SQL ServerにおけるDATETIMEとTIMESTAMPの落とし穴:開発者が知っておくべきポイント
SQL Serverにおける DATETIME と TIMESTAMP の違い
データ型
DATETIME:
- 3 バイトの整数で表される年、月、日
- 最大 3 桁の小数秒まで格納可能
- 最大値: 2100-06-06 23:59:59.999
- 最小値: 1753-01-01 00:00:00.000
TIMESTAMP:
- 5 バイトの整数で表される秒数 (1900 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からの経過秒数)
- 小数秒は格納されない
自動生成
- デフォルトでは自動的に現在の日付と時刻が挿入されます。
GETDATE()
関数を使用して現在の日付と時刻を取得できます。
- 列に値を明示的に挿入することはできません。
比較
- 年、月、日、時、分、秒、小数秒を比較できます。
DATEADD()
やDATEDIFF()
などの関数を使用して日付と時刻を操作できます。
WHERE
句やORDER BY
句で使用できます。- 主キーとして使用できます。
- インデックスを作成できます。
推奨事項
- 新しいアプリケーションでは、一般的に DATETIME データ型を使用することをお勧めします。
- 既存のアプリケーションで互換性を維持する必要がある場合は、TIMESTAMP データ型を使用する必要があります。
- 小数秒の精度が必要ない場合は、TIMESTAMP データ型を使用することでストレージ領域を節約できます。
DATETIME と TIMESTAMP はどちらも SQL Server で日付と時刻を格納するために使用できますが、いくつかの重要な違いがあります。 新しいアプリケーションでは DATETIME データ型を使用することをお勧めしますが、既存のアプリケーションとの互換性を維持する必要がある場合は TIMESTAMP データ型を使用する必要があります。
-- DATETIME と TIMESTAMP の値を取得する
SELECT GETDATE() AS datetime_value,
TIMESTAMP_VALUE() AS timestamp_value;
-- DATETIME と TIMESTAMP を比較する
SELECT CASE
WHEN datetime_value > timestamp_value THEN 'DATETIME > TIMESTAMP'
WHEN datetime_value < timestamp_value THEN 'DATETIME < TIMESTAMP'
ELSE 'DATETIME = TIMESTAMP'
END AS comparison_result;
-- DATETIME と TIMESTAMP を操作する
SELECT DATEADD(DAY, 1, GETDATE()) AS datetime_one_day_later,
TIMESTAMP_VALUE() + 3600 AS timestamp_one_hour_later;
DATETIME の使用方法
-- デフォルト値として DATETIME を使用する
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY,
created_at DATETIME NOT NULL DEFAULT GETDATE()
);
-- WHERE 句で DATETIME を使用する
SELECT * FROM my_table WHERE created_at >= '2024-05-25';
-- ORDER BY 句で DATETIME を使用する
SELECT * FROM my_table ORDER BY created_at DESC;
TIMESTAMP の使用方法
-- TIMESTAMP 列を作成する
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY,
created_at TIMESTAMP NOT NULL
);
-- WHERE 句で TIMESTAMP を使用する
SELECT * FROM my_table WHERE created_at >= TIMESTAMP_VALUE('2024-05-25');
注意事項
- 上記のコードはあくまでサンプルであり、実際の使用状況に合わせて変更する必要があります。
- TIMESTAMP 列の値を明示的に挿入したり更新したりすることはできません。
SQL Server における DATETIME と TIMESTAMP は、どちらも日付と時刻を格納するために使用されるデータ型ですが、いくつかの重要な違いがあります。 これらの違いを理解することは、適切なデータ型を選択し、アプリケーションのパフォーマンスとデータ整合性を維持するために重要です。
詳細解説
DATETIME データ型は、年、月、日、時、分、秒、小数秒を格納するために 8 バイトのスペースを使用します。 これにより、TIMESTAMP データ型よりも高い精度で日付と時刻を格納できます。 一方、TIMESTAMP データ型は、1900 年 1 月 1 日 00:00:00 GMT からの経過秒数を格納するために 5 バイトのスペースを使用します。 小数秒は格納されないため、DATETIME データ型よりも精度が低くなります。
DATETIME 列は、デフォルトで現在の日付と時刻が自動的に挿入されます。 これは、新規レコードを作成する際に手動で日付と時刻を設定する必要がないことを意味します。 一方、TIMESTAMP 列は、挿入時に自動的に現在の日付と時刻が挿入されます。 列に値を明示的に挿入することはできず、列の値を更新することもできません。 これは、TIMESTAMP 列が変更不可能なデータ型であることを意味します。
DATETIME データ型は、年、月、日、時、分、秒、小数秒を比較するために使用できます。 これにより、日付と時刻を詳細なレベルで比較できます。 一方、TIMESTAMP データ型は、秒数のみを比較するために使用できます。 小数秒を比較することはできません。
操作
DATETIME データ型は、DATEADD()
や DATEDIFF()
などの関数を使用して日付と時刻を操作するために使用できます。 これらの関数は、日付と時刻に加算または減算を行うことができます。 一方、TIMESTAMP データ型は、これらの関数を使用して操作することはできません。
sql sql-server date