スクリプト自動化を加速!PostgreSQLコマンドラインパラメータの徹底解説

2024-04-12

PostgreSQL: コマンドラインからパラメータを渡す方法

方法

パラメータを渡す方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の2つです。

psqlコマンドの-vオプション

-vオプションは、キー=値形式でパラメータを指定することができます。

psql -v param1=value1 -v param2=value2 database_name

この例では、param1param2という2つのパラメータを、それぞれvalue1value2という値に設定して、database_nameというデータベースに接続しています。

SQLクエリ内のプレースホルダ

SQLクエリ内に$記号で始まるプレースホルダを記述し、コマンドラインから値を渡すことができます。

psql database_name -c "SELECT * FROM table WHERE id = $1" 10

この例では、tableテーブルからidが10であるレコードを検索するクエリを実行しています。クエリ内の$1というプレースホルダには、コマンドラインで渡された10という値が代入されます。

  • 複数のパラメータを渡す場合は、-vオプションを複数回指定することができます。
  • プレースホルダは、$1のように番号で指定することも、$param1のように名前で指定することもできます。

コマンドラインからパラメータを渡すことで、以下のような操作を実行することができます。

  • 特定の条件に合致するデータを検索する
  • データを更新する
  • レポートを作成する

これらの操作をスクリプト化することで、自動化を実現することができます。

PostgreSQLコマンドラインからパラメータを渡す方法は、さまざまな操作を動的に実行するために非常に便利な機能です。上記の解説を参考に、ぜひ活用してみてください。




psqlコマンドの-vオプション

# ユーザー情報を取得するスクリプト

# コマンドラインからユーザーIDを受け取る
psql -v user_id=123 database_name -f get_user_info.sql

# get_user_info.sql
SELECT *
FROM users
WHERE id = $user_id;

SQLクエリ内のプレースホルダ

# 特定の年齢以上のユーザー情報を取得するスクリプト

# コマンドラインから年齢を受け取る
psql database_name -c "SELECT * FROM users WHERE age >= $1" 20

# 出力例
# id | name | age
# --- | ---- | ----
# 123 | 山田太郎 | 25
# 456 | 佐藤花子 | 32

複数のパラメータ

# 商品情報を更新するスクリプト

# コマンドラインから商品IDと価格を受け取る
psql -v product_id=123 -v price=1000 database_name -f update_product.sql

# update_product.sql
UPDATE products
SET price = $price
WHERE id = $product_id;

補足

  • 上記のサンプルコードは、PostgreSQL 15.1をベースにしています。
  • スクリプトを実行する前に、必要な権限を持っていることを確認してください。



PostgreSQLコマンドラインからパラメータを渡すその他の方法

環境変数を使用してパラメータを渡すことができます。

# 環境変数にパラメータを設定
export PGUSER=postgres
export PGPASSWORD=password

# コマンドラインでデータベースに接続
psql database_name

この例では、PGUSERPGPASSWORDという環境変数に、データベース接続に必要なユーザー名とパスワードを設定しています。

# 設定ファイル(~/.psqlrc)
host = localhost
port = 5432
database = my_database
username = postgres
password = password

# コマンドラインでデータベースに接続
psql

この例では、~/.psqlrcという設定ファイルに、データベース接続に必要な情報を記述しています。

プログラム

PythonやGoなどのプログラミング言語を使用して、パラメータを渡すプログラムを作成することができます。

import psycopg2

# コマンドラインからパラメータを受け取る
param1 = input("パラメータ1を入力してください: ")
param2 = input("パラメータ2を入力してください: ")

# データベースに接続
conn = psycopg2.connect(
    database="my_database",
    user="postgres",
    password="password",
)

# クエリを実行
cursor = conn.cursor()
cursor.execute("SELECT * FROM table WHERE param1 = %s AND param2 = %s", (param1, param2))

# 結果を表示
for row in cursor:
    print(row)

# 接続を閉じる
cursor.close()
conn.close()

この例では、Pythonを使用して、コマンドラインから受け取ったパラメータを元にデータベースを検索するプログラムを作成しています。

コマンドラインからパラメータを渡す方法は、目的に応じて最適な方法を選択する必要があります。上記の解説を参考に、ぜひ使い分けてみてください。


postgresql parameters


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