Laravel マイグレーションで float 型フィールドを作成する方法: 基本的な方法
PHP、MySQL、Laravel でのマイグレーションにおける float 型フィールドの作成
Laravel でマイグレーションを作成する際に、decimal
型ではなく float
型のフィールドを作成したい場合があります。しかし、デフォルトでは float
型は double
型として扱われます。このチュートリアルでは、マイグレーションで float
型のフィールドを作成する方法を、分かりやすく日本語で解説します。
手順
- マイグレーションファイルの作成
まず、マイグレーションファイルを作成します。コマンドラインから以下のコマンドを実行します。
php artisan make:migration create_float_fields
- フィールドの定義
作成したマイグレーションファイル内の up
メソッドで、以下のコードを追加します。
public function up()
{
Schema::create('your_table_name', function (Blueprint $table) {
$table->float('your_field_name');
});
}
このコードは、your_table_name
という名前のテーブルに your_field_name
という名前の float
型のフィールドを作成します。
- 精度とスケールの指定
float
型には、精度とスケールを指定することができます。精度とは、小数点以下の桁数を指し、スケールとは、小数点の位置を指します。
$table->float('your_field_name', 8, 2);
このコードは、your_field_name
フィールドの精度を 8 桁、スケールを 2 桁に設定します。
- マイグレーションの実行
マイグレーションを実行するには、以下のコマンドを実行します。
php artisan migrate
注意点
float
型は、32 ビットのシステムでは約 7 桁、64 ビットのシステムでは約 15 桁の精度しかありません。- より高い精度が必要な場合は、
decimal
型を使用する必要があります。
このチュートリアルでは、Laravel でマイグレーションを作成する際に float
型のフィールドを作成する方法を説明しました。精度とスケールを指定する方法についても説明しました。
補足
このチュートリアルで説明した方法は、Laravel 8.x を使用しています。他のバージョンの Laravel を使用している場合は、ドキュメントを参照してください。
また、このチュートリアルはあくまでも基本的な説明です。より複雑なマイグレーションを作成するには、Laravel のドキュメントを参照してください。
<?php
use Illuminate\Database\Migrations\Migration;
use Illuminate\Database\Schema\Blueprint;
use Illuminate\Support\Facades\Schema;
class CreateFloatFieldsTable extends Migration
{
/**
* Run the migrations.
*
* @return void
*/
public function up()
{
Schema::create('your_table_name', function (Blueprint $table) {
$table->id();
$table->float('your_field_name', 8, 2);
$table->timestamps();
});
}
/**
* Reverse the migrations.
*
* @return void
*/
public function down()
{
Schema::dropIfExists('your_table_name');
}
}
説明
id
: 主キーyour_field_name
:float
型のフィールド。精度が 8 桁、スケールが 2 桁です。timestamps
: 作成日時と更新日時を自動的に記録するフィールド
使用方法
このコードを使用するには、以下の手順を実行します。
- 上記のコードを
create_float_fields.php
という名前のファイルに保存します。 - コマンドラインから以下のコマンドを実行します。
php artisan make:migration create_float_fields
php artisan migrate
このコードはあくまでも例です。実際に使用する場合は、テーブル名やフィールド名を変更する必要があります。
PHP、MySQL、Laravel でのマイグレーションにおける float 型フィールドの作成: 他の方法
Laravel でマイグレーションを作成する際に、float
型のフィールドを作成する方法をいくつか紹介しました。しかし、状況によっては、他の方法がより適切な場合があります。
他の方法
ここでは、float
型のフィールドを作成する際に使用できる他の方法をいくつか紹介します。
unsignedFloat
型は、符号なしの float
型です。つまり、負の値を格納することはできません。
$table->unsignedFloat('your_field_name', 8, 2);
decimal
型は、より高い精度が必要な場合に使用することができます。
$table->decimal('your_field_name', 10, 5);
Custom Database Type の使用
Laravel では、カスタムデータベースタイプを作成することもできます。
Schema::create('your_table_name', function (Blueprint $table) {
$table->float('your_field_name', 8, 2, true);
});
キャストの使用
マイグレーションでフィールドを作成した後、モデルでキャストを使用してフィールドの型を変更することができます。
class YourModel extends Model
{
protected $casts = [
'your_field_name' => 'float:8,2',
];
}
- 負の値を格納する必要がない場合は、
unsignedFloat
型を使用することができます。 - キャストを使用すると、モデルでフィールドの型を簡単に変更することができます。
php mysql laravel