SQL Server 2008でXMLフィールドから値を選択する代替方法

2024-09-14

SQL Server 2008でXMLフィールドから値を選択する

SQL Server 2008では、XML型のフィールドにXMLデータを格納することができます。このXMLデータから特定の値を抽出したい場合、XPath (XML Path Language)を使用することができます。XPathは、XML文書内のノードを指定するための言語です。

基本的な構文

SELECT
    XMLColumn.value('(//XPathExpression)', 'data type') AS Value
FROM
    YourTableName;
  • XMLColumn: XML型のフィールド名です。
  • (//XPathExpression): XPath式です。
  • 'data type': 返される値のデータ型を指定します。

<Order>
    <Customer>
        <Name>John Doe</Name>
        <Address>123 Main St</Address>
    </Customer>
    <Items>
        <Item>
            <ProductID>1</ProductID>
            <Quantity>2</Quantity>
        </Item>
    </Items>
</Order>

このXMLデータがフィールド XMLData に格納されているとします。

顧客の名前を抽出する場合:

SELECT
    XMLData.value('(//Customer/Name)', 'nvarchar(max)') AS CustomerName
FROM
    YourTableName;

商品の数量を抽出する場合:

SELECT
    XMLData.value('(//Items/Item/Quantity)', 'int') AS ItemQuantity
FROM
    YourTableName;

XPath式の例:

  • //: ルートノードから任意の深さのノードを検索します。
  • /: 子ノードを指定します。
  • @: 属性を指定します。
  • [predicate]: 条件を指定します。

さらに複雑なXPath式

  • //Customer[Name = "John Doe"]: 名前が "John Doe" の顧客を検索します。
  • //Items/Item[ProductID = 1]/Quantity: 商品IDが 1 のアイテムの数量を抽出します。

注意:

  • XPath式の書き方に誤りがあると、エラーが発生します。
  • 効率的なクエリを書くために、XPath式の最適化を考慮してください。



SELECT
    XMLColumn.value('(//XPathExpression)', 'data type') AS Value
FROM
    YourTableName;
<Order>
    <Customer>
        <Name>John Doe</Name>
        <Address>123 Main St</Address>
    </Customer>
    <Items>
        <Item>
            <ProductID>1</ProductID>
            <Quantity>2</Quantity>
        </Item>
    </Items>
</Order>
SELECT
    XMLData.value('(//Customer/Name)', 'nvarchar(max)') AS CustomerName
FROM
    YourTableName;
SELECT
    XMLData.value('(//Items/Item/Quantity)', 'int') AS ItemQuantity
FROM
    YourTableName;



XQuery

  • 機能: XPathの拡張言語であり、より複雑なクエリを記述することができます。
  • 構文:
    SELECT
        XMLColumn.query('//XPathExpression') AS Value
    FROM
        YourTableName;
    
  • 例:
    SELECT
        XMLData.query('for $item in //Items/Item return <Item><ProductID>{$item/ProductID}</ProductID><Quantity>{$item/Quantity}</Quantity></Item>') AS Items
    FROM
        YourTableName;
    

XML Methods

  • 機能: XMLデータに対してさまざまな操作を行うためのメソッドを提供します。
  • メソッド:
    • nodes(): XML文書内のノードをノードリストに変換します。
    • value(): ノードリストから指定された位置のノードの値を取得します。
  • 例:
    SELECT
        XMLData.nodes('//Items/Item').value('ProductID', 'int') AS ProductID,
        XMLData.nodes('//Items/Item').value('Quantity', 'int') AS Quantity
    FROM
        YourTableName;
    

FOR XML RAW

  • 機能: XMLデータを特定のフォーマットで生成します。
  • 構文:
    SELECT
        FOR XML RAW
    FROM
        YourTableName;
    
  • 例:
    SELECT
        XMLData.value('(//Customer/Name)', 'nvarchar(max)') AS CustomerName,
        XMLData.value('(//Items/Item/ProductID)', 'int') AS ProductID,
        XMLData.value('(//Items/Item/Quantity)', 'int') AS Quantity
    FOR XML RAW;
    

選択の基準

  • 複雑度: XPathまたはXQueryは、複雑なクエリを記述する必要がある場合に適しています。
  • パフォーマンス: 性能を重視する場合は、XML MethodsやFOR XML RAWが効率的です。
  • 読みやすさ: XPathは比較的読みやすいですが、XQueryはより複雑な構文を持つため、理解が難しい場合があります。

sql-server xml xpath



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