「2019-10-30」を「10/30/2019」に変換する方法 (MariaDB)
SQLにおける日付形式の扱い: MariaDB を例に
SQLで日付を扱う際、様々な形式が用いられます。MariaDBでは、それぞれの形式によって、データの取り扱い方や表示方法が異なります。
本解説では、"2019-10-30", "2019/10/30", "10-30-2019", "10/30/2019" の4つの日付形式について、MariaDBにおける扱い方と、それぞれの形式が持つ利点と欠点を詳しく説明します。
"2019-10-30": ISO 8601 形式
利点
- 国際標準規格である ISO 8601 に準拠し、世界中で通用するフォーマットであるため、データの互換性が高い。
- 年月日が明確に区別され、誤読のリスクが低い。
- データベース間でのデータの移行や共有に適している。
欠点
- ハイフン (-) を含むため、入力や表示に手間がかかる場合がある。
- 一部の古いシステムでは、この形式を認識できない場合がある。
"2019/10/30": スラッシュ (/) 区切り形式
- 日本語圏で広く使用されており、馴染みやすいフォーマットである。
- 国際標準規格ではないため、海外とのデータ連携には不向きな場合がある。
- スラッシュ (/) とハイフン (-) が混同される可能性がある。
"10-30-2019": アメリカ式形式
- 月と日を数字で表現し、入力や表示が簡単である。
- 年と月が逆になる可能性があるため、注意が必要である。
"10/30/2019": アメリカ式形式 (スラッシュ付き)
それぞれの形式にはそれぞれ利点と欠点があります。用途に応じて適切な形式を選択することが重要です。
- MariaDBでは、
STR_TO_DATE()
やDATE_FORMAT()
などの関数を使って、日付形式を変換することができます。 - データベースの設計段階で、どの日付形式を使用するかを決定しておくことが重要です。
- データベース間でデータの移行や共有を行う場合は、日付形式の互換性を確認する必要があります。
-- 2019-10-30 を 10/30/2019 に変換
SELECT DATE_FORMAT('2019-10-30', '%m/%d/%Y');
-- 10/30/2019 を 2019-10-30 に変換
SELECT STR_TO_DATE('10/30/2019', '%m/%d/%Y');
特定の日付形式で検索
-- 2019年10月30日のレコードを取得
SELECT * FROM my_table WHERE date_column = '2019-10-30';
-- 10月30日のレコードを取得 (アメリカ式形式)
SELECT * FROM my_table WHERE date_column = STR_TO_DATE('10/30', '%m/%d');
日付形式を指定して表示
-- すべてのレコードの日付を 10/30/2019 形式で表示
SELECT *, DATE_FORMAT(date_column, '%m/%d/%Y') AS formatted_date FROM my_table;
説明
DATE_FORMAT()
関数は、日付を指定した形式に変換します。STR_TO_DATE()
関数は、文字列を日付に変換します。%Y
は年、%m
は月、%d
は日をそれぞれ表します。%
記号は、文字列リテラルを表します。
- 上記のコードはあくまで一例です。必要に応じて、修正や追加を行ってください。
-- 2019-10-30 を DATE 型に変換
SELECT CAST('2019-10-30' AS DATE);
-- 10/30/2019 を DATETIME 型に変換
SELECT CAST('10/30/2019' AS DATETIME);
CONVERT 関数
-- 2019-10-30 を DATE 型に変換
SELECT CONVERT('2019-10-30', DATE);
-- 10/30/2019 を DATETIME 型に変換
SELECT CONVERT('10/30/2019', DATETIME);
サブクエリ
サブクエリを使用して、日付形式を変換することができます。
-- 2019-10-30 を DATE 型に変換
SELECT (SELECT '2019-10-30' AS date_column);
-- 10/30/2019 を DATETIME 型に変換
SELECT (SELECT '10/30/2019' AS date_column);
ビュー
CREATE VIEW my_view AS
SELECT
id,
name,
DATE_FORMAT(date_column, '%m/%d/%Y') AS formatted_date
FROM my_table;
SELECT * FROM my_view;
CAST
関数とCONVERT
関数は、文字列を指定したデータ型に変換します。- サブクエリは、別のクエリの結果を返すことができます。
- ビューは、既存のテーブルから新しい仮想テーブルを作成することができます。
sql mariadb