PgAdmin 4でPostgreSQL 11に接続できない?エラーメッセージ「FATAL: password authentication failed for user "postgres"」の解決策
PostgreSQL 11とPgAdmin 4でパスワード認証エラーが発生する原因と解決策
PostgreSQL 11にPgAdmin 4を使って接続しようとした際に、「FATAL: password authentication failed for user "postgres"」というエラーメッセージが表示される場合があります。このエラーは、ユーザー名またはパスワードが正しくない、あるいは接続設定に問題があることが原因です。
原因
このエラーが発生する主な原因は以下の3つです。
- ユーザー名またはパスワードの間違い
ユーザー名またはパスワードに誤りがないか確認してください。特に、パスワードは大文字と小文字を区別する必要があるため、注意が必要です。
- 接続設定の間違い
PgAdmin 4の設定画面で、ホスト名、ポート番号、データベース名などが正しく設定されていることを確認してください。
- PostgreSQLの設定ファイルの変更
PostgreSQLの設定ファイル「pg_hba.conf」が誤って変更されている可能性があります。このファイルには、どのユーザーがどのデータベースに接続できるかが定義されています。
解決策
以下の手順で問題を解決することができます。
- ユーザー名とパスワードを確認する
PostgreSQLの公式ドキュメントにある「PostgreSQL 11のユーザーとパスワードの設定方法: URL PostgreSQL 11ユーザーパスワード設定」を参照して、ユーザー名とパスワードが正しく設定されていることを確認してください。
- 接続設定を確認する
- ホスト名: PostgreSQLサーバーのホスト名
- ポート番号: PostgreSQLサーバーのポート番号 (デフォルトは5432)
- データベース名: 接続するデータベースの名前
- パスワード: 接続するユーザーのパスワード
- pg_hba.confファイルを確認する
PostgreSQLの設定ファイル「pg_hba.conf」が誤って変更されていないことを確認してください。このファイルは、テキストエディタで開くことができます。
ファイル内の以下の項目を確認してください。
- 接続方法: "local"、"host"、"hostssl"など
- 認証方法: "md5"、"scram-sha-256"など
設定に誤りがある場合は、修正してファイルを保存してください。
- PostgreSQLサーバーを再起動する
設定を変更した場合は、PostgreSQLサーバーを再起動する必要があります。
- PostgreSQL 11の公式ドキュメント: URL PostgreSQL 11公式ドキュメント
- PgAdmin 4の公式ドキュメント: URL PgAdmin 4公式ドキュメント
- PostgreSQL 11とPgAdmin 4でパスワード認証エラーが発生する原因と解決策: URL PostgreSQL 11 PgAdmin 4 パスワード認証エラー
上記の手順で解決できない場合は、PostgreSQLの専門家に相談することをおすすめします。
# PostgreSQL 11に接続するコード
import psycopg2
# 接続情報
host = "localhost"
port = 5432
database = "mydb"
user = "postgres"
password = "mypassword"
# 接続
try:
connection = psycopg2.connect(
host=host,
port=port,
database=database,
user=user,
password=password,
)
except psycopg2.Error as e:
print(f"接続エラー: {e}")
exit()
# カーソルを取得
cursor = connection.cursor()
# SQLクエリを実行
cursor.execute("SELECT * FROM テーブル名")
# 結果を取得
rows = cursor.fetchall()
# 結果を処理
for row in rows:
print(row)
# クリーンアップ
cursor.close()
connection.close()
このコードは、PostgreSQL 11に接続して、"mydb"データベースの"テーブル名"テーブルのすべてのレコードを取得する例です。
実行方法
- Python 3をインストールする。
- pip install psycopg2を実行して、psycopg2ライブラリをインストールする。
- 上記のコードをテキストファイルに保存する。
- ファイル名を変更して、拡張子を.pyにする。
- コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行する。
python ファイル名.py
注意事項
- 上記のコードは、サンプルコードです。実際の環境に合わせて変更する必要があります。
- パスワードは、環境に合わせて変更してください。
- コードを実行する前に、PostgreSQLサーバーが起動していることを確認してください。
- PythonでPostgreSQLに接続する: URL Python PostgreSQL接続
PostgreSQL 11とPgAdmin 4でパスワード認証エラーが発生するその他の解決策
PostgreSQLサーバーのログには、エラーメッセージの詳細情報が含まれている場合があります。ログを確認することで、問題の原因を特定できる可能性があります。
PostgreSQLのログファイルは、デフォルトでは以下の場所に保存されます。
- Linux: /var/log/postgresql/postgresql-11.log
- Windows: C:\Program Files\PostgreSQL\11\data\pg_log\postgresql-11.log
ログファイルを開いて、以下のエラーメッセージがないか確認してください。
- FATAL: password authentication failed for user "postgres"
- pam_authenticate(): Authentication failure
- could not authenticate user "postgres"
これらのエラーメッセージが表示されている場合は、以下の解決策を試してみてください。
- PostgreSQLユーザーのパスワードをリセットする
- PostgreSQLの設定ファイル「pg_hba.conf」を変更する
使用しているPostgreSQLのバージョンが古い場合、パスワード認証エラーが発生する可能性があります。PostgreSQLの最新バージョンをインストールして、問題が解決するかどうか確認してください。
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