Docker ComposeでMariaDBのポート番号を変更する方法

Docker Compose で MariaDB のポート番号を変更する方法

このチュートリアルでは、docker-compose ファイルを使用して MariaDB コンテナを起動し、デフォルトのポート 3306 以外のポートで実行する方法を説明します。

手順

1. docker-compose.yml ファイルに、MariaDB サービスのポート設定を追加します。以下の例では、ポート 3307 を使用します。

   version: "3.8"
   
   services:
     mariadb:
       image: mariadb:latest
       container_name: mariadb
       restart: unless-stopped
       ports:
         - "3307:3306"
       environment:
         MYSQL_ROOT_PASSWORD: password
   

2. 環境変数を設定する (オプション)

   .env ファイルを作成し、MariaDB の環境変数を設定できます。このファイルを使用すると、docker-compose.yml ファイルを編集せずに、パスワードなどの設定を変更できます。

   MYSQL_ROOT_PASSWORD=password
   

   .env ファイルが存在する場合は、docker-compose はこのファイルの環境変数を読み取ります。

3. MariaDB コンテナを起動する

   以下のコマンドを使用して、MariaDB コンテナを起動します。

   docker-compose up -d
   

4. MariaDB に接続する

   docker exec -it mariadb mysql -p
   

   パスワードを求められるので、設定したパスワードを入力します。

補足

• 上記の例では、mariadb という名前のサービスを使用しています。別の名前を使用する場合は、docker-compose.yml ファイルと .env ファイルの設定をそれに合わせて変更する必要があります。

このチュートリアルは、情報提供のみを目的としており、いかなる保証もありません。 このチュートリアルを使用した結果発生した如何なる損害についても、一切責任を負いません。

version: "3.8"

services:
  mariadb:
    image: mariadb:latest
    container_name: mariadb
    restart: unless-stopped
    ports:
      - "3307:3306"
    environment:
      MYSQL_ROOT_PASSWORD: password

.env

MYSQL_ROOT_PASSWORD=password

説明

• この docker-compose.yml ファイルは、mariadb という名前のサービスを定義しています。
• このサービスは、mariadb:latest イメージを使用します。
• このサービスは、mariadb という名前のコンテナで実行されます。
• このサービスは、コンテナ内のポート 3306 をホストマシンのポート 3307 にマップします。
• このサービスは、MYSQL_ROOT_PASSWORD 環境変数を使用して、MariaDB の root ユーザーのパスワードを設定します。

使用方法

• 上記のコードは、MariaDB を起動するための基本的な例です。 実際の環境に合わせて、必要に応じてコードを変更する必要があります。

MariaDB のポート番号を変更するその他の方法

上記の方法に加えて、MariaDB のポート番号を変更するには、環境変数を使用する方法もあります。 この方法を使用するには、以下の手順を実行します。

1. 以下のコマンドを使用して、MYSQL_TCP_PORT 環境変数を設定します。

   export MYSQL_TCP_PORT=3307
   

2. docker run --name mariadb -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=password -p "3307:3306" mariadb
   

Dockerfile を使用する

MariaDB のポート番号を変更するもう 1 つの方法は、Dockerfile を使用する 方法です。 この方法を使用するには、以下の手順を実行します。

1. 以下の内容の Dockerfile を作成します。

   FROM mariadb:latest
   
   ENV MYSQL_TCP_PORT 3307
   
   RUN sed -i '/^port=/c\port=$MYSQL_TCP_PORT/' /etc/my.cnf
   

2. 以下のコマンドを使用して、Docker イメージを作成します。

   docker build -t mariadb-custom .
   

--network オプションを使用する

1. docker network create mariadb-net
   

2. docker run --name mariadb --network mariadb-net --expose 3307 -e MYSQL_ROOT_PASSWORD=password mariadb
   

3. docker network connect mariadb-net --expose 3307 mariadb
   

注意事項

• これらの方法は、すべて MariaDB 10.2 以降でのみ使用できます。