MariaDBでデフォルト句でCURRENT_DATE()関数を使用する

2024-04-02

MariaDBでデフォルト句に関数を使用する方法

使用可能な関数

MariaDBでデフォルト句で使用可能な関数は以下の通りです。

  • 現在の日付・時刻を取得する関数
    • CURRENT_DATE()
    • CURRENT_TIMESTAMP()
    • NOW()
  • 文字列操作関数
    • UPPER()
    • LOWER()
    • TRIM()
  • 数値操作関数
    • RAND()
    • ABS()

使用例

以下の例は、デフォルト句でCURRENT_DATE()関数を使用して、created_atカラムに現在の日付を挿入する方法を示しています。

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  created_at DATE DEFAULT CURRENT_DATE(),
  PRIMARY KEY (id)
);

制限事項

デフォルト句で使用できる関数は上記の通りです。その他の関数は使用できません。

また、デフォルト句で関数を使用する場合、以下の点に注意する必要があります。

  • 関数は決定論的である必要があります。つまり、同じ入力値に対して常に同じ出力を返す必要があります。
  • 関数は副作用があってはいけません。つまり、データベースの状態を変更してはいけません。

代替方法

デフォルト句で関数が使用できない場合は、以下の代替方法を使用できます。

  • トリガーを使用する

トリガーを使用して、レコード挿入時にcreated_atカラムに現在の日付を設定することができます。

  • ストアドプロシージャを使用する

ストアドプロシージャを使用して、レコード挿入時の処理を記述することができます。

MariaDBでは、デフォルト句で一部の関数を直接使用することができます。ただし、いくつかの制限事項と注意点があります。

デフォルト句で関数をを使用する必要がある場合は、上記の情報を確認してください。




CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  created_at DATE DEFAULT CURRENT_DATE(),
  PRIMARY KEY (id)
);

このコードは、usersテーブルという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnameemailcreated_atという4つのカラムがあります。created_atカラムはDATE型で、デフォルト値はCURRENT_DATE()関数によって生成されます。

RAND()関数を使用したサンプルコード

CREATE TABLE products (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
  discount INT DEFAULT RAND() * 10,
  PRIMARY KEY (id)
);

このコードは、productsテーブルという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnamepricediscountという4つのカラムがあります。discountカラムはINT型で、デフォルト値はRAND()関数によって生成された0から10までのランダムな数値になります。

CREATE TABLE customers (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  username VARCHAR(255) DEFAULT UPPER(name),
  PRIMARY KEY (id)
);

これらのサンプルコードは、MariaDBでデフォルト句に関数を使用する方法を示しています。

デフォルト句で関数をを使用する場合は、上記のサンプルコードを参考に、ご自身の環境に合わせてコードを修正してください。




デフォルト句で関数を使用するその他の方法

ストアドプロシージャを作成し、その中で関数を呼び出すことができます。

DELIMITER //

CREATE PROCEDURE get_current_date()
BEGIN
  RETURN CURRENT_DATE();
END //

DELIMITER ;

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  created_at DATE DEFAULT get_current_date(),
  PRIMARY KEY (id)
);

このコードは、get_current_dateという名前のストアドプロシージャを作成します。このストアドプロシージャはCURRENT_DATE()関数を呼び出し、現在の日付を返します。

usersテーブルのcreated_atカラムのデフォルト値は、get_current_dateストアドプロシージャによって生成されます。

トリガーを使用する

トリガーを作成し、レコード挿入時に関数を呼び出すことができます。

DELIMITER //

CREATE TRIGGER before_insert_user
BEFORE INSERT ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
  SET NEW.created_at = CURRENT_DATE();
END //

DELIMITER ;

このコードは、before_insert_userという名前のトリガーを作成します。このトリガーは、usersテーブルにレコードが挿入される前に実行されます。

トリガーは、created_atカラムの値をCURRENT_DATE()関数によって生成された現在の日付に設定します。

仮想カラムを使用する

MariaDB 10.2以降では、仮想カラムを使用してデフォルト値を計算することができます。

CREATE TABLE users (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  created_at DATE AS CURRENT_DATE(),
  PRIMARY KEY (id)
);

このコードは、usersテーブルという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idnameemailcreated_atという4つのカラムがあります。

MariaDBでデフォルト句で関数を使用する方法はいくつかあります。

上記の方法の中から、ご自身の環境や目的に合った方法を選択してください。


mariadb


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