MongoDB で $exists と $ne 演算子を使って存在チェック付き NOT IN クエリを実行する

2024-05-20

MongoDB で NOT IN クエリを実行する方法

$nin 演算子は、フィールドの値が指定されたリストのいずれにも一致しないドキュメントを取得するために使用されます。構文は以下の通りです。

db.collection.find({ field: { $nin: [value1, value2, ...] } })

例:

次のクエリは、age フィールドが 20、30、または 40 ではないすべてのドキュメントを取得します。

db.users.find({ age: { $nin: [20, 30, 40] } })

$not と $ne 演算子を使用する

この方法は、より複雑なクエリを作成する場合に役立ちます。構文は以下の通りです。

db.collection.find({ $and: [{ field: { $not: { $in: [value1, value2, ...] } } }, { ... }] })

次のクエリは、city フィールドが "Seattle" ではないかつ、age フィールドが 30 以上のすべてのドキュメントを取得します。

db.users.find({ $and: [{ city: { $not: { $in: ["Seattle"] } } }, { age: { $gte: 30 } } ] })

補足:

  • 上記の例では、数値フィールドに対して $nin 演算子を使用しています。文字列フィールドに対して使用する場合は、値を引用符で囲む必要があります。
  • $nin 演算子は、配列内のすべての値と一致しないドキュメントのみを返します。 少なくとも 1 つの値と一致するドキュメントを返すには、$nin 演算子の代わりに $ne 演算子を使用する必要があります。
  • 複雑なクエリの作成には、$not 演算子と組み合わせて複数の $and または $or 条件を使用することができます。



    // 1. $nin 演算子を使用する
    
    db.users.find({ age: { $nin: [20, 30, 40] } })
    
    // 2. $not と $ne 演算子を使用する
    
    db.users.find({
      $and: [
        { city: { $not: { $in: ["Seattle"] } } },
        { age: { $gte: 30 } }
      ]
    })
    

    説明:

    • db.users は、users コレクションへの参照です。
    • find() メソッドは、コレクション内のドキュメントを検索するために使用されます。
    • {} は、検索条件を指定するために使用されます。
    • age は、検索条件のフィールド名です。
    • $nin は、$nin 演算子です。
    • [20, 30, 40] は、age フィールドが一致しない値のリストです。
    • このクエリは、より複雑な条件を処理するために $and 演算子を使用しています。
    • $not 演算子は、$in 演算子の結果を反転させます。
    • $gte 演算子は、age フィールドが 30 以上であることを意味します。

    注:

    • これらの例は、基本的な使用方法を示すものです。より複雑なクエリを作成するには、$and$or$eq$gt などの他の演算子と組み合わせて使用することができます。



    MongoDB で NOT IN クエリを実行するその他の方法

    集計フレームワークを使用する

    MongoDB の集計フレームワークは、複雑なデータ分析を実行するための強力なツールです。 $match ステージと $nin 演算子を組み合わせて、NOT IN クエリを表現することができます。 構文は以下の通りです。

    db.collection.aggregate([
      { $match: { field: { $nin: [value1, value2, ...] } } },
      // ... その他のステージ
    ])
    
    db.users.aggregate([
      { $match: { age: { $nin: [20, 30, 40] } } },
      { $count: "not_in_count" }
    ])
    

    サブクエリを使用して、NOT IN 条件を別のクエリで定義することもできます。 構文は以下の通りです。

    db.collection.find({ field: { $nin: [db.otherCollection.find({ ... })] } })
    

    次のクエリは、users コレクション内の age フィールドが ages コレクション内のドキュメントの age フィールドと一致しないすべてのドキュメントを取得します。

    db.users.find({
      age: { $nin: [db.ages.find({ })] }
    })
    
    db.collection.find({ field: { $exists: true, $ne: [value1, value2, ...] } })
    
    db.users.find({ city: { $exists: true, $ne: "Seattle" } })
    

    最適な方法を選択する

    使用する方法は、特定の要件とデータセットによって異なります。

    • シンプルなクエリの場合は、$nin 演算子が最良の選択肢です。
    • より複雑なクエリの場合は、集計フレームワークやサブクエリの方が柔軟性が高いかもしれません。
    • フィールドの存在を確認する場合は、$exists$ne 演算子を使用するのが最適です。

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