MariaDBソースインストールにおけるmy.cnfとは?
MariaDBのソースにおけるデフォルトmy.cnfについて
ソースからのインストール の場合、my.cnf
ファイルはデフォルトで提供されません。そのため、手動で作成し、必要な設定を記述する必要があります。
my.cnf ファイルの典型的な内容は次のとおりです。
# MariaDBサーバーの設定ファイル
[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql
# TCPポート
port=3306
# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock
# 文字セット
character-set-server=utf8mb4
# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci
# 最大接続数
max_connections=150
# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4
# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G
# slow query log
slow_query_log=1
# slow query log file
slow_query_log_file=/var/log/mysql/slow_query.log
# long query time
long_query_time=10
上記の例はほんの一例であり、必要に応じて追加設定を行うことができます。
my.cnf ファイルの場所は、インストール方法やオペレーティングシステムによって異なる場合があります。詳細については、MariaDBのドキュメントを参照してください。
MariaDB のソースからインストールする場合、my.cnf
ファイルを適切に設定することが重要です。これにより、サーバーがニーズに合わせて動作し、パフォーマンスと安定性を確保することができます。
基本的な設定
# MariaDBサーバーの設定ファイル
[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql
# TCPポート
port=3306
# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock
# 文字セット
character-set-server=utf8mb4
# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci
# 最大接続数
max_connections=150
# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4
# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G
詳細な設定
# MariaDBサーバーの設定ファイル
[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql
# TCPポート
port=3306
# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock
# 文字セット
character-set-server=utf8mb4
# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci
# 最大接続数
max_connections=150
# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4
# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G
# slow query log
slow_query_log=1
# slow query log file
slow_query_log_file=/var/log/mysql/slow_query.log
# long query time
long_query_time=10
# log_error
log_error=/var/log/mysql/error.log
# log_bin
log_bin=/var/log/mysql/mysql-bin.log
# binlog_format
binlog_format=MIXED
# server-id
server-id=1
# replication
replicate-do-db=test
replicate-ignore-db=INFORMATION_SCHEMA,PERFORMANCE_SCHEMA
# sync-binlog
sync-binlog=1
# expire-logs-days
expire-logs-days=10
# purge-auto-increment
purge-auto_increment=1
# tmpdir=/tmp/mysql
tmpdir=/var/tmp/mysql
特定のニーズに対応した設定
- パフォーマンスを向上させる:
innodb_buffer_pool_size
、thread_pool_size
、max_connections
などの設定を調整することで、サーバーのパフォーマンスを向上させることができます。 - セキュリティを強化する:
log_error
、log_bin
、server-id
などの設定を調整することで、サーバーのセキュリティを強化することができます。 - レプリケーションを有効にする:
replicate-do-db
、replicate-ignore-db
、sync-binlog
などの設定を調整することで、レプリケーションを有効にすることができます。
注意事項
- my.cnf ファイルを編集する前に、必ずバックアップを取ってください。
- 不明な設定を変更しないようにしてください。
- 変更を加えた後、サーバーを再起動する必要があります。
MariaDB のデフォルトmy.cnf設定を構成するその他の方法
手動でmy.cnfファイルを作成する
上記で説明したように、my.cnf
ファイルを手動で作成し、必要な設定を記述することができます。これは、最も基本的な方法ですが、すべての設定を個別に設定する必要があるため、時間がかかります。
MariaDBパッケージのデフォルト設定を使用する
多くのオペレーティングシステムには、MariaDBパッケージにデフォルトの my.cnf
ファイルが含まれています。このファイルは通常、/etc/my.cnf
または /etc/mysql/my.cnf
などの場所に配置されます。デフォルト設定を使用するには、このファイルを編集して、ニーズに合わせて設定を調整する必要があります。
MariaDBコンフィグレーションスクリプトを使用する
MariaDBには、mysql_config_editor
などのコンフィグレーションスクリプトが含まれています。これらのスクリプトを使用すると、インタラクティブな方法で my.cnf
ファイルを設定することができます。これは、個々の設定を個別に設定するよりも簡単で、エラーを犯す可能性が低くなります。
Ansibleなどの構成管理ツールを使用すると、my.cnf
ファイルを含むサーバーの設定を自動化することができます。これは、複数のサーバーを管理する必要がある場合に役立ちます。
最適な方法を選択する
使用する方法は、ニーズとスキルレベルによって異なります。
- 初心者 の場合は、手動で
my.cnf
ファイルを作成する方法から始めることをお勧めします。これは、基本的な概念を理解し、ファイルの構造に慣れるのに役立ちます。 - ある程度の経験 がある場合は、MariaDBパッケージのデフォルト設定を使用するか、MariaDBコンフィグレーションスクリプトを使用することを検討してください。これらの方法は、より迅速で簡単ですが、個々の設定を個別に設定するよりも柔軟性が低くなります。
- 経験豊富な ユーザーは、Ansibleなどの構成管理ツールを使用して、
my.cnf
ファイルを含むサーバーの設定を自動化することを検討してください。
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