SQLAlchemy でログのみを記録するデータベース変更クエリ - サンプルコード

2024-07-27

SQLAlchemy でログのみを記録するデータベース変更クエリ

ログ設定

ログ設定には、いくつかの方法があります。

  • logging モジュールを使用する:
import logging
from sqlalchemy import create_engine

engine = create_engine('sqlite:///your_database.db')
logger = logging.getLogger('sqlalchemy.engine')
logger.setLevel(logging.INFO)

@event.listen(engine, 'before_execute')
def before_execute(conn, statement, params):
    logger.info(f"SQLAlchemy query: {statement}")
  • verbose フラグを使用する:
from sqlalchemy import create_engine

engine = create_engine('sqlite:///your_database.db', verbose=True)
from sqlalchemy import create_engine

engine = create_engine('sqlite:///your_database.db', echo=True)

これらの方法はいずれも、実行されるすべてのデータベース変更クエリをログに記録します。

ログの内容

ログには、以下の情報が含まれます。

  • 実行された SQL ステートメント
  • ステートメントのパラメータ
  • ステートメントの実行時間

ログの活用

ログをどのように活用するかは、ユーザー次第です。以下は、ログの活用例です。

  • デバッグ: エラーが発生した場合、ログを確認することで、問題の原因を特定することができます。
  • 監査: データベースへの変更を追跡することができます。
  • パフォーマンス分析: クエリのパフォーマンスを分析することができます。

注意点

ログを記録すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。そのため、本番環境では、ログレベルを適切に設定する必要があります。

  • SQLAlchemy では、ログレベルを細かく設定することができます。
  • ログをファイルに記録したり、コンソールに出力したりすることができます。
  • ログフォーマットをカスタマイズすることができます。



import logging
from sqlalchemy import create_engine

# ログレベルを INFO に設定
logger = logging.getLogger('sqlalchemy.engine')
logger.setLevel(logging.INFO)

# データベースエンジンを作成
engine = create_engine('sqlite:///your_database.db')

# イベントリスナーを設定
@event.listen(engine, 'before_execute')
def before_execute(conn, statement, params):
    # 実行される SQL ステートメントをログに記録
    logger.info(f"SQLAlchemy query: {statement}")

データベース操作

# データベース操作
from sqlalchemy.orm import sessionmaker

Session = sessionmaker(bind=engine)
session = Session()

# ユーザーを追加
user = User(name='John Doe', email='[email protected]')
session.add(user)

# セッションをコミット
session.commit()

ログ出力

[INFO] SQLAlchemy query: INSERT INTO users (name, email) VALUES (?, ?)
  • ログレベルを DEBUG に設定すると、より詳細なログを出力することができます。



verbose フラグ

from sqlalchemy import create_engine

# ログレベルを INFO に設定
engine = create_engine('sqlite:///your_database.db', verbose=True)

echo フラグ

from sqlalchemy import create_engine

# ログレベルを INFO に設定
engine = create_engine('sqlite:///your_database.db', echo=True)

この方法では、echo フラグを使用して、実行されるすべての SQL ステートメントをログに記録することができます。ログには、実行された SQL ステートメントとそのパラメータが含まれます。

カスタムロガー

import logging
from sqlalchemy import create_engine

# カスタムロガーを作成
logger = logging.getLogger('my_sqlalchemy_logger')
logger.setLevel(logging.INFO)

# データベースエンジンを作成
engine = create_engine('sqlite:///your_database.db')

# イベントリスナーを設定
@event.listen(engine, 'before_execute')
def before_execute(conn, statement, params):
    # 実行される SQL ステートメントをカスタムロガーに記録
    logger.info(f"SQLAlchemy query: {statement}")

sqlalchemy



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