SQL Serverで列のNULL値をNOT NULLに変更する: コード例

2024-08-21

SQL Serverで列のNULL値を変更する

SQL Serverでは、列のNULL値をNOT NULLに変更することができます。これは、その列に値が存在することを強制し、データの整合性を確保するのに役立ちます。

手順

  1. ALTER TABLE文を使用:

    • ALTER TABLE文は、既存のテーブルの構造を変更するために使用されます。
    • ALTER COLUMN句を使用して、特定の列の定義を変更します。
    • NOT NULL制約を追加します。
  2. 例:

    • 以下の例では、"Customers"テーブルの"City"列をNOT NULLに変更します。
    ALTER TABLE Customers
    ALTER COLUMN City NVARCHAR(50) NOT NULL;
    

注意:

  • 既存のNULL値:
    • この変更を実行する前に、既存のNULL値を適切に処理する必要があります。
    • 値を挿入するか、デフォルト値を設定することを検討してください。
  • エラー:
    • 既存のNULL値がある場合、この変更を実行するとエラーが発生します。
    • 既存のNULL値を処理するまで、変更を延期してください。
-- 既存のNULL値をデフォルト値"Unknown"に更新
UPDATE Customers
SET City = 'Unknown'
WHERE City IS NULL;

-- 列をNOT NULLに変更
ALTER TABLE Customers
ALTER COLUMN City NVARCHAR(50) NOT NULL;

追加情報:

  • デフォルト値:
    • DEFAULT句を使用して、列にデフォルト値を設定することができます。
    • 例: ALTER COLUMN City NVARCHAR(50) NOT NULL DEFAULT 'Unknown';
  • チェック制約:
    • CHECK制約を使用して、列の値が特定の条件を満たすことを保証することができます。
    • 例: ALTER TABLE Customers ADD CHECK (City <> '');



SQL Serverで列のNULL値をNOT NULLに変更する: コード例

例1: 既存のNULL値をデフォルト値に更新してから列をNOT NULLに変更

-- 既存のNULL値をデフォルト値"Unknown"に更新
UPDATE Customers
SET City = 'Unknown'
WHERE City IS NULL;

-- 列をNOT NULLに変更
ALTER TABLE Customers
ALTER COLUMN City NVARCHAR(50) NOT NULL;

解説:

  1. UPDATE文を使用して、既存のNULL値をデフォルト値"Unknown"に更新します。
  2. ALTER TABLE文を使用して、"City"列をNOT NULLに変更します。

例2: 列にデフォルト値を設定してからNOT NULLに変更

-- 列にデフォルト値"Unknown"を設定し、NOT NULLに変更
ALTER TABLE Customers
ALTER COLUMN City NVARCHAR(50) NOT NULL DEFAULT 'Unknown';
  1. ALTER TABLE文を使用して、"City"列にデフォルト値"Unknown"を設定し、同時にNOT NULLに変更します。

例3: チェック制約を使用してNULL値を防止

-- チェック制約を使用して、City列が空文字でないことを保証
ALTER TABLE Customers
ADD CHECK (City <> '');
  1. チェック制約は、"City"列が空文字でないことを保証します。
  • 適切なデフォルト値またはチェック制約を選択してください。



  • トリガーは、特定のイベントが発生したときに実行されるSQLコードのブロックです。
  • INSERTUPDATEDELETEトリガーを使用して、列にNULL値が挿入または更新されるのを防ぐことができます。
CREATE TRIGGER tr_CheckCityNotNull
ON Customers
BEFORE INSERT, UPDATE
AS
BEGIN
    IF EXISTS (SELECT 1 FROM inserted WHERE City IS NULL)
    BEGIN
        RAISERROR('City column cannot be NULL', 16, 1);
        ROLLBACK TRANSACTION;
    END
END;
  • トリガーは、"Customers"テーブルの"INSERT"または"UPDATE"イベントの前に実行されます。
  • トリガーは、挿入または更新される行の"City"列がNULLであるかどうかをチェックします。
  • NULL値が検出されると、エラーメッセージを表示し、トランザクションをロールバックします。

ストアドプロシージャを使用:

  • ストアドプロシージャは、データベースサーバー上で実行される事前に定義されたSQLコードのブロックです。
  • ストアドプロシージャを使用して、データの挿入または更新を制御し、NULL値を防止することができます。
CREATE PROCEDURE sp_InsertCustomer
    @City NVARCHAR(50)
AS
BEGIN
    IF @City IS NULL
    BEGIN
        RAISERROR('City column cannot be NULL', 16, 1);
        RETURN;
    END

    INSERT INTO Customers (City)
    VALUES (@City);
END;
  • ストアドプロシージャは、"Customers"テーブルに新しいレコードを挿入します。
  • ストアドプロシージャは、"City"パラメータがNULLかどうかをチェックします。
  • NULL値が検出されると、エラーメッセージを表示し、プロシージャを終了します。
  • トリガーとストアドプロシージャは、データの整合性を確保するための強力なツールですが、適切に設計および実装する必要があります。
  • トリガーとストアドプロシージャの使用は、アプリケーションの複雑さと要件に応じて決定してください。

sql-server t-sql null



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