Entity Framework Core Code First で SQLite を使用する際のエラー 14: 'データベース ファイルを開くことができません' - 原因と解決策

2024-06-08

Entity Framework Core Code First で SQLite を使用する場合、データベース ファイルを開く際にエラー 14: 'データベース ファイルを開くことができません' が発生することがあります。これは、通常、以下のいずれかの原因が考えられます。

  1. データベース ファイルが存在しない:
    • アプリケーションが初めて実行される場合、データベース ファイルは自動的に作成されます。
    • 既存のデータベース ファイルが削除されている可能性があります。
  2. データベース ファイルへのアクセス許可がない:
    • アプリケーションがデータベース ファイルを読み書きするのに十分な権限を持っていない可能性があります。
    • データベース ファイルが別のプロセスによってロックされている可能性があります。
  3. データベース ファイルの形式が正しくない:
    • データベース ファイルが古いバージョンの SQLite で作成されている可能性があります。

解決策

以下の方法で問題を解決できる可能性があります。

データベース ファイルの存在を確認する

アプリケーションを実行する前に、データベース ファイルが存在するかどうかを確認してください。データベース ファイルは、通常、アプリケーションの App_Data フォルダー内にあります。

アプリケーションがデータベース ファイルを読み書きするのに十分な権限を持っていることを確認してください。データベース ファイルに Everyone グループに対して読み書きアクセス権を付与することをお勧めします。

データベース ファイルを修復または再作成する

データベース ファイルが破損している場合は、SQLite データベース修復ツールを使用して修復するか、データベース ファイルを削除して再作成する必要があります。

SQLite のバージョンを確認する

データベース ファイルが古いバージョンの SQLite で作成されている場合は、SQLite の最新バージョンにアップグレードする必要があります。

その他のヒント

  • アプリケーションをデバッグモードで実行すると、エラーの詳細情報が表示される場合があります。
  • Entity Framework Core のログを有効にして、エラーの原因に関する情報を収集することができます。



    Entity Framework Core Code First で SQLite を使用する際のエラー 14: 'データベース ファイルを開くことができません' を解決するためのサンプルコード

    using Microsoft.EntityFrameworkCore;
    using System.IO;
    
    namespace MyApplication
    {
        public class MyContext : DbContext
        {
            public DbSet<MyEntity> MyEntities { get; set; }
    
            protected override void OnConfiguring(DbContextOptionsBuilder optionsBuilder)
            {
                var dbPath = Path.Combine(Directory.GetCurrentDirectory(), "mydatabase.db");
    
                if (!File.Exists(dbPath))
                {
                    optionsBuilder.UseSqlite($"Data Source={dbPath}");
                }
            }
        }
    }
    

    このコードでは、MyContext という DbContext クラスが定義されています。このクラスは、MyEntity というエンティティ クラスの DbSet を持っています。

    OnConfiguring メソッドは、DbContext がどのように構成されるかを決定するために使用されます。このメソッドでは、データベース ファイルが存在しない場合は、UseSqlite メソッドを使用して SQLite データベース ファイルへの接続文字列を指定しています。

    このコードを実行すると、アプリケーションが初めて実行されたときに mydatabase.db という名前のデータベース ファイルが自動的に作成されます。

    注記:

    • このコードは、.NET Core コンソール アプリケーション用のものです。
    • 実際のアプリケーションでは、接続文字列をアプリケーション設定ファイルに格納することをお勧めします。



    Entity Framework Core Code First で SQLite を使用する際のエラー 14: 'データベース ファイルを開くことができません' を解決するその他の方法

    接続文字列に Mode=ReadWrite オプションを追加すると、Entity Framework Core がデータベース ファイルを作成および開くときに排他ロックを取得するように指示できます。これにより、別のプロセスによってデータベース ファイルがロックされている問題を解決できる場合があります。

    optionsBuilder.UseSqlite($"Data Source={dbPath};Mode=ReadWrite");
    

    CreateDatabaseIfNotExists メソッドを使用して、データベース ファイルが存在しない場合は自動的に作成するように Entity Framework Core に指示できます。

    using (var db = new MyContext())
    {
        db.Database.CreateDatabaseIfNotExists();
    }
    

    SQLitePCL.Net は、.NET Framework および .NET Core で SQLite を使用するオープンソースのライブラリです。SQLitePCL.Net を使用すると、データベース ファイルへのアクセス方法をより細かく制御できます。

    メモリ内データベースを使用する

    データベース ファイルをまったく使用したくない場合は、メモリ内データベースを使用することができます。メモリ内データベースは、パフォーマンスが優れている場合がありますが、アプリケーションが終了するとデータが失われます。

    別のデータベース プロバイダーを使用する

    SQLite 以外のデータベース プロバイダーを使用することもできます。Entity Framework Core は、SQL Server、PostgreSQL、MySQL など、さまざまなデータベース プロバイダーをサポートしています。


      sqlite ef-code-first entity-framework-core


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