MySQL で TIMESTAMP 列を更新する 3 つの方法：状況に応じた最適な方法
"mysql", "sql", "timestamp" に関連する "Strange behavior when updating timestamp column" のプログラミングについて分かりやすく日本語で解説
timestamp 列を更新すると、予期しない動作が発生することがあります。この問題は、timestamp 列の更新方法や、データベースサーバーの設定によって発生する可能性があります。
原因
この問題の主な原因は次のとおりです。
- ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性: この属性が設定されている場合、
timestamp列は、行が更新されるたびに自動的に更新されます。これは、意図しない値が列に格納される可能性があるため、問題になる可能性があります。 - DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP 属性: この属性が設定されている場合、
timestamp列は、行が挿入されるたびに自動的に現在時刻に設定されます。ただし、行が更新されると、列の値は更新されません。 - データベースサーバーの設定: 一部のデータベースサーバーでは、
timestamp列の更新方法に影響を与える設定があります。たとえば、sql_mode変数がSTRICTに設定されている場合、timestamp列が有効な日時値に更新されない可能性があります。
解決策
この問題を解決するには、次の手順を実行できます。
- ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性を削除する: この属性は、
timestamp列が更新されるたびに自動的に更新されるのを防ぎます。 - データベースサーバーの設定を変更する:
sql_mode変数をSTRICTからNO_STRICTに変更すると、timestamp列が有効な日時値に更新されます。
例
次の例では、ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性を削除する方法を示します。
ALTER TABLE my_table
MODIFY COLUMN my_timestamp TIMESTAMP NOT NULL;
ALTER TABLE my_table
ALTER COLUMN my_timestamp TIMESTAMP NOT NULL DEFAULT NULL;
次の例では、sql_mode 変数を STRICT から NO_STRICT に変更する方法を示します。
SET SESSION sql_mode = 'NO_STRICT';
注意事項
timestamp列を更新する前に、データベースサーバーのドキュメントを確認することをお勧めします。timestamp列を更新すると、データの一貫性が失われる可能性があります。更新を実行する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。
UPDATE my_table
SET my_timestamp = CURRENT_TIMESTAMP();
このコードは、ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性が設定されていない場合にのみ使用してください。この属性が設定されている場合は、列は自動的に更新されます。
以下のコードは、my_table テーブルの my_timestamp 列を特定の日時に更新する方法を示しています。
UPDATE my_table
SET my_timestamp = '2024-05-22 17:15:00';
このコードでは、my_timestamp 列が YYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式の文字列に更新されます。
UPDATE my_table
SET my_timestamp = CURRENT_TIMESTAMP()
WHERE id = 123;
このコードは、id が 123 である行の my_timestamp 列のみを更新します。
TIMESTAMP 列を更新するその他の方法
INSERT INTO ... SELECT ステートメントを使用する
この方法は、既存の行を更新する代わりに、新しい行を INSERT することで、TIMESTAMP 列を更新します。この方法は、ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性が設定されている列を更新する場合に役立ちます。
INSERT INTO my_table (my_column1, my_column2, ...)
SELECT my_column1, my_column2, ...
FROM my_table
WHERE id = 123;
このコードは、id が 123 である行のデータを新しい行にコピーし、my_timestamp 列が現在時刻に設定されるようにします。
トリガーを使用する
トリガーは、データベース内のイベント (行の挿入、更新、削除など) に応じて自動的に実行される一連の SQL ステートメントです。トリガーを使用して、行が更新されるたびに TIMESTAMP 列を自動的に更新できます。
CREATE TRIGGER my_trigger
BEFORE UPDATE ON my_table
FOR EACH ROW
SET NEW.my_timestamp = CURRENT_TIMESTAMP();
このトリガーは、my_table テーブル内の行が更新されるたびに、my_timestamp 列が現在時刻に設定されるようにします。
ストアドプロシージャは、データベース内で複数回実行できる一連の SQL ステートメントをカプセル化したものです。ストアドプロシージャを使用して、TIMESTAMP 列を更新するロジックをカプセル化できます。
CREATE PROCEDURE update_timestamp(id INT)
BEGIN
UPDATE my_table
SET my_timestamp = CURRENT_TIMESTAMP()
WHERE id = id;
END;
このストアドプロシージャは、id パラメーターで指定された my_table テーブル内の行の my_timestamp 列を更新します。
使用する方法は、特定のニーズによって異なります。単純な更新の場合は、UPDATE ステートメントを使用するのが最善の方法です。 ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP 属性が設定されている列を更新する場合は、INSERT INTO ... SELECT ステートメントを使用する方がよい場合があります。 より複雑なロジックが必要な場合は、トリガーまたはストアドプロシージャを使用するのが最善の方法です。
その他のヒント
TIMESTAMP列を更新する前に、データベースをバックアップすることをお勧めします。TIMESTAMP列を更新すると、データの一貫性が失われる可能性があります。- 複雑な更新を実行する場合は、まずテスト環境で実行してから本番環境で実行することをお勧めします。
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