SQLiteで変数を使いこなす:WITH句、CASE式、サブクエリによる高度なテクニック
SQLiteで変数を宣言して使用するには、いくつかの方法があります。
バインド変数は、SQLステートメント内で変数の値を動的に挿入するために使用されます。バインド変数は、?
記号で表されます。
SELECT * FROM users WHERE id = ?;
この例では、?
記号は、id
列と比較する値を表す変数として使用されます。
バインド変数の値を設定するには、sqlite3_bind_XXX()
関数を使用します。
sqlite3_stmt *stmt;
int id = 10;
sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT * FROM users WHERE id = ?", -1, &stmt, NULL);
sqlite3_bind_int(stmt, 1, id);
sqlite3_step(stmt);
// ...
sqlite3_finalize(stmt);
この例では、id
変数の値をsqlite3_bind_int()
関数を使用してバインドしています。
ローカル変数は、SQLステートメント内でのみ使用できる変数です。ローカル変数は、@
記号で表されます。
SELECT @name := 'John Doe';
SELECT * FROM users WHERE name = @name;
この例では、@name
変数は、SELECT
ステートメント内でJohn Doe
という値に設定されています。2番目のSELECT
ステートメントでは、@name
変数の値を使用して、name
列と比較しています。
SET @@global.timezone = 'Asia/Tokyo';
SELECT * FROM users WHERE created_at > @@global.timezone;
この例では、@@global.timezone
グローバル変数は、Asia/Tokyo
という値に設定されています。2番目のSELECT
ステートメントでは、@@global.timezone
グローバル変数の値を使用して、created_at
列と比較しています。
SQLiteで変数を宣言して使用するには、バインド変数、ローカル変数、グローバル変数の3つの方法があります。それぞれの特徴を理解して、用途に合わせて使い分けてください。
バインド変数
#include <sqlite3.h>
int main() {
sqlite3 *db;
sqlite3_stmt *stmt;
int id = 10;
// データベースを開く
sqlite3_open("database.db", &db);
// SQLステートメントを準備する
sqlite3_prepare_v2(db, "SELECT * FROM users WHERE id = ?", -1, &stmt, NULL);
// バインド変数の値を設定する
sqlite3_bind_int(stmt, 1, id);
// ステートメントを実行する
sqlite3_step(stmt);
// 結果を取得する
while (sqlite3_column_type(stmt, 0) != SQLITE_NULL) {
printf("%s\n", sqlite3_column_text(stmt, 0));
}
// ステートメントをファイナライズする
sqlite3_finalize(stmt);
// データベースを閉じる
sqlite3_close(db);
return 0;
}
ローカル変数
SELECT @name := 'John Doe';
SELECT * FROM users WHERE name = @name;
このコードは、name
がJohn Doe
のユーザーをデータベースから検索し、結果を出力します。
グローバル変数
SET @@global.timezone = 'Asia/Tokyo';
SELECT * FROM users WHERE created_at > @@global.timezone;
このコードは、created_at
がAsia/Tokyo
タイムゾーンよりも後のユーザーをデータベースから検索し、結果を出力します。
上記のサンプルコードは、SQLiteで変数を宣言して使用する基本的な方法を示しています。詳細は、SQLite documentation on variables を参照してください。
SQLiteで変数を宣言して使用するその他の方法
WITH句を使用して、一時的な変数を定義することができます。
WITH t AS (
SELECT * FROM users
WHERE age > 18
)
SELECT * FROM t;
この例では、t
という一時的な変数を定義し、age
が18歳以上のユーザーを格納しています。その後、t
変数を使用して、SELECTステートメントを実行しています。
CASE式を使用して、条件に基づいて値を変換することができます。
SELECT CASE
WHEN age > 18 THEN '成人'
ELSE '未成年'
END AS age_group
FROM users;
この例では、age
列の値に基づいて、age_group
列に成人
または未成年
という値を設定しています。
SELECT * FROM users
WHERE id IN (
SELECT id FROM orders
WHERE total_price > 1000
);
この例では、total_price
が1000円以上の注文を行ったユーザーのIDを取得し、users
テーブルからユーザー情報を取得しています。
sql sqlite variables