【初心者向け】SQL Server テーブル定義の確認方法:T-SQL クエリとシステムプロシージャを使いこなす

2024-05-13

SQL Server でテーブル定義を表示するには、主に以下の 2 つの方法があります。

  1. システムストアドプロシージャを使用する
  2. Transact-SQL (T-SQL) クエリを使用する

利点

  • シンプルでわかりやすい
  • 初心者でも使いやすい

手順

  1. SQL Server Management Studio (SSMS) を起動します。
  2. 接続するサーバーとデータベースを選択します。
  3. オブジェクト エクスプローラーで、テーブル定義を確認したいテーブルを右クリックします。
  4. コンテキスト メニューから 「スクリプトを作成」 > **「テーブル DDL として」**を選択します。

結果

選択したテーブルの CREATE TABLE ステートメントを含むスクリプトが生成されます。このスクリプトには、テーブル名、列名、データ型、制約などの情報が含まれています。

  • 柔軟性が高い
  • 他の操作と組み合わせることができる
  1. SSMS で新しいクエリ ウィンドウを開きます。
  2. 以下の T-SQL クエリを貼り付け、テーブル名に置き換えて実行します。
sp_help @objname = N'テーブル名', @db = N'データベース名'

sp_help @objname = N'dbo.Employees', @db = N'MyDatabase'

クエリの結果は、選択したテーブルの列名、データ型、長さ、許容値、デフォルト値などの情報を含むテーブルになります。

補足

  • sp_help プロシージャは、テーブルだけでなく、ビュー、プロシージャ、ストアド プロシージャなどの他のデータベース オブジェクトの定義も表示できます。
  • T-SQL クエリを使用する場合は、sys.columnssys.types などのシステム テーブルビューを使用して、より詳細な情報を取得することもできます。



sp_help @objname = N'dbo.Employees', @db = N'MyDatabase'

このコードを実行すると、次のようになります。

Output:

  --
  -- 列名                データ型      長さ      許容値       デフォルト値
  --
  EmployeeID            int             4                   NOT NULL         (No default value)
  FirstName            nvarchar(50)    50                    NULL                ''
  LastName             nvarchar(50)    50                    NULL                ''
  Email                 nvarchar(100)   100                   NULL                ''
  HireDate             datetime        (23)                   NULL                (GetDate())
  Salary                decimal(18, 2)   18, 2                 NULL                0.00

  --
  -- 主キー制約
  --
  CONSTRAINT PK_Employees PRIMARY KEY (EmployeeID)

説明

  • sp_help プロシージャは、2 つの引数を受け取ります。
    • @objname: 表示するオブジェクトの名前。この例では、dbo.Employees テーブルを指定します。
    • @db: オブジェクトが存在するデータベースの名前。この例では、MyDatabase データベースを指定します。
  • クエリの結果は、次の列を含むテーブルになります。
    • ColumnName: 列名
    • DataType: データ型
    • Length: データの長さ
    • Nullable: 列が NULL 値を許容するかどうか
    • DefaultValue: 列のデフォルト値

追加例

以下のコードは、sys.columns システムビューを使用して、MyDatabase データベースの dbo.Employees テーブルの列に関するより詳細な情報を取得する例です。

SELECT
    c.name AS 列名,
    t.name AS データ型,
    c.length AS 長さ,
    c.is_nullable AS 許容値,
    d.name AS デフォルト値
FROM sys.columns c
INNER JOIN sys.types t ON c.type_id = t.type_id
LEFT JOIN sys.default_constraints d ON c.object_id = d.parent_id AND c.column_id = d.column_id
WHERE c.object_id = OBJECT_ID(N'dbo.Employees')
ORDER BY c.column_id;
Output:

  列名        データ型       長さ    許容値       デフォルト値
  ----------  ------------  --------  ------------  -------------
  EmployeeID  int             4       否          (なし)
  FirstName     nvarchar(50)   50      はい          ''
  LastName      nvarchar(50)   50      はい          ''
  Email        nvarchar(100)   100     はい          ''
  HireDate     datetime        (23)     はい          GETDATE()
  Salary       decimal(18, 2)  18, 2    はい          0.00

このクエリは、sp_help プロシージャよりも詳細な情報を提供します。各列のデータ型、長さ、許容値、デフォルト値だけでなく、列名も表示します。

これらの例は、T-SQL クエリを使用して SQL Server でテーブル定義を表示する方法を示すほんの一例です。ニーズに合わせてクエリをカスタマイズして、必要な情報を取得することができます。




SQL Server でテーブル定義を表示するその他の方法

上記に加えて、テーブル定義を表示するその他の方法をいくつか紹介します。

方法 3: SSMS のオブジェクト エクスプローラーを使用する

  • グラフィカルなインターフェースを使用して簡単に操作できる
  1. SSMS を起動します。
  2. テーブルを右クリックし、コンテキスト メニューから **「プロパティ」**を選択します。
  3. 「定義」 ページに移動すると、テーブルの CREATE TABLE ステートメントが表示されます。

方法 4: SQL Server Management Studio Integration Services (SSIS) を使用する

  • テーブル定義をレポートとして生成できる
  • スケジュール実行できる
  1. SSIS パッケージを作成します。
  2. 「データフロー タスク」 を追加します。
  3. 「OLE DB ソース」 アダプターを追加し、テーブル定義を取得するテーブルを構成します。
  4. 「スクリプト コンポーネント」 を追加し、以下の T-SQL クエリを貼り付けます。
SELECT
    'CREATE TABLE ' + QUOTENAME(t.schema_name) + '.' + QUOTENAME(t.name) + ' (' +
        STRING_AGG(
            QUOTENAME(c.name) + ' ' +
            DATA_TYPE_NAME(c.data_type) +
            (CASE WHEN c.is_nullable = 1 THEN ' NULL' ELSE '' END) +
            (CASE WHEN c.is_identity = 1 THEN ' IDENTITY(' + CONVERT(VARCHAR(20), c.seed_value) + ',' + CONVERT(VARCHAR(20), c.increment_value) + ')' ELSE '' END) +
            (CASE WHEN d.definition IS NOT NULL THEN ' DEFAULT ' + d.definition ELSE '' END) + ',',
            '\n'
        )
        FROM sys.columns c
        INNER JOIN sys.types t ON c.type_id = t.type_id
        LEFT JOIN sys.default_constraints d ON c.object_id = d.parent_id AND c.column_id = d.column_id
        WHERE c.object_id = OBJECT_ID(@TableName)
        ORDER BY c.column_id
    ) + ')'
FROM sys.tables t
WHERE t.name = @TableName
  1. 「スクリプト コンポーネント」「ファイル デスティネーション」 アダプターに接続します。

方法 5: PowerShell を使用する

  • 自動化スクリプトに組み込むことができる
  1. PowerShell で以下のコマンドを実行します。
Get-SqlTableDefinition -DatabaseName MyDatabase -TableName dbo.Employees | Out-File C:\EmployeesTableDefinition.txt

このコマンドは、MyDatabase データベースの dbo.Employees テーブルの定義を C:\EmployeesTableDefinition.txt ファイルに出力します。

上記の方法以外にも、サードパーティ製のツールを使用してテーブル定義を表示する方法があります。

これらの方法はそれぞれ異なる利点と欠点があります。ニーズに合わせて最適な方法を選択してください。

この説明


sql-server t-sql


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