どの方法を使用するべきか?
Laravel 5.1 から 5.8 へのアップグレード後、whereHas() の速度が低下する問題
この問題は、関連付けられたモデルに対するクエリが遅くなる、関連付けられたモデルの数が多すぎるとパフォーマンスが低下するなど、いくつかの症状を引き起こす可能性があります。
問題の解決策
この問題を解決するには、以下の方法を試すことができます。
eager loading を使用すると、関連付けられたモデルをクエリを実行する前に事前に取得できます。これにより、whereHas()
クエリのパフォーマンスが向上します。
$users = User::with('posts')->get();
whereHas() クエリで lazy オプションを使用する
lazy
オプションを使用すると、Laravel は関連付けられたモデルをクエリを実行するまで取得しません。これは、関連付けられたモデルの数が少ない場合に役立ちます。
$users = User::whereHas('posts', function ($query) {
$query->where('published', true);
})->lazy()->get();
whereIn() クエリを使用する
関連付けられたモデルの ID がわかっている場合は、whereIn()
クエリを使用して関連付けられたモデルをフィルタリングできます。
$userIds = Post::where('published', true)->pluck('user_id');
$users = User::whereIn('id', $userIds)->get();
関連付けられたモデルが存在するかどうかを確認する必要がある場合は、whereExists()
クエリを使用できます。
$users = User::whereExists(function ($query) {
$query->select('id')->from('posts')->whereColumn('user_id', 'users.id');
})->get();
データベースインデックスを作成する
関連付けられたモデルの ID 列にデータベースインデックスを作成すると、whereHas()
クエリのパフォーマンスが向上します。
これらの方法を試しても問題が解決しない場合は、Laravel のフォーラムや GitHub リポジトリで助けを求めることができます。
その他の注意事項
- Laravel 5.8 では、
whereHas()
クエリのパフォーマンスを向上させるためにいくつかの新しい機能が導入されています。これらの機能の詳細については、Laravel のドキュメントを参照してください。 - データベースのクエリのパフォーマンスを向上させるためにできることは他にもたくさんあります。データベースを適切に設計し、インデックスを作成し、クエリを最適化することで、パフォーマンスを大幅に向上させることができます。
<?php
use App\User;
use App\Post;
// 関連付けられたモデルを事前に取得する
$users = User::with('posts')->get();
// 各ユーザーに対して、関連付けられた投稿をループ処理する
foreach ($users as $user) {
echo $user->name . ': ' . $user->posts->count() . ' posts' . PHP_EOL;
foreach ($user->posts as $post) {
echo $post->title . PHP_EOL;
}
}
このコードでは、まず User
モデルの with()
メソッドを使用して、関連付けられた Post
モデルを取得します。次に、get()
メソッドを使用して、すべてのユーザーを取得します。
各ユーザーに対して、posts
プロパティを使用して関連付けられた投稿にアクセスできます。count()
メソッドを使用して、関連付けられた投稿の数を取得し、each()
メソッドを使用して、各投稿をループ処理できます。
このコードは、関連付けられたモデルを事前に取得することで、whereHas()
クエリのパフォーマンスを向上させる方法を示しています。
<?php
use App\User;
use App\Post;
// 関連付けられたモデルを遅延ロードする
$users = User::whereHas('posts', function ($query) {
$query->where('published', true);
})->lazy()->get();
// 各ユーザーに対して、関連付けられた投稿をループ処理する
foreach ($users as $user) {
echo $user->name . ': ' . $user->posts->count() . ' posts' . PHP_EOL;
foreach ($user->posts as $post) {
echo $post->title . PHP_EOL;
}
}
このコードでは、whereHas()
クエリで lazy
オプションを使用しています。これにより、Laravel は関連付けられたモデルをクエリを実行するまで取得しません。
このコードは、関連付けられたモデルの数が少ない場合に役立ちます。
注意事項
- 上記のコードはあくまで例であり、具体的な状況に合わせて変更する必要があります。
- 関連付けられたモデルを事前に取得すると、メモリ使用量が増える可能性があることに注意してください。
whereHas() 以外にも関連付けられたモデルをフィルタリングする方法
whereIn() クエリ
<?php
use App\User;
use App\Post;
// 関連付けられたモデルの ID を取得する
$userIds = Post::where('published', true)->pluck('user_id');
// 関連付けられたモデルをフィルタリングする
$users = User::whereIn('id', $userIds)->get();
このコードでは、まず Post
モデルの where()
メソッドを使用して、公開されている投稿のみを取得します。次に、pluck()
メソッドを使用して、関連付けられたユーザーの ID を配列に取得します。
最後に、whereIn()
メソッドを使用して、User
モデルの id
列が userIds
配列に含まれているユーザーのみを取得します。
whereExists() クエリ
<?php
use App\User;
use App\Post;
// 関連付けられたモデルが存在するかどうかを確認する
$users = User::whereExists(function ($query) {
$query->select('id')->from('posts')->whereColumn('user_id', 'users.id');
})->get();
このコードでは、whereExists()
メソッドを使用して、User
モデルの id
列が posts
テーブルの user_id
列と一致するレコードが存在するかどうかを確認します。
サブクエリを使用して、関連付けられたモデルをフィルタリングすることもできます。
<?php
use App\User;
use App\Post;
// サブクエリを使用して、関連付けられた投稿の ID を取得する
$userIds = Post::where('published', true)->select('user_id');
// 関連付けられたモデルをフィルタリングする
$users = User::whereIn('id', $userIds)->get();
このコードは、whereIn()
クエリを使用する例と似ていますが、サブクエリを使用して関連付けられた投稿の ID を取得します。
カスタムクエリ
上記のいずれの方法も使用できない場合は、カスタムクエリを使用して関連付けられたモデルをフィルタリングできます。
<?php
use App\User;
use App\Post;
// カスタムクエリを使用して、関連付けられた投稿をフィルタリングする
$users = User::select('users.*')
->leftJoin('posts', 'posts.user_id', '=', 'users.id')
->where('posts.published', true)
->groupBy('users.id')
->get();
このコードでは、カスタムクエリを使用して、User
モデルと Post
モデルを結合し、published
列が true
の投稿のみを取得します。次に、groupBy()
メソッドを使用して、関連付けられた投稿ごとにユーザーをグループ化し、get()
メソッドを使用して、すべてのユーザーを取得します。
- 関連付けられたモデルをより複雑な条件でフィルタリングする必要がある場合は、サブクエリまたはカスタムクエリを使用する必要があります。
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