非日次時系列データから日次レポートを作成する方法:MySQLでカレンダー表を使わない3つのアプローチ

2024-07-27

MySQL を使用して非日次時系列データから日次レポートを作成する方法(カレンダー表なし)

データセット

このチュートリアルでは、次の構造のテーブルを使用します。

CREATE TABLE sensor_data (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  sensor_id INT,
  timestamp DATETIME,
  value FLOAT
);

このテーブルには、センサーからの読み取り値が格納されています。各行には、センサー ID、タイムスタンプ、および値が含まれます。

アプローチ

以下の手順で、日次レポートを作成します。

  1. 各日の最大値を計算する

    次のクエリを使用して、各日の最大値を daily_max テーブルに計算します。

    INSERT INTO daily_max (sensor_id, date, value)
    SELECT sensor_id, DATE(timestamp), MAX(value)
    FROM sensor_data
    GROUP BY sensor_id, DATE(timestamp);
    
  2. 日次レポートを作成する

    次のクエリを使用して、日次レポートを daily_report テーブルに作成します。

    INSERT INTO daily_report (sensor_id, date, min_value, max_value, average_value)
    SELECT sensor_id, date, MIN(value), MAX(value), AVG(value)
    FROM daily_max
    GROUP BY sensor_id, date;
    

このクエリは、daily_max テーブルの各行に対して、以下の処理を実行します。

* センサー ID を `sensor_id` 列に格納します。
* 日付を `date` 列に格納します。
* 最小値を `min_value` 列に格納します。
* 最大値を `max_value` 列に格納します。
* 平均値を `average_value` 列に格納します。

結果

daily_report テーブルには、次の列が含まれます。

  • sensor_id: センサー ID
  • date: 日付
  • min_value: 最小値
  • average_value: 平均値

このテーブルを使用して、センサーからの日々のデータを集計したレポートを作成できます。

  • この方法は、センサーデータが比較的密に記録されている場合にのみ適しています。データがまばらな場合は、レポートに誤った情報が反映される可能性があります。
  • より複雑なレポートを作成するには、集計関数を組み合わせて使用できます。たとえば、標準偏差や中央値を計算できます。
  • レポートを可視化するには、MySQL からデータをクエリして、グラフやチャートを作成するツールを使用できます。



INSERT INTO daily_max (sensor_id, date, value)
SELECT sensor_id, DATE(timestamp), MAX(value)
FROM sensor_data
GROUP BY sensor_id, DATE(timestamp);
INSERT INTO daily_report (sensor_id, date, min_value, max_value, average_value)
SELECT sensor_id, date, MIN(value), MAX(value), AVG(value)
FROM daily_max
GROUP BY sensor_id, date;

説明

このコードは、次のことを行います。

  • sensor_data テーブルからデータを選択します。
  • DATE(timestamp) 関数を使用して、各行のタイムスタンプから日付を抽出します。
  • GROUP BY 句を使用して、センサー ID と日付ごとにデータをグループ化します。
  • MAX(value) 関数を使用して、各グループの最大値を計算します。
  • daily_max テーブルに結果を挿入します。
  • MIN(value), MAX(value), および AVG(value) 関数を使用して、各グループの最小値、最大値、および平均値を計算します。



方法 1: ウィンドウ関数を使用する

この方法では、ウィンドウ関数を使用して、各行の周辺の行に基づいて値を計算します。

INSERT INTO daily_report (sensor_id, date, min_value, max_value, average_value)
SELECT sensor_id, DATE(timestamp),
  MIN(value) OVER (PARTITION BY sensor_id, DATE(timestamp) ORDER BY timestamp ROWS BETWEEN PRECEDING 24 HOUR AND CURRENT ROW),
  MAX(value) OVER (PARTITION BY sensor_id, DATE(timestamp) ORDER BY timestamp ROWS BETWEEN PRECEDING 24 HOUR AND CURRENT ROW),
  AVG(value) OVER (PARTITION BY sensor_id, DATE(timestamp) ORDER BY timestamp ROWS BETWEEN PRECEDING 24 HOUR AND CURRENT ROW)
FROM sensor_data;
  • ROWS BETWEEN PRECEDING 24 HOUR AND CURRENT ROW 句を使用して、各行の周辺の24時間分の行を含むウィンドウを定義します。
  • MIN(value) OVER 関数を使用して、各ウィンドウ内の最小値を計算します。

方法 2: サブクエリを使用する

この方法では、サブクエリを使用して、各行の日付と同じ日付の最大値、最小値、および平均値を取得します。

INSERT INTO daily_report (sensor_id, date, min_value, max_value, average_value)
SELECT sensor_id, date,
  (SELECT MIN(value) FROM sensor_data WHERE sensor_id = s.sensor_id AND DATE(timestamp) = s.date),
  (SELECT MAX(value) FROM sensor_data WHERE sensor_id = s.sensor_id AND DATE(timestamp) = s.date),
  (SELECT AVG(value) FROM sensor_data WHERE sensor_id = s.sensor_id AND DATE(timestamp) = s.date)
FROM sensor_data AS s;
  • sensor_idDATE(timestamp) 列を使用して、各行を s というエイリアス付きのサブテーブルに格納します。

どの方法を選択するべきか

どの方法を選択するかは、ニーズと好みによって異なります。

  • 方法 1 は、ウィンドウ関数に慣れている場合に適しています。より簡潔なコードで済みますが、ウィンドウ関数の概念を理解する必要があります。
  • 方法 2 は、サブクエリに慣れている場合に適しています。コードが冗長になる可能性がありますが、ウィンドウ関数の概念を理解する必要はありません。
  • [MySQL ウィンドウ

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