreSQLでは、文字列リテラルは単一引用符または二重引用符で囲みます。エスケープ文字文字列リテラルの中には、特殊な意味を持つ文字があります。例えば、単一引用符は文字列の終わりを示すために使用されます。これらの特殊な文字を文字列リテラル内で使用するには、エスケープする必要があります。...


データベースインデックスの仕組みを理解するためのコード例

データベースインデクシングとは、データベース内のデータを高速に検索するための仕組みです。データベースのテーブルにインデックスを作成することで、特定の列の値に基づいてデータをすばやく検索することができます。SQL (Structured Query Language) を使用してデータベースを操作する場合、インデックスは非常に重要な役割を果たします。適切なインデックスを適切な場所に作成することで、クエリの実行時間を大幅に改善することができます。...


インデックスとは?SQLデータベースの高速化に欠かせない仕組み

インデックスを作成するメリット:クエリのパフォーマンス向上: インデックスを使用することで、テーブル全体をスキャンする代わりに、必要なデータのみを効率的に検索できます。データの重複排除: 一意のインデックスを作成することで、テーブル内に重複するデータがないことを保証できます。...


SQL Server で HashBytes を VarChar に変換するその他の方法

CAST 関数を使用するCAST 関数は、あるデータ型を別のデータ型に変換するために使用できます。 HashBytes を VarChar に変換するには、次のように CAST 関数を使用できます。この例では、HashBytes 関数は、パスワードの MD5 ハッシュをバイナリ値として返します。 CAST 関数は、このバイナリ値を 32 文字の VarChar 値に変換します。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



SQL Server Profilerを使ってSQL Serverテーブルの変更をチェックする

Change Trackingは、テーブルレベルで変更されたデータを追跡する機能です。有効にすると、どの行が挿入、更新、削除されたかを追跡できます。メリット比較的軽量な機能設定が簡単クエリで変更内容を取得できる変更されたデータの内容は追跡できない


初心者でも安心!PHPでフラットファイルデータベースを始めるためのガイド

PHPは、Web開発に広く使用されているプログラミング言語です。SQLは、データベースとのやり取りに使用される構造化照会言語です。フラットファイルデータベースは、PHPとSQLを使用して読み書きできます。軽量で高速設定と管理が簡単習得しやすい


C#/VB.NET プログラマー必見!T-SQL CAST デコードのすべて

T-SQL CAST は、データを異なるデータ型に変換する関数です。C#/VB. NET で T-SQL CAST を使用する場合、デコードが必要になることがあります。この解説では、T-SQL CAST のデコード方法について、C#/VB


データ移行ツール、クラウドサービス、オープンソースツールを使って SQL Server 2005 から MySQL へデータを移行する

このチュートリアルでは、SQL Server 2005 から MySQL へデータを移行する方法について 3 つの方法を説明します。方法 1: SQL Server Management Studio を使用方法 2: bcp コマンドを使用


Subversion を使用したデータベース構造変更のバージョン管理

データベース構造変更をバージョン管理システムで管理することは、データベースの開発と運用において非常に重要です。バージョン管理システムを使用することで、以下のメリットを得ることができます。変更履歴の追跡: 過去の変更内容を詳細に追跡することができ、どの変更が問題を引き起こしたのかを特定しやすくなります。