CREATE TABLEコマンドを使ってPostgreSQLで列のデフォルト値を設定する方法

2024-04-02

PostgreSQLで列のデフォルト値を変更する方法

ALTER TABLE コマンドを使用する

この方法は、既存のテーブルの列のデフォルト値を変更する際に使用します。

ALTER TABLE table_name ALTER COLUMN column_name SET DEFAULT default_value;

例:

ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET DEFAULT 20;

この例では、users テーブルの age 列のデフォルト値を20に変更します。

CREATE TABLE table_name (
  column_name data_type DEFAULT default_value,
  ...
);
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INTEGER DEFAULT 20
);

注意事項

  • デフォルト値を変更すると、既存のデータに影響を与える可能性があります。
  • ALTER TABLE コマンドを使用する場合は、テーブルに排他ロックがかかります。
  • 新しいテーブルを作成する場合は、デフォルト値を省略することもできます。その場合は、列のデータ型に応じてデフォルト値が設定されます。

補足

  • 上記の方法以外にも、トリガーやビューを使用することで、列のデフォルト値を変更することができます。
  • デフォルト値を変更する前に、テーブルのバックアップを取ることをおすすめします。



-- テーブル users の age 列のデフォルト値を 20 に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET DEFAULT 20;

-- テーブル products の price 列のデフォルト値を 1000 に変更
ALTER TABLE products ALTER COLUMN price SET DEFAULT 1000;
-- デフォルト値が 20 の age 列を持つ users テーブルを作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INTEGER DEFAULT 20
);

-- デフォルト値が '東京' の address 列を持つ customers テーブルを作成
CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) DEFAULT '東京'
);

トリガーを使用する

-- 新しいレコードが挿入された時に age 列に 20 を設定するトリガーを作成
CREATE TRIGGER set_age_default
BEFORE INSERT ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
  IF NEW.age IS NULL THEN
    NEW.age := 20;
  END IF;
END;

-- 新しいレコードが挿入された時に address 列に '東京' を設定するトリガーを作成
CREATE TRIGGER set_address_default
BEFORE INSERT ON customers
FOR EACH ROW
BEGIN
  IF NEW.address IS NULL THEN
    NEW.address := '東京';
  END IF;
END;
-- age 列のデフォルト値が 20 である users ビューを作成
CREATE VIEW users_with_default_age AS
SELECT * FROM users
WHERE age IS NULL;

-- address 列のデフォルト値が '東京' である customers ビューを作成
CREATE VIEW customers_with_default_address AS
SELECT * FROM customers
WHERE address IS NULL;

その他

  • 上記のサンプルコードは、PostgreSQL 12 で動作確認済みです。
  • その他のデフォルト値の設定方法については、PostgreSQL ドキュメントを参照してください。



PostgreSQLで列のデフォルト値を変更するその他の方法

UPDATE コマンドを使用する

-- テーブル users の age 列のデフォルト値を 20 に変更
UPDATE users
SET age = 20
WHERE age IS NULL;

-- テーブル products の price 列のデフォルト値を 1000 に変更
UPDATE products
SET price = 1000
WHERE price IS NULL;
-- age 列を指定せずに users テーブルに新しいレコードを挿入
INSERT INTO users (name) VALUES ('John Doe');

-- address 列を指定せずに customers テーブルに新しいレコードを挿入
INSERT INTO customers (name) VALUES ('Jane Doe');

DEFAULT キーワードを使用する

-- age 列のデフォルト値を 20 に設定して users テーブルを作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INTEGER DEFAULT 20
);

-- address 列のデフォルト値を '東京' に設定して customers テーブルを作成
CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) DEFAULT '東京'
);
-- age 列のデフォルト値を 20 に設定して users テーブルを作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INTEGER CONSTRAINT default_age DEFAULT 20
);

-- address 列のデフォルト値を '東京' に設定して customers テーブルを作成
CREATE TABLE customers (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  address VARCHAR(255) CONSTRAINT default_address DEFAULT '東京'
);

pg_dumpall コマンドを使用する

-- テーブル users の age 列のデフォルト値を 20 に変更
pg_dumpall -c -t users > users.dump

-- users.dump ファイルを編集して age 列のデフォルト値を 20 に変更

-- 編集した users.dump ファイルを復元
pg_restore -d postgres users.dump

pgAdmin などの GUI ツールを使用して、列のデフォルト値を変更することもできます。

  • 上記の方法を使用する場合は、テーブルに排他ロックがかかる可能性があります。

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