SQLiteで変数を使いこなす:WITH句、CASE式、サブクエリによる高度なテクニック

2024-04-02

SQLiteで変数を宣言して使用するには、いくつかの方法があります。

バインド変数は、SQLステートメント内で変数の値を動的に挿入するために使用されます。バインド変数は、?記号で表されます。

SELECT * FROM users WHERE id = ?;

この例では、?記号は、id列と比較する値を表す変数として使用されます。

バインド変数の値を設定するには、sqlite3_bind_XXX() 関数を使用します。

sqlite3_stmt *stmt;
int id = 10;

sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT * FROM users WHERE id = ?", -1, &stmt, NULL);
sqlite3_bind_int(stmt, 1, id);

sqlite3_step(stmt);

// ...

sqlite3_finalize(stmt);

この例では、id変数の値をsqlite3_bind_int()関数を使用してバインドしています。

ローカル変数は、SQLステートメント内でのみ使用できる変数です。ローカル変数は、@記号で表されます。

SELECT @name := 'John Doe';

SELECT * FROM users WHERE name = @name;

この例では、@name変数は、SELECTステートメント内でJohn Doeという値に設定されています。2番目のSELECTステートメントでは、@name変数の値を使用して、name列と比較しています。

SET @@global.timezone = 'Asia/Tokyo';

SELECT * FROM users WHERE created_at > @@global.timezone;

この例では、@@global.timezoneグローバル変数は、Asia/Tokyoという値に設定されています。2番目のSELECTステートメントでは、@@global.timezoneグローバル変数の値を使用して、created_at列と比較しています。

SQLiteで変数を宣言して使用するには、バインド変数、ローカル変数、グローバル変数の3つの方法があります。それぞれの特徴を理解して、用途に合わせて使い分けてください。




バインド変数

#include <sqlite3.h>

int main() {
  sqlite3 *db;
  sqlite3_stmt *stmt;
  int id = 10;

  // データベースを開く
  sqlite3_open("database.db", &db);

  // SQLステートメントを準備する
  sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT * FROM users WHERE id = ?", -1, &stmt, NULL);

  // バインド変数の値を設定する
  sqlite3_bind_int(stmt, 1, id);

  // ステートメントを実行する
  sqlite3_step(stmt);

  // 結果を取得する
  while (sqlite3_column_type(stmt, 0) != SQLITE_NULL) {
    printf("%s\n", sqlite3_column_text(stmt, 0));
  }

  // ステートメントをファイナライズする
  sqlite3_finalize(stmt);

  // データベースを閉じる
  sqlite3_close(db);

  return 0;
}

ローカル変数

SELECT @name := 'John Doe';

SELECT * FROM users WHERE name = @name;

このコードは、nameJohn Doeのユーザーをデータベースから検索し、結果を出力します。

グローバル変数

SET @@global.timezone = 'Asia/Tokyo';

SELECT * FROM users WHERE created_at > @@global.timezone;

このコードは、created_atAsia/Tokyoタイムゾーンよりも後のユーザーをデータベースから検索し、結果を出力します。

上記のサンプルコードは、SQLiteで変数を宣言して使用する基本的な方法を示しています。詳細は、SQLite documentation on variables を参照してください。




SQLiteで変数を宣言して使用するその他の方法

WITH句を使用して、一時的な変数を定義することができます。

WITH t AS (
  SELECT * FROM users
  WHERE age > 18
)
SELECT * FROM t;

この例では、tという一時的な変数を定義し、ageが18歳以上のユーザーを格納しています。その後、t変数を使用して、SELECTステートメントを実行しています。

CASE式を使用して、条件に基づいて値を変換することができます。

SELECT CASE
  WHEN age > 18 THEN '成人'
  ELSE '未成年'
END AS age_group
FROM users;

この例では、age列の値に基づいて、age_group列に成人または未成年という値を設定しています。

SELECT * FROM users
WHERE id IN (
  SELECT id FROM orders
  WHERE total_price > 1000
);

この例では、total_priceが1000円以上の注文を行ったユーザーのIDを取得し、usersテーブルからユーザー情報を取得しています。


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