SQL初心者でも安心! PostgreSQLで配列を比較して差分を取得する方法
PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素のみを取得する方法
方法1: EXCEPTを使って差分を取得する
この方法は、EXCEPTを使って、2番目の配列から1番目の配列のすべての要素を引くことで実現します。
SELECT * FROM array1 EXCEPT array2;
説明:
EXCEPT
演算子は、2つのセットから共通要素を除いた結果を返します。- このクエリは、
array1
に含まれていてarray2
には含まれていないすべての要素を抽出します。
例:
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}
方法2: JOINを使って一致しない要素を抽出する
この方法は、2つの配列を結合し、LEFT
結合を使用して、array2
に一致する要素がない array1
の行のみを選択することで実現します。
SELECT a1.*
FROM array1 AS a1
LEFT JOIN array2 AS a2 ON a1 = a2
WHERE a2 IS NULL;
LEFT
結合は、array1
のすべての行を返し、array2
と一致する行があればarray2
の対応する列を含めます。WHERE a2 IS NULL
は、array2
に一致する列がないarray1
の行のみを選択します。
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}
上記以外にも、以下のような方法で2つの配列を比較し、一致しない要素を取得することができます。
CASE WHEN
式を使うunnest
関数とWHERE
句を使う- PL/pgSQL 関数を使う
それぞれの方法には長所と短所があるため、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。
PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するには、いくつかの方法があります。今回紹介した2つの方法は、最も一般的でシンプルな方法です。状況に応じて最適な方法を選択してください。
PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するサンプルコード
方法1: EXCEPTを使って差分を取得する
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 以下のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
SELECT * FROM array1 EXCEPT array2;
{1, 2}
方法2: JOINを使って一致しない要素を抽出する
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 以下のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
SELECT a1.*
FROM array1 AS a1
LEFT JOIN array2 AS a2 ON a1 = a2
WHERE a2 IS NULL;
{1, 2}
このコードを実行するには、PostgreSQLデータベースに接続し、上記のクエリを実行する必要があります。
説明
このコードは以下の通り動作します。
方法1:
EXCEPT
演算子は、array1
からarray2
のすべての要素を引きます。
array1
とarray2
をa1
とa2
というエイリアスを使って結合します。
このサンプルコードは、PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得する方法を理解するのに役立ちます。状況に応じて最適な方法を選択してください。
PostgreSQLで2つの配列を比較し、一致しない要素を取得するその他の方法
SELECT array_diff(array1, array2);
array_diff
関数は、2つの配列の差分を返します。
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}
SELECT *
FROM array1
WHERE NOT IN (array2);
WHERE NOT IN
句は、array1
の各要素がarray2
に含まれないことを確認します。
-- 例として、以下の2つの配列を用意します。
array1 = '{1, 2, 3, 4, 5}';
array2 = '{3, 4, 5, 6, 7}';
-- 上記のクエリを実行すると、以下の結果が得られます。
{1, 2}
注意点
上記の方法でエラーが発生する場合は、配列のデータ型が一致していることを確認してください。また、NULL値の扱いにも注意する必要があります。例えば、EXCEPT
演算子は、NULL値を一致と見なします。一方、WHERE NOT IN
句は、NULL値を一致とは見なしません。
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