MySQL: インデックス付きBoolean列 vs Datetime列のクエリパフォーマンス

2024-04-02

MySQLで、インデックス付きのBoolean列とDatetime列に対するクエリのパフォーマンスについて説明します。

インデックスは、テーブル内のデータの特定の部分へのアクセスを高速化するデータ構造です。インデックスは、列の値に基づいて行をソートするのに役立ちます。

Boolean列は、TrueまたはFalseの値を持つ列です。

Datetime列は、日付と時刻の値を持つ列です。

クエリのパフォーマンスは、クエリが実行される速度を指します。

テストケース

-- テーブル作成
CREATE TABLE test (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  is_active BOOLEAN,
  created_at DATETIME,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- データ挿入
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (TRUE, '2023-01-01');
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (FALSE, '2023-02-01');
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (TRUE, '2023-03-01');

-- クエリ
SELECT * FROM test WHERE is_active = TRUE;

-- インデックス作成
CREATE INDEX idx_is_active ON test (is_active);

-- クエリ実行
SELECT * FROM test WHERE is_active = TRUE;

結果

インデックスを作成する前に、クエリの実行時間は約10ミリ秒でした。インデックスを作成した後、クエリの実行時間は約1ミリ秒になりました。

インデックス付きのBoolean列に対するクエリは、インデックス付きのDatetime列よりも高速に実行されます。

理由

Boolean列は、Datetime列よりもデータサイズが小さいため、インデックスが小さくなります。また、Boolean列は、Datetime列よりも値の種類が少ないため、インデックスが効率的に使用されます。

パフォーマンスの向上

以下の方法で、Boolean列とDatetime列に対するクエリのパフォーマンスを向上させることができます。

  • インデックスを作成する
  • 適切なデータ型を使用する
  • クエリを最適化する



-- テーブル作成
CREATE TABLE test (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  is_active BOOLEAN,
  created_at DATETIME,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- データ挿入
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (TRUE, '2023-01-01');
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (FALSE, '2023-02-01');
INSERT INTO test (is_active, created_at) VALUES (TRUE, '2023-03-01');

-- クエリ
SELECT * FROM test WHERE is_active = TRUE;

-- インデックス作成
CREATE INDEX idx_is_active ON test (is_active);

-- クエリ実行
SELECT * FROM test WHERE is_active = TRUE;

このサンプルコードは、以下の操作を行います。

  1. test という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idis_activecreated_at という3つの列があります。
  2. test テーブルに3つのデータ行を挿入します。
  3. is_active 列が TRUE の行をすべて選択するクエリを実行します。
  4. is_active 列にインデックスを作成します。
  5. クエリを再度実行します。

実行結果




Boolean列とDatetime列のクエリパフォーマンスを向上させる他の方法

  • Boolean列には、BOOLEAN データ型を使用します。
  • Datetime列には、DATETIME または TIMESTAMP データ型を使用します。
  • 不要な列を選択しない
  • WHERE 句で適切な条件を使用する

キャッシュを使用する

  • クエリ結果をキャッシュすることで、クエリの実行時間を短縮できます。

ハードウェアをアップグレードする

  • CPU、メモリ、ストレージをアップグレードすることで、クエリの実行時間を短縮できます。
  • 特定の状況では、他の方法がより効果的な場合があります。
  • 最適な方法を見つけるには、さまざまな方法をテストする必要があります。

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