PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列を駆使する方法:初心者でも安心のステップバイステップ解説
PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列への追加と削除
このチュートリアルでは、PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列に要素を追加および削除する方法について説明します。
JSONB 配列に要素を追加するには、いくつかの方法があります。
|| 演算子を使用する
||
演算子は、2 つの JSONB 値を結合して新しい JSONB 値を作成するために使用されます。 既存の JSONB 配列に新しい要素を追加するには、次の構文を使用できます。
SELECT existing_array || new_element;
例:
SELECT '[1, 2, 3]'::jsonb || 4;
このクエリは、次の結果を返します。
[1, 2, 3, 4]
jsonb_array_append
関数は、JSONB 配列に要素を追加するために使用されます。 次の構文を使用できます。
SELECT jsonb_array_append(existing_array, new_element);
SELECT jsonb_array_append('[1, 2, 3]', 4);
SELECT jsonb_insert(existing_array, index, new_element);
ここで、index
は要素を挿入するインデックスです。
SELECT jsonb_insert('[1, 2, 3]', 1, 4);
[1, 4, 2, 3]
SELECT existing_array - index;
SELECT '[1, 2, 3]'::jsonb - 1;
[2, 3]
SELECT jsonb_array_delete(existing_array, index);
SELECT jsonb_array_remove(existing_array, value);
SELECT jsonb_array_remove('[1, 2, 3]', 2);
[1, 3]
これらの方法は、PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列に要素を追加および削除するために使用できます。 具体的な方法は、ニーズと好みに合わせて選択できます。
PostgreSQL 9.5+ での JSONB 配列の操作に関するサンプルコード
JSONB 配列への要素の追加
-- 新しい要素を既存の配列の末尾に追加する
SELECT '[1, 2, 3]'::jsonb || 4;
-- 結果: [1, 2, 3, 4]
例 2: jsonb_array_append 関数を使用する
-- 新しい要素を既存の配列の末尾に追加する
SELECT jsonb_array_append('[1, 2, 3]', 4);
-- 結果: [1, 2, 3, 4]
例 3: jsonb_insert 関数を使用して要素を挿入する
-- 新しい要素をインデックス 1 に挿入する
SELECT jsonb_insert('[1, 2, 3]', 1, 4);
-- 結果: [1, 4, 2, 3]
JSONB 配列からの要素の削除
-- インデックス 1 の要素を削除する
SELECT '[1, 2, 3]'::jsonb - 1;
-- 結果: [2, 3]
-- インデックス 1 の要素を削除する
SELECT jsonb_array_delete('[1, 2, 3]', 1);
-- 結果: [2, 3]
-- 値が 2 の要素を削除する
SELECT jsonb_array_remove('[1, 2, 3]', 2);
-- 結果: [1, 3]
これらの例は、PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列を操作する方法を示すほんの一例です。 上記の構文を組み合わせて、ニーズに合った操作を実行できます。
その他の注意事項
- JSONB 配列の要素は、0 から始まるインデックスで参照できます。
jsonb_array_append
とjsonb_insert
関数は、新しい要素が JSONB 値であることを想定しています。 値を文字列として渡す場合は、jsonb
関数を使用して明示的に変換する必要があります。jsonb_array_delete
とjsonb_array_remove
関数は、削除する要素が存在することを想定しています。 存在しない要素を削除しようとすると、エラーが発生します。
jsonb_set 関数を使用して要素を更新する
要素を追加する:
SELECT jsonb_set(existing_array, path, new_element);
SELECT jsonb_set('[1, 2, 3]', '$[-1]', 4);
[1, 2, 4]
SELECT jsonb_set(existing_array, path, 'null');
SELECT jsonb_set('[1, 2, 3]', '$[1]', 'null');
[1, 3]
WITH
句を使用して一時的な JSONB 値を作成し、その値を使用して既存の配列を操作することもできます。 次の例では、WITH
句を使用して新しい要素を既存の配列の末尾に追加する方法を示します。
WITH updated_array AS (
SELECT existing_array || new_element
)
SELECT * FROM updated_array;
PL/pgSQL を使用する
より複雑な操作の場合は、PL/pgSQL を使用して JSONB 配列を操作できます。 PL/pgSQL は、PostgreSQL に組み込まれた拡張言語であり、ループや条件分岐などの制御フロー構造を使用できます。
CREATE OR REPLACE FUNCTION append_element(existing_array jsonb, new_element jsonb)
RETURNS jsonb
AS $$
DECLARE
updated_array jsonb;
BEGIN
updated_array := existing_array;
FOREACH row IN SELECT * FROM jsonb_array_elements(existing_array)
LOOP
updated_array := jsonb_array_append(updated_array, row);
END LOOP;
updated_array := jsonb_array_append(updated_array, new_element);
RETURN updated_array;
END $$ LANGUAGE plpgsql;
SELECT append_element('[1, 2, 3]', 4);
この例は、jsonb_array_elements
関数を使用して既存の配列をループし、各要素を新しい配列にコピーします。 次に、新しい要素を新しい配列に追加し、結果を返します。
これらの方法は、PostgreSQL 9.5+ で JSONB 配列を操作するための追加オプションを示しています。 最適な方法は、特定のニーズと要件によって異なります。
PostgreSQL 9.5+ には、JSONB 配列を操作するためのさまざまな方法があります。 上記で説明した方法は、最も一般的で便利な方法のほんの一例です。 詳細については、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
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