MariaDB: VARCHARとTEXTの徹底比較
MariaDB: VARCHARとTEXTの比較
データサイズ:
- VARCHAR: 最大65,535バイトの文字列を格納できます。
- TEXT: 最大65,535バイト(BLOB型)または4,294,967,295バイト(MEDIUMTEXT型)の文字列を格納できます。
ストレージ効率:
- VARCHAR: 格納される文字列の長さに応じてストレージスペースが割り当てられます。つまり、短い文字列を格納する場合、VARCHARはTEXTよりも効率的です。
- TEXT: 固定長のストレージスペースが割り当てられます。つまり、短い文字列を格納する場合、TEXTはVARCHARよりもストレージスペースを無駄にします。
インデックス:
- VARCHAR: VARCHAR列にインデックスを作成できます。インデックスは、データ検索を高速化するために使用されます。
- TEXT: TEXT列にはインデックスを作成できません。
使用例:
- VARCHAR: 短い文字列を格納する場合に適しています。例:名前、住所、電話番号など
VARCHARとTEXTのどちらを使用するかは、格納する文字列の長さや、インデックスが必要かどうかによって決まります。
-- VARCHARとTEXT列を持つテーブルを作成
CREATE TABLE example (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
description TEXT,
PRIMARY KEY (id)
);
-- VARCHAR列に値を挿入
INSERT INTO example (name, description) VALUES ('John Doe', 'This is a short description.');
-- TEXT列に値を挿入
INSERT INTO example (name, description) VALUES ('Jane Doe', 'This is a long description that spans multiple lines.');
-- VARCHAR列で検索
SELECT * FROM example WHERE name = 'John Doe';
-- TEXT列で検索
SELECT * FROM example WHERE description LIKE '%long%';
注意:
- VARCHAR列の長さは、必要に応じて調整してください。
- TEXT列は非常に長い文字列を格納できるため、インデックスを作成することはできません。
VARCHARとTEXT以外の方法
CHAR:
- 固定長の文字列を格納するために使用されます。
- VARCHARと異なり、CHARは末尾の空白スペースを保持します。
- VARCHARよりもストレージ効率が低くなります。
BLOB:
- 画像、動画、音声などのデータを格納できます。
- TEXTよりもストレージ容量が大きくなります。
JSON:
- 構造化されたデータを格納する場合に便利です。
- TEXTよりも解析しやすい形式です。
ENUM:
- 列挙型と呼ばれる、あらかじめ定義された値のみを格納できるデータ型です。
- データの整合性を保ちたい場合に便利です。
mariadb