サンプルコードで学ぶMySQL/MariaDBにおけるrand()とhaving

2024-04-02

MySQL/MariaDBにおけるrand()とhavingの使用方法

rand()関数は、0から1までのランダムな浮動小数点数を生成します。この関数は、SELECT句で使用することで、ランダムなデータを取得することができます。

例:

SELECT * FROM users ORDER BY RAND();

このクエリは、usersテーブルからランダムな順序でデータを取得します。

having句は、GROUP BY句の後で使用される句です。この句では、グループ化されたデータに対して条件を指定することができます。

SELECT gender, COUNT(*) AS count
FROM users
GROUP BY gender
HAVING COUNT(*) > 10;

このクエリは、usersテーブルを性別でグループ化し、各グループのデータ件数が10件を超えるグループのみを抽出します。

rand()havingを組み合わせることで、ランダムなデータグループを取得することができます。

SELECT gender, COUNT(*) AS count
FROM users
GROUP BY gender
HAVING RAND() > 0.5;

注意点

  • rand()関数は、毎回異なる値を生成するため、同じクエリを実行しても結果が異なる場合があります。
  • having句は、GROUP BY句の後で使用される必要があるため、having句を使用する前にGROUP BY句を記述する必要があります。



以下のusersテーブルを使用します。

CREATE TABLE users (
  id INT,
  name VARCHAR(255),
  gender VARCHAR(10),
  age INT
);

INSERT INTO users (id, name, gender, age) VALUES
(1, 'John Doe', 'male', 20),
(2, 'Jane Doe', 'female', 21),
(3, 'Mike Jones', 'male', 22),
(4, 'Sarah Miller', 'female', 23),
(5, 'Tom Hanks', 'male', 24);

ランダムな性別グループを取得

SELECT gender, COUNT(*) AS count
FROM users
GROUP BY gender
HAVING RAND() > 0.5;
SELECT age_group, COUNT(*) AS count
FROM users
GROUP BY age_group
HAVING RAND() > 0.5
ORDER BY age_group;

ランダムな名前を取得

SELECT name
FROM users
ORDER BY RAND()
LIMIT 1;
SELECT u1.name AS male_name, u2.name AS female_name
FROM users u1
JOIN users u2 ON u1.gender = 'male' AND u2.gender = 'female'
ORDER BY RAND()
LIMIT 1;



ランダムなデータを取得するその他の方法

ORDER BY RAND()句を使用すると、結果をランダムな順序で取得することができます。

SELECT * FROM users ORDER BY RAND();

LIMIT句を使用すると、取得するデータ件数を制限することができます。

SELECT * FROM users ORDER BY RAND() LIMIT 10;

サブクエリを使用して、ランダムなデータを取得することができます。

SELECT * FROM users
WHERE id IN (
  SELECT id FROM users ORDER BY RAND() LIMIT 10
);
SELECT * FROM orders
JOIN products ON orders.product_id = products.id
WHERE products.category = 'electronics'
ORDER BY RAND()
LIMIT 10;

このクエリは、electronicsカテゴリに属する商品をランダムに10件取得します。


mysql mariadb


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