SQL初心者でも安心! PostgreSQLで配列を比較して差分を取得する方法

2024-06-14

PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素のみを取得する方法

方法1: EXCEPTを使って差分を取得する

この方法は、EXCEPTを使って、2番目の配列から1番目の配列のすべての要素を引くことで実現します。

SELECT * FROM array1 EXCEPT array2;

説明:

  • EXCEPT 演算子は、2つのセットから共通要素を除いた結果を返します。
  • このクエリは、array1 に含まれていて array2 には含まれていないすべての要素を抽出します。

例:

-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';

-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}

方法2: JOINを使って一致しない要素を抽出する

この方法は、2つの配列を結合し、LEFT 結合を使用して、array2 に一致する要素がない array1 の行のみを選択することで実現します。

SELECT a1.*
FROM array1 AS a1
LEFT JOIN array2 AS a2 ON a1 = a2
WHERE a2 IS NULL;
  • LEFT 結合は、array1 のすべての行を返し、array2 と一致する行があれば array2 の対応する列を含めます。
  • WHERE a2 IS NULL は、array2 に一致する列がない array1 の行のみを選択します。
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';

-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}

上記以外にも、以下のような方法で2つの配列を比較し、一致しない要素を取得することができます。

  • CASE WHEN 式を使う
  • unnest 関数と WHERE 句を使う
  • PL/pgSQL 関数を使う

それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。

PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するには、いくつかの方法があります。今回紹介した2つの方法は、最も一般的でシンプルな方法です。状況に応じて最適な方法を選択してください。




    PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するサンプルコード

    方法1: EXCEPTを使って差分を取得する

    -- 例として、以下の2つの配列を用意します。
    array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
    array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
    
    -- 以下のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
    SELECT * FROM array1 EXCEPT array2;
    
    {1, 2}
    

    方法2: JOINを使って一致しない要素を抽出する

    -- 例として、以下の2つの配列を用意します。
    array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
    array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
    
    -- 以下のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
    SELECT a1.*
    FROM array1 AS a1
    LEFT JOIN array2 AS a2 ON a1 = a2
    WHERE a2 IS NULL;
    
    {1, 2}
    

    このコードを実行するには、PostgreSQLデータベースに接続し、上記のクエリを実行する必要があります。

    説明

    このコードは以下の通り動作します。

    方法1:

    1. EXCEPT 演算子は、array1 から array2 のすべての要素を引きます。
    1. array1array2a1a2 というエイリアスを使って結合します。

    このサンプルコードは、PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得する方法を理解するのに役立ちます。状況に応じて最適な方法を選択してください。




    PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するその他の方法

    SELECT array_diff(array1, array2);
    
    • array_diff 関数は、2つの配列の差分を返します。
    -- 例として、以下の2つの配列を用意します。
    array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
    array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
    
    -- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
    {1, 2}
    
    SELECT *
    FROM array1
    WHERE NOT IN (array2);
    
    • WHERE NOT IN 句は、array1 の各要素が array2 に含まれないことを確認します。
    -- 例として、以下の2つの配列を用意します。
    array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
    array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
    
    -- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
    {1, 2}
    

    注意点

    上記の方法でエラーが発生する場合は、配列のデータ型が一致していることを確認してください。また、NULL値の扱いにも注意する必要があります。例えば、EXCEPT 演算子は、NULL値を一致と見なします。一方、WHERE NOT IN 句は、NULL値を一致とは見なしません。


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