MariaDBソースインストールにおけるmy.cnfとは?

2024-04-16

MariaDBのソースにおけるデフォルトmy.cnfについて

ソースからのインストール の場合、my.cnf ファイルはデフォルトで提供されません。そのため、手動で作成し、必要な設定を記述する必要があります。

my.cnf ファイルの典型的な内容は次のとおりです。

# MariaDBサーバーの設定ファイル

[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql

# TCPポート
port=3306

# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock

# 文字セット
character-set-server=utf8mb4

# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci

# 最大接続数
max_connections=150

# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4

# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G

# slow query log
slow_query_log=1

# slow query log file
slow_query_log_file=/var/log/mysql/slow_query.log

# long query time
long_query_time=10

上記の例はほんの一例であり、必要に応じて追加設定を行うことができます。

my.cnf ファイルの場所は、インストール方法やオペレーティングシステムによって異なる場合があります。詳細については、MariaDBのドキュメントを参照してください。

MariaDB のソースからインストールする場合、my.cnf ファイルを適切に設定することが重要です。これにより、サーバーがニーズに合わせて動作し、パフォーマンスと安定性を確保することができます。




基本的な設定

# MariaDBサーバーの設定ファイル

[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql

# TCPポート
port=3306

# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock

# 文字セット
character-set-server=utf8mb4

# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci

# 最大接続数
max_connections=150

# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4

# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G

詳細な設定

# MariaDBサーバーの設定ファイル

[mysqld]
# データディレクトリ
datadir=/var/lib/mysql

# TCPポート
port=3306

# socketファイル
socket=/var/run/mysql/mysql.sock

# 文字セット
character-set-server=utf8mb4

# collation
collation-server=utf8mb4_unicode_ci

# 最大接続数
max_connections=150

# スレッドプールサイズ
thread_pool_size=4

# innodb buffer pool size
innodb_buffer_pool_size=1G

# slow query log
slow_query_log=1

# slow query log file
slow_query_log_file=/var/log/mysql/slow_query.log

# long query time
long_query_time=10

# log_error
log_error=/var/log/mysql/error.log

# log_bin
log_bin=/var/log/mysql/mysql-bin.log

# binlog_format
binlog_format=MIXED

# server-id
server-id=1

# replication
replicate-do-db=test
replicate-ignore-db=INFORMATION_SCHEMA,PERFORMANCE_SCHEMA

# sync-binlog
sync-binlog=1

# expire-logs-days
expire-logs-days=10

# purge-auto-increment
purge-auto_increment=1

# tmpdir=/tmp/mysql
tmpdir=/var/tmp/mysql

特定のニーズに対応した設定

  • パフォーマンスを向上させる: innodb_buffer_pool_sizethread_pool_sizemax_connections などの設定を調整することで、サーバーのパフォーマンスを向上させることができます。
  • セキュリティを強化する: log_errorlog_binserver-id などの設定を調整することで、サーバーのセキュリティを強化することができます。
  • レプリケーションを有効にする: replicate-do-dbreplicate-ignore-dbsync-binlog などの設定を調整することで、レプリケーションを有効にすることができます。

注意事項

  • my.cnf ファイルを編集する前に、必ずバックアップを取ってください。
  • 不明な設定を変更しないようにしてください。
  • 変更を加えた後、サーバーを再起動する必要があります。



MariaDB のデフォルトmy.cnf設定を構成するその他の方法

手動でmy.cnfファイルを作成する

上記で説明したように、my.cnf ファイルを手動で作成し、必要な設定を記述することができます。これは、最も基本的な方法ですが、すべての設定を個別に設定する必要があるため、時間がかかります。

MariaDBパッケージのデフォルト設定を使用する

多くのオペレーティングシステムには、MariaDBパッケージにデフォルトの my.cnf ファイルが含まれています。このファイルは通常、/etc/my.cnf または /etc/mysql/my.cnf などの場所に配置されます。デフォルト設定を使用するには、このファイルを編集して、ニーズに合わせて設定を調整する必要があります。

MariaDBコンフィグレーションスクリプトを使用する

MariaDBには、mysql_config_editor などのコンフィグレーションスクリプトが含まれています。これらのスクリプトを使用すると、インタラクティブな方法で my.cnf ファイルを設定することができます。これは、個々の設定を個別に設定するよりも簡単で、エラーを犯す可能性が低くなります。

Ansibleなどの構成管理ツールを使用すると、my.cnf ファイルを含むサーバーの設定を自動化することができます。これは、複数のサーバーを管理する必要がある場合に役立ちます。

最適な方法を選択する

使用する方法は、ニーズとスキルレベルによって異なります。

  • 初心者 の場合は、手動で my.cnf ファイルを作成する方法から始めることをお勧めします。これは、基本的な概念を理解し、ファイルの構造に慣れるのに役立ちます。
  • ある程度の経験 がある場合は、MariaDBパッケージのデフォルト設定を使用するか、MariaDBコンフィグレーションスクリプトを使用することを検討してください。これらの方法は、より迅速で簡単ですが、個々の設定を個別に設定するよりも柔軟性が低くなります。
  • 経験豊富な ユーザーは、Ansibleなどの構成管理ツールを使用して、my.cnf ファイルを含むサーバーの設定を自動化することを検討してください。

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