MySQL、MariaDB、InnoDBでテーブル設計を簡素化する:生成された列の活用

2024-05-17

MySQL、MariaDB、InnoDB で生成された列の定義を見つける方法

INFORMATION_SCHEMA テーブルは、MySQL メタデータに関する情報を格納する特別なデータベーススキーマです。このテーブルを使用して、生成された列を含むすべての列の定義を見つけることができます。

SELECT COLUMN_NAME, DATA_TYPE, GENERATED AS IS_GENERATED
FROM INFORMATION_SCHEMA.COLUMNS
WHERE TABLE_SCHEMA = 'your_database_name'
AND TABLE_NAME = 'your_table_name';

このクエリは、your_database_name データベースの your_table_name テーブル内のすべての列を返し、各列の名前、データ型、および生成されたかどうかを示す IS_GENERATED フラグを表示します。

DESCRIBE ステートメントを使用して、特定のテーブルの構造を説明することもできます。このステートメントには、生成された列に関する情報も含まれます。

DESCRIBE your_table_name;

このクエリは、your_table_name テーブルの構造を説明する結果セットを返します。結果セットには、各列の名前、データ型、デフォルト値、および生成されたかどうかを示す Generated 列が含まれます。

SHOW CREATE TABLE ステートメントを使用して、特定のテーブルのDDL (Data Definition Language) スクリプトを取得することもできます。このスクリプトには、生成された列に関する情報も含まれます。

SHOW CREATE TABLE your_table_name;

このクエリは、your_table_name テーブルのDDL スクリプトを返します。スクリプトには、各列の定義が含まれ、生成された列には GENERATED ALWAYS または GENERATED COLUMN 句が含まれます。

MySQL クライアントツールを使用する

MySQL Workbench や HeidiSQL などの MySQL クライアントツールを使用して、生成された列を含むすべての列を表示することもできます。これらのツールには、テーブル構造を視覚的に表示し、各列の詳細情報を表示する機能が備わっています。

InnoDB での生成された列に関する追加情報

InnoDB では、2 種類の生成された列がサポートされています。

  • VIRTUAL GENERATED COLUMNS: これらの列は、式に基づいて計算される値を格納します。式は、ストアドプロシージャ、UDF (ユーザー定義関数)、または定数式など、さまざまな方法で定義できます。
  • PERSISTENT GENERATED COLUMNS: これらの列は、式に基づいて計算される値を格納し、その値はデータベースに保存されます。これにより、列の値が更新されるたびに式を再評価する必要がなくなります。

生成された列は、テーブル設計を簡素化し、冗長なデータを削減するのに役立ちます。また、アプリケーションロジックをデータベースから分離し、パフォーマンスを向上させるのにも役立ちます。

注:

  • 上記の例では、your_database_nameyour_table_name を実際のデータベース名とテーブル名に置き換える必要があります。



生成された列を作成する

CREATE TABLE customers (
  customer_id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  first_name VARCHAR(50) NOT NULL,
  last_name VARCHAR(50) NOT NULL,
  email VARCHAR(100) NOT NULL,
  phone_number VARCHAR(20) NOT NULL,
  created_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
  updated_at DATETIME DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP,
  full_name GENERATED ALWAYS AS (CONCAT(first_name, ' ', last_name)) VIRTUAL
);

このコードは、customers という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、顧客に関する情報を格納する次の列が含まれます。

  • customer_id: 主キーとして使用される自動インクリメント整型数
  • first_name: 顧客のファーストネーム
  • email: 顧客の電子メールアドレス
  • phone_number: 顧客の電話番号
  • created_at: 顧客レコードが作成された日時
  • full_name: 顧客のファーストネームとラストネームを結合した生成された列

full_name 列は、GENERATED ALWAYS AS 句を使用して定義される生成された列です。これは、CONCAT 関数を使用して first_name 列と last_name 列の値を結合することで計算される仮想列であることを意味します。

生成された列は、他の列と同じように使用できます。たとえば、次のクエリを使用して、customers テーブル内のすべての顧客の完全な名前を選択できます。

SELECT customer_id, full_name FROM customers;

このクエリは、customer_id 列と full_name 列の値を含む結果セットを返します。

SELECT customer_id, full_name FROM customers WHERE full_name = 'Smith';

このクエリは、customer_id 列と full_name 列の値を含む結果セットを返し、full_name 列の値が "Smith" である顧客のみが含まれます。

生成された列は、MySQL、MariaDB、InnoDB でデータの冗長性を削減し、テーブル設計を簡素化するための強力なツールです。上記のサンプルコードは、生成された列を作成、使用、および照会の方法を示す出発点として使用できます。




他の方法

MySQL クエリログを有効にして、テーブルを変更するクエリを記録できます。これらのクエリには、生成された列に関する情報も含まれます。

MySQL プロファイラーを使用して、テーブル変更操作のパフォーマンスを分析できます。このツールには、生成された列に関する情報も含まれます。

第三者製のツールを使用する

MySQL リポジトリを調べる

注意事項

上記で紹介した方法は、MySQL 5.7 以降のバージョンでのみ使用できます。古いバージョンの MySQL を使用している場合は、生成された列に関する情報を取得するために異なる方法が必要になる場合があります。


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