SQL Serverで全ユーザーの権限/アクセスを検索するクエリ

2024-08-24

前提:

  • データベース名: mydb
  • ユーザー名: username

以下のクエリは、指定されたデータベース内のすべてのユーザーの権限とアクセスを検索します。

USE mydb;

SELECT
    p.name AS principal_name,
    s.name AS schema_name,
    o.name AS object_name,
    t.type_desc AS object_type,
    p.type_desc AS principal_type,
    pr.permission_name
FROM
    sys.database_principals p
LEFT JOIN sys.schemas s ON p.default_schema_id = s.schema_id
LEFT JOIN sys.objects o ON p.principal_id = o.owner_id
LEFT JOIN sys.types t ON o.type = t.user_type_id
LEFT JOIN sys.database_permissions pr ON p.principal_id = pr.grantee_principal_id
WHERE
    o.type IS NOT NULL;

クエリ解説:

  1. データベース選択: USE mydb; で、対象のデータベース mydb を選択します。
  2. テーブル結合:
    • sys.database_principals テーブル: ユーザー情報を取得します。
    • sys.schemas: ユーザーのデフォルトスキーマを取得します。
    • sys.objects: オブジェクト情報を取得します。
    • sys.types: オブジェクトのタイプを取得します。
    • sys.database_permissions: ユーザーの権限情報を取得します。
  3. 条件: WHERE o.type IS NOT NULL; は、オブジェクトを持つユーザーのみをフィルタリングします。
  4. 結果:
    • principal_name: ユーザー名
    • schema_name: デフォルトスキーマ名
    • object_name: オブジェクト名
    • object_type: オブジェクトのタイプ
    • principal_type: ユーザーのタイプ(ログイン、ロールなど)
    • permission_name: 権限名

注意:

  • このクエリは、データベース内のすべてのユーザーの権限を検索します。特定のユーザーの権限のみを検索する場合は、WHERE 句に条件を追加してください。
  • SQL Server 2005以降のバージョンで使用できます。



USE mydb;

SELECT
    p.name AS principal_name,
    s.name AS schema_name,
    o.name AS object_name,
    t.type_desc AS object_type,
    p.type_desc AS principal_type,
    pr.permission_name
FROM
    sys.database_principals p
LEFT JOIN sys.schemas s ON p.default_schema_id = s.schema_id
LEFT JOIN sys.objects o ON p.principal_id = o.owner_id
LEFT JOIN sys.types t ON o.type = t.user_type_id
LEFT JOIN sys.database_permissions pr ON p.principal_id = pr.grantee_principal_id
WHERE
    o.type IS NOT NULL;
using System.Data.SqlClient;

// 接続文字列を設定
string connectionString = "Data Source=your_server_name;Initial Catalog=mydb;Integrated Security=True";

// 接続を開く
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
    connection.Open();

    // コマンドを作成
    SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT ...", connection); // クエリをここに挿入

    // 結果を取得
    SqlDataReader reader = command.ExecuteReader();

    while (reader.Read())
    {
        // 結果を処理
        string principalName = reader["principal_name"].ToString();
        string schemaName = reader["schema_name"].ToString();
        // 他の列も同様に処理
        Console.WriteLine($"ユーザー名: {principalName}, スキーマ名: {schemaName}");
    }

    reader.Close();
}

コード解説:

  1. 接続文字列: 接続文字列を設定します。
  2. 接続: 接続を開きます。
  3. コマンド: コマンドを作成し、クエリをセットします。
  4. 結果: 結果を取得します。
  5. 処理: 結果を処理します。



SQL Serverユーザー権限検索クエリ解説と代替手法

USE mydb;

SELECT
    p.name AS principal_name,
    s.name AS schema_name,
    o.name AS object_name,
    t.type_desc AS object_type,
    p.type_desc AS principal_type,
    pr.permission_name
FROM
    sys.database_principals p
LEFT JOIN sys.schemas s ON p.default_schema_id = s.schema_id
LEFT JOIN sys.objects o ON p.principal_id = o.owner_id
LEFT JOIN sys.types t ON o.type = t.user_type_id
LEFT JOIN sys.database_permissions pr ON p.principal_id = pr.grantee_principal_id
WHERE
    o.type IS NOT NULL;

代替手法:

  1. システムストアドプロシージャ:

    • sp_helpuser ストアドプロシージャを使用することで、特定のユーザーの権限情報を取得できます。
    • 例: EXEC sp_helpuser 'username';
  2. Dynamic Management Functions (DMF):

    • sys.dm_db_permissions DMFを使用することで、データベース内のすべての権限情報を取得できます。
    • 例:
      SELECT
          principal_name,
          schema_name,
          object_name,
          permission_name
      FROM
          sys.dm_db_permissions;
      
  3. XML:

    • sys.database_permissions テーブルのデータをXML形式で取得し、解析することで、権限情報を取得できます。

選択基準:

  • 特定のユーザー: sp_helpuser ストアドプロシージャが適しています。
  • すべての権限: sys.dm_db_permissions DMFまたはXML形式が適しています。
  • パフォーマンス: sys.dm_db_permissions DMFは一般的にパフォーマンスが優れています。

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