SQL Serverでfloat型を科学的記数法を使わずにvarchar型に変換する方法:3つの実用的なアプローチ

2024-05-25

SQL Server で float 型を科学的記数法を使わずに varchar 型に変換する方法

STR関数を使用する

STR関数は、値を文字列に変換するために使用できる汎用関数です。 float 型の値を通常の数値形式で文字列に変換するには、次のように使用します。

SELECT STR(<float_value>, <precision>, <style>)
  • <float_value> は変換する float 型の値です。
  • <precision> は、結果の小数点以下の桁数を指定します。指定しない場合は、デフォルトの精度が使用されます。
  • <style> は、結果の数値形式を指定します。以下のいずれかの値を使用できます。
    • 0: 標準の数値形式 (例: 123.45)
    • 2: 科学的記数法 (例: 1.2345E+02)

例:

SELECT STR(123.45, 2, 0)

このクエリは、123.45 という float 型の値を "123.45" という文字列に変換します。

SELECT CONVERT(varchar(<precision>), <float_value>)
  • <precision> は、結果の小数点以下の桁数を指定します。
SELECT CONVERT(varchar(2), 123.45)
SELECT FORMAT(<float_value>, 'N'<precision>)
    SELECT FORMAT(123.45, 'N2')
    

    補足:

    • 上記の方法は、float 型だけでなく、decimal 型やnumeric 型の値を varchar 型に変換する場合にも使用できます。
    • 変換する値の精度によっては、結果が切り捨てられる場合があります。必要な精度を確保するために、適切な precision 値を指定してください。
    • SQL Server 2016 以降のバージョンの場合は、FORMAT関数を使用する方が、STR関数やCONVERT関数よりもパフォーマンスが優れている場合があります。

    これらの方法を参考に、状況に応じて適切な方法を選択してください。




    -- サンプルデータ
    DECLARE @float_value float = 123.456789;
    
    -- float 型の値を小数点以下 2 桁で通常の数値形式に変換
    SELECT STR(@float_value, 2, 0) AS converted_value;
    

    CONVERT関数を使用する

    -- サンプルデータ
    DECLARE @float_value float = 123.456789;
    
    -- float 型の値を小数点以下 2 桁で通常の数値形式に変換
    SELECT CONVERT(varchar(2), @float_value) AS converted_value;
    
    -- サンプルデータ
    DECLARE @float_value float = 123.456789;
    
    -- float 型の値を小数点以下 2 桁で通常の数値形式に変換
    SELECT FORMAT(@float_value, 'N2') AS converted_value;
    

    これらのコード例を参考に、ご自身のニーズに合わせて調整してください。




    SQL Server で float 型を科学的記数法を使わずに varchar 型に変換するその他の方法

    STUFF関数と SUBSTRING関数を組み合わせて使用すると、float 型の値を文字列に変換し、小数点以下の桁数を制御することができます。

    -- サンプルデータ
    DECLARE @float_value float = 123.456789;
    
    -- float 型の値を小数点以下 2 桁で通常の数値形式に変換
    SELECT SUBSTRING(STUFF(@float_value, PATINDEX('.', @float_value) + 1, 2), 1, LEN(@float_value) - PATINDEX('.', @float_value)) AS converted_value;
    

    このクエリは、以下の処理を実行します。

    1. PATINDEX('.', @float_value) 関数を使用して、小数点の位置を特定します。
    2. STUFF 関数を使用して、小数点以下の桁数を 2 桁に制限します。
    3. SUBSTRING 関数を使用して、必要な部分のみを文字列として抽出します。

    CAST関数と REVERSE関数を使用すると、float 型の値を文字列に変換し、数字の順序を反転させることができます。 その後、SUBSTRING関数を使用して、必要な部分を文字列として抽出することができます。

    -- サンプルデータ
    DECLARE @float_value float = 123.456789;
    
    -- float 型の値を小数点以下 2 桁で通常の数値形式に変換
    SELECT REVERSE(SUBSTRING(CAST(@float_value AS varchar(10)), 4, LEN(@float_value))) AS converted_value;
    
    1. CAST 関数を使用して、float 型の値を文字列に変換します。
    2. REVERSE 関数を使用して、数字の順序を反転させます。

    上記の方法はいずれも、状況に応じて使用することができます。 どの方法が最適かは、要件や好みのスタイルによって異なります。

    • 上記の方法は、より複雑でパフォーマンスが劣る場合があるため、日常的な使用にはあまり適していない可能性があります。
    • 複雑な形式設定が必要な場合は、FORMAT関数を使用する方が、より適切な場合があります。

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