MariaDBの誘惑を断ち切る!DebianでMySQLサーバーだけをインストールする方法
Debian に MySQL サーバーをインストールする際に MariaDB のインストールを回避する方法
Debian に MySQL サーバーをインストールする場合、デフォルトでは MariaDB も一緒にインストールされてしまいます。しかし、MariaDB をインストールしたくない場合は、以下の方法で回避することができます。
方法
- dpkg を使用して MySQL サーバーパッケージをインストールする
sudo dpkg -i mysql-server-5.7.30-0debian10.amd64.deb
上記のコマンドを実行すると、MySQL サーバーパッケージのみがインストールされ、MariaDB はインストールされません。
sudo apt install mysql-server-5.7
オプション
上記のいずれかの方法で MySQL サーバーをインストールした後、以下のコマンドを使用して MySQL サーバーの設定を完了することができます。
sudo dpkg-reconfigure mysql-server-5.7
このコマンドを実行すると、MySQL サーバーの root パスワードを設定したり、その他の設定を変更したりすることができます。
注意点
- 上記の方法で MySQL サーバーをインストールする前に、既存の MariaDB インストールをアンインストールする必要があります。
sudo apt remove mariadb-server mariadb-client
- MySQL サーバーと MariaDB は互換性がなく、一緒にインストールすることはできません。
上記の情報は、参考目的のみであり、いかなる保証もありません。この情報を基に実行した操作によって生じるいかなる損害についても、一切責任を負いません。
sudo dpkg -i mysql-server-5.7.30-0debian10.amd64.deb
このコマンドは、mysql-server-5.7.30-0debian10.amd64.deb
という名前の MySQL サーバーパッケージをインストールします。このパッケージは、MySQL サーバーのバイナリファイルと設定ファイルが含まれています。
sudo apt install mysql-server-5.7
このコマンドは、apt
パッケージマネージャーを使用して mysql-server-5.7
パッケージをインストールします。このパッケージには、MySQL サーバーのバイナリファイル、設定ファイル、およびその他の依存関係が含まれています。
MySQL サーバーの設定を完了する
sudo dpkg-reconfigure mysql-server-5.7
このコマンドは、MySQL サーバーの設定を完了するためのインタラクティブなプロンプトを表示します。このプロンプトを使用して、MySQL サーバーの root パスワードを設定したり、その他の設定を変更したりすることができます。
既存の MariaDB インストールをアンインストールする
sudo apt remove mariadb-server mariadb-client
このコマンドは、既存の MariaDB サーバーとクライアントパッケージをアンインストールします。
注意事項
- 上記のコマンドを実行する前に、root 権限を持っていることを確認してください。
- MySQL サーバーをインストールする前に、システムが最新の状態であることを確認してください。
- MySQL サーバーのインストール後、ファイアウォール設定を更新して、MySQL サーバーへのアクセスを許可する必要があります。
Debian に MySQL サーバーをインストールする際に MariaDB のインストールを回避するその他の方法
ソースコードから MySQL サーバーをインストールする
MySQL サーバーのソースコードをダウンロードして、コンパイルしてインストールすることもできます。この方法は、最新バージョンの MySQL サーバーをインストールしたい場合や、システムに特別な要件がある場合に役立ちます。
MySQL サーバーのソースコードをダウンロードするには、次のコマンドを実行します。
wget https://dev.mysql.com/get/Downloads/MySQL-5.7/mysql-5.7.30-src.tar.gz
ソースコードをダウンロードしたら、次のコマンドを実行して展開します。
tar -xf mysql-5.7.30-src.tar.gz
次に、次のコマンドを実行して MySQL サーバーをコンパイルします。
cd mysql-5.7.30-src
./configure
make
make install
sudo dpkg-reconfigure mysql-server-5.7
apt リポジトリを変更する
MySQL 公式リポジトリを使用する代わりに、MariaDB を含まない別の APT リポジトリを使用することもできます。
/etc/apt/sources.list
ファイルを編集します。- MySQL 公式リポジトリの行を見つけ、コメントアウトします。
- MariaDB を含まない別の APT リポジトリの行を追加します。
例
以下の行は、MySQL 公式リポジトリをコメントアウトする方法を示しています。
deb http://deb.mysql.com/apt/debian bullseye main
以下の行は、MariaDB を含まない Debian パッケージ用の APT リポジトリを追加する方法を示しています。
deb http://deb.debian.org/ bullseye main
ファイルを保存して閉じたら、次のコマンドを実行してパッケージインデックスを更新します。
sudo apt update
sudo apt install mysql-server-5.7
この方法を使用すると、MySQL サーバーをインストールする際に MariaDB が自動的にインストールされるのを防ぐことができます。
- APT リポジトリを変更すると、システムのパッケージ管理が複雑になる可能性があります。
mysql installation debian