SQLインジェクションを防ぎつつ、パフォーマンスを向上させる!SQLiteで値リストを安全にバインドするテクニック
SQLite: "WHERE col IN (:PRM)" に値リストをバインドする方法
手順:
- クエリを準備する:
SELECT * FROM table WHERE col IN (:PRM);
- パラメータプレースホルダを定義する:
上記のクエリでは、:PRM
はパラメータプレースホルダと呼ばれ、実際の値に置き換えられる変数を表します。
- 接続を確立する:
import sqlite3
connection = sqlite3.connect('database.db')
cursor = connection.cursor()
- パラメータ値リストを作成する:
values = [1, 2, 3]
cursor.execute('SELECT * FROM table WHERE col IN (:PRM)', {'PRM': values})
- 結果を処理する:
for row in cursor.fetchall():
print(row)
説明:
cursor.execute()
メソッドは、クエリを実行するために使用されます。'PRM'
は、クエリ内のパラメータプレースホルダの名前と一致する必要があります。{'PRM': values}
は、パラメータプレースホルダの名前と値のペアを格納する辞書です。cursor.fetchall()
メソッドは、クエリによって返されたすべてのレコードをリストとして返します。
利点:
- 安全: 値を直接クエリに埋め込むことで発生するSQLインジェクション攻撃を防ぎます。
- 効率: パラメータ化されたクエリは、事前コンパイルされ、再利用できるため、パフォーマンスが向上します。
- 柔軟性: さまざまな数の値をクエリに簡単にバインドできます。
その他の注意事項:
- 複数の値リストをバインドする場合は、それぞれの値リストに対応するパラメータプレースホルダを定義する必要があります。
- パラメータプレースホルダの名前は、クエリ内で一意である必要があります。
SQLite: "WHERE col IN (:PRM)" に値リストをバインドする - サンプルコード
import sqlite3
# データベース接続
connection = sqlite3.connect('database.db')
cursor = connection.cursor()
# 値リスト
values = [1, 2, 3]
# クエリ実行
cursor.execute('SELECT * FROM table WHERE col IN (:PRM)', {'PRM': values})
# 結果取得
results = cursor.fetchall()
# 結果表示
for row in results:
print(row)
# データベース接続を閉じる
connection.close()
ライブラリインポート:
データベース接続:
値リスト作成:
cursor.execute()
メソッドを使用して、クエリを実行します。このクエリは、table
テーブルからcol
列がvalues
リスト内の値のいずれかに一致するすべてのレコードを選択します。結果取得:
結果表示:
注意事項:
- このコードは、SQLite バージョン 3.7.2 でテストされています。古いバージョンでは動作しない場合があります。
- データベースの名前とテーブルの名前を変更する必要がある場合は、コード内の соответствующие部分を修正してください。
- 実際のアプリケーションでは、エラー処理と例外処理を追加する必要があります。
SQLite: "WHERE col IN (:PRM)" に値リストをバインドする方法 - 他の方法
文字列結合:
values = [1, 2, 3]
sql = f"SELECT * FROM table WHERE col IN ({', '.join(map(str, values))})"
cursor.execute(sql)
map()
関数は、values
リスト内の各要素を文字列に変換します。', '.join()
関数は、文字列リストをカンマ区切りの文字列に変換します。f-string
を使用して、SQL クエリに文字列を埋め込みます。
- シンプルで分かりやすい
- 値リストが長くなると、クエリが長くなり、読みづらくなる
- SQL インジェクション攻撃に対する脆弱性がわずかに高くなる
ループによるパラメータバインド:
values = [1, 2, 3]
placeholders = ', '.join(['?'] * len(values))
sql = f"SELECT * FROM table WHERE col IN ({placeholders})"
cursor.execute(sql, values)
'?' * len(values)
は、values
リストの長さに等しい数のクエスチョンマーク (?
) をカンマ区切りで連結した文字列を作成します。
- クエリの長さを短く保ち、読みやすくする
- コードが少し複雑になる
values = [1, 2, 3]
sql = f"""
SELECT * FROM table
WHERE col IN (
SELECT id FROM subtable
WHERE condition
)
"""
cursor.execute(sql)
- サブクエリを使用して、
subtable
テーブルからid
列の値のリストを取得します。 - メインクエリは、サブクエリによって返された値リストと一致するレコードを
table
テーブルから選択します。
- 複雑な条件を処理するのに役立つ
- パフォーマンスが低下する可能性がある
最適な方法の選択:
使用する方法は、データ量、クエリ複雑性、パフォーマンス要件などの要因によって異なります。
- データ量が少ない場合は、文字列結合が最もシンプルで分かりやすい方法です。
- データ量が多い場合は、ループによるパラメータバインドまたはサブクエリを使用する方が効率的です。
- 複雑な条件を処理する必要がある場合は、サブクエリを使用する必要があります。
- どの方法を使用する場合でも、値を直接クエリに埋め込むのではなく、パラメータ化を使用する必要があります。
sqlite select prepared-statement