Laravel 5.4 で MariaDB に接続: ステップバイステップガイド

2024-05-18

Laravel 5.4 で MariaDB に接続する方法

以下の手順で、Laravel 5.4 アプリケーションで MariaDB に接続できます。

必要なパッケージをインストールする

まず、Composer を使用して mysql パッケージをインストールする必要があります。

composer require mysql

.env ファイルを編集する

次に、.env ファイルを開き、以下のデータベース設定を編集する必要があります。

DB_CONNECTION=mysql
DB_HOST=127.0.0.1
DB_PORT=3306
DB_DATABASE=your_database_name
DB_USERNAME=your_database_username
DB_PASSWORD=your_database_password

上記の例では、データベースホストは 127.0.0.1、データベース名は your_database_name、データベースユーザー名は your_database_username、データベースパスワードは your_database_password に設定されています。

マイグレーションを実行する

最後に、マイグレーションを実行して、データベーススキーマを作成する必要があります。

php artisan migrate

注意点

  • MariaDB バージョン 10.2 以降を使用している場合は、strict_mode=false オプションを .env ファイルの DB_CONNECTION 設定に追加する必要があります。
DB_CONNECTION=mysql&strict_mode=false



Laravel 5.4 で MariaDB に接続するサンプルコード

モデルの作成

まず、app/Models/User.php ファイルを作成し、以下のコードを追加します。

<?php

namespace App\Models;

use Illuminate\Database\Eloquent\Model;

class User extends Model
{
    protected $table = 'users';

    public function name()
    {
        return $this->name;
    }

    public function email()
    {
        return $this->email;
    }
}

このコードは、users テーブルに格納されているユーザーデータを操作する User モデルを作成します。

コントローラーの作成

<?php

namespace App\Http\Controllers;

use App\Models\User;

class UserController extends Controller
{
    public function index()
    {
        $users = User::all();

        return view('users.index', compact('users'));
    }

    public function show($id)
    {
        $user = User::find($id);

        if (!$user) {
            abort(404);
        }

        return view('users.show', compact('user'));
    }
}

このコードは、ユーザーデータを表示する UserController コントローラーを作成します。

ビューの作成

最後に、resources/views/users/index.blade.phpresources/views/users/show.blade.php ファイルを作成し、以下のコードを追加します。

resources/views/users/index.blade.php

@extends('layouts.app')

@section('content')
    <h1>Users</h1>

    @foreach ($users as $user)
        <li>{{ $user->name }} - {{ $user->email }}</li>
    @endforeach
@endsection
@extends('layouts.app')

@section('content')
    <h1>User</h1>

    <p>Name: {{ $user->name }}</p>
    <p>Email: {{ $user->email }}</p>
@endsection

このコードは、ユーザーデータを一覧表示する users.index ビューと、ユーザーの詳細情報を表示する users.show ビューを作成します。

使用方法

上記のコードをすべて実装したら、以下のコマンドを実行して Web サーバーを起動できます。

php artisan serve

ブラウザで http://localhost:8000 にアクセスすると、ユーザーデータが表示されます。

説明

上記のサンプルコードは、Laravel 5.4 で MariaDB に接続する基本的な方法を示しています。

  • User モデルは、users テーブルに格納されているユーザーデータを操作します。
  • UserController コントローラーは、ユーザーデータを表示するアクションを定義します。
  • users.index ビューは、ユーザーデータを一覧表示します。

このサンプルコードを参考に、Laravel 5.4 で MariaDB を使用したアプリケーション開発を進めてください。




Laravel 5.4 で MariaDB に接続するその他の方法

しかし、状況によっては、以下の方法を使用する方が適切な場合もあります。

DSN を使用する

MariaDB に接続するには、DSN (Data Source Name) を使用することもできます。 DSN は、データベースサーバー、データベース名、ユーザー名、パスワードなどの接続情報を文字列で表したものです。

以下の例では、.env ファイルの DB_CONNECTION 設定を DSN に変更する方法を示します。

DB_CONNECTION=mysql:host=127.0.0.1;dbname=your_database_name;username=your_database_username;password=your_database_password

config/database.php ファイルを編集して、データベース接続設定を手動で設定することもできます。

以下の例では、config/database.php ファイルの connections 設定に MariaDB 接続を追加する方法を示します。

return [

    'default' => 'mysql',

    'mysql' => [
        'driver' => 'mysql',
        'host' => '127.0.0.1',
        'port' => 3306,
        'database' => 'your_database_name',
        'username' => 'your_database_username',
        'password' => 'your_database_password',
        'charset' => 'utf8',
        'collation' => 'utf8_unicode_ci',
        'prefix' => '',
        'strict' => false,
        'options' => [
            // ...
        ],
    ],

    // ...

];

低レベルなデータベース操作が必要な場合は、PDO (PHP Data Objects) を使用して MariaDB に接続することもできます。

以下の例は、PDO を使用して MariaDB に接続する方法を示します。

$dsn = 'mysql:host=127.0.0.1;dbname=your_database_name;charset=utf8';
$username = 'your_database_username';
$password = 'your_database_password';

try {
    $pdo = new PDO($dsn, $username, $password);
} catch (PDOException $e) {
    echo 'Connection failed: ' . $e->getMessage();
    exit;
}

// ...

$pdo->close();

注意事項

上記の方法を使用する場合は、MariaDB のバージョンと互換性があることを確認する必要があります。

また、セキュリティ上の理由から、データベース接続情報 (パスワードなど) をコード内に直接記述することは避けてください。


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