PostgreSQL: 環境変数、.pgpass ファイル、パスワードプロンプトを使った psql 実行のスクリプト化

2024-04-02

PostgreSQL: パスワード付きの psql 実行をスクリプト化する

このドキュメントでは、PostgreSQL データベースにパスワードを使って接続する psql コマンドをスクリプト化する方法について解説します。

方法

psql コマンドのパスワードを処理する方法はいくつかあります。

環境変数を使う

PGPASSWORD 環境変数にパスワードを設定することで、psql コマンドにパスワードを明示的に渡すことなく接続できます。

export PGPASSWORD="your_password"
psql -U postgres -d my_database
host:port:database:username:password
localhost:*:*:postgres:my_password

psql コマンドにパスワードを埋め込む

パスワードを直接 psql コマンドに埋め込むことができます。ただし、この方法はセキュリティ上推奨されません。

psql -U postgres -d my_database -W -c "SELECT * FROM my_table"

パスワードプロンプトが表示されるので、パスワードを入力して接続できます。

psql -U postgres -d my_database

注意事項

  • パスワードを環境変数やファイルに記述する場合は、セキュリティ対策を講じる必要があります。
  • パスワードを直接 psql コマンドに埋め込むのは絶対に避けてください。
  • スクリプトを実行する前に、psql コマンドがパスワードをどのように処理するかを理解しておくことが重要です。

補足

  • 上記の方法以外にも、PostgreSQL の認証方法 (MD5、SCRAM-SHA-256 など) を設定することで、パスワードのセキュリティを強化することができます。
  • psql コマンドには、-h オプション (ホスト名)、-p オプション (ポート番号) など、接続情報を指定するためのオプションが多数用意されています。

改善点

  • 各方法の説明を簡潔にまとめました。
  • 補足情報に日本語の情報へのリンクを追加しました。



環境変数を使う

#!/bin/bash

export PGPASSWORD="your_password"

psql -U postgres -d my_database <<EOF
SELECT * FROM my_table;
EOF

.pgpass ファイルを使う

#!/bin/bash

psql -U postgres -d my_database <<EOF
SELECT * FROM my_table;
EOF

psql コマンドにパスワードを埋め込む

#!/bin/bash

psql -U postgres -d my_database -W -c "SELECT * FROM my_table"

パスワードプロンプトを使う

#!/bin/bash

psql -U postgres -d my_database <<EOF
SELECT * FROM my_table;
EOF
  • サンプルコードはあくまでも参考です。
  • 実際に使用する場合は、環境に合わせて変更する必要があります。



PostgreSQL に接続するその他の方法

pgAdmin4 などの GUI ツールを使えば、コマンドライン操作に慣れていない人でも簡単に PostgreSQL に接続して操作することができます。

Python や Java などのプログラミング言語を使えば、PostgreSQL に接続してデータの操作やクエリの実行を行うことができます。

Web ブラウザを使う

phpPgAdmin などの Web ブラウザベースのツールを使えば、Web ブラウザから PostgreSQL に接続して操作することができます。

接続方法の選択

  • コマンドライン操作に慣れている場合は、psql コマンドを使うのが最も効率的です。
  • GUI ツールを使いたい場合は、pgAdmin4 などのツールがおすすめです。
  • プログラミング言語を使いたい場合は、Python や Java などの言語がおすすめです。

postgresql psql


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