【保存版】MariaDBで変数に値を動的に代入!executeステートメントの使い方

2024-07-27

MariaDBで動的ステートメントを使用して変数に値を割り当てる方法

MariaDBでは、PREPAREEXECUTEステートメントを使用して、動的にSQLステートメントを実行し、結果を変数に割り当てることができます。この方法は、あらかじめステートメントの内容が分からない場合や、繰り返し同じステートメントを実行する場合に役立ちます。

手順

  1. PREPAREステートメントでステートメントを準備する

    PREPARE stmt_name FROM 'SELECT column_name FROM table_name WHERE condition = :param_name';
    

    上記例では、stmt_nameという名前でステートメントを準備し、table_nameテーブルからcolumn_name列の値を、condition条件に一致するレコードについて選択します。:param_nameは、ステートメント内でパラメータとして使用される変数のプレースホルダです。

  2. EXECUTEステートメントで変数の値をバインドする

    SET @param_name = 'value';
    EXECUTE stmt_name USING @param_name;
    

    上記例では、@param_name変数にvalueという値を割り当て、stmt_nameステートメントを実行します。このとき、@param_name変数の値がcondition条件のパラメータとしてバインドされます。

  3. 結果を処理する

次の例では、customersテーブルからname列とemail列の値を、city列が'Seattle'である顧客についてすべて選択し、結果を変数に格納する方法を示します。

PREPARE stmt_name FROM 'SELECT name, email FROM customers WHERE city = :city';
SET @city = 'Seattle';
EXECUTE stmt_name USING @city;

WHILE TRUE;
  FETCH stmt_name INTO @customer_name, @customer_email;
  IF ROW_COUNT() = 0 THEN
    LEAVE;
  END IF;

  PRINT CONCAT('名前:', @customer_name, ', メールアドレス:', @customer_email);
END WHILE;

DEALLOCATE PREPARE stmt_name;

この例では、まずstmt_nameという名前でステートメントを準備し、customersテーブルからname列とemail列の値を、city列が'Seattle'である顧客についてすべて選択します。次に、@city変数に'Seattle'という値を割り当て、stmt_nameステートメントを実行します。

EXECUTEステートメントを実行すると、選択されたレコードのデータが@customer_name変数と@customer_email変数に格納されます。その後、WHILEループを使用して、すべてのレコードを処理します。ループ内では、FETCHステートメントを使用して、変数に次のレコードの値を取得します。ROW_COUNT()関数は、選択されたレコードの数を返します。レコードがなくなった場合は、ループを終了します。

最後に、PRINTステートメントを使用して、顧客の名前とメールアドレスを出力します。ループ処理が完了したら、DEALLOCATE PREPAREステートメントを使用して、準備されたステートメントを開放します。

利点

  • パラメータ化されたクエリを使用することで、SQLインジェクション攻撃のリスクを軽減することができます。
  • 繰り返し同じステートメントを実行する場合に、パフォーマンスを向上させることができます。
  • 動的ステートメントを使用することで、実行前にステートメントの内容を決定することができます。

注意点

  • パラメータバインドを使用する場合は、変数のデータ型がステートメントのパラメータのデータ型と一致していることを確認する必要があります。
  • PREPAREステートメントとEXECUTEステートメントを組み合わせる場合は、ステートメント名の重複に注意する必要があります。



-- Create a table named 'customers'
CREATE TABLE customers (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  city VARCHAR(255) NOT NULL
);

-- Insert some data into the table
INSERT INTO customers (name, email, city)
VALUES ('John Doe', '[email protected]', 'Seattle'),
       ('Jane Doe', '[email protected]', 'Seattle'),
       ('Peter Jones', '[email protected]', 'New York');

-- Prepare a statement to select customers from the 'Seattle' city
PREPARE stmt_select_customers_from_seattle
FROM 'SELECT name, email FROM customers WHERE city = :city';

-- Set the value of the :city parameter to 'Seattle'
SET @city = 'Seattle';

-- Execute the prepared statement and store the results in variables
EXECUTE stmt_select_customers_from_seattle USING @city
INTO @customer_name, @customer_email;

-- Print the customer name and email address
WHILE TRUE;
  FETCH stmt_select_customers_from_seattle INTO @customer_name, @customer_email;
  IF ROW_COUNT() = 0 THEN
    LEAVE;
  END IF;

  PRINT CONCAT('Name: ', @customer_name, ', Email: ', @customer_email);
END WHILE;

-- Deallocate the prepared statement
DEALLOCATE PREPARE stmt_select_customers_from_seattle;

This code will print the following output:

Name: John Doe, Email: [email protected]
Name: Jane Doe, Email: [email protected]

Explanation




The SELECT INTO statement can be used to select data from a table and store the results in variables. For example, the following code selects the name and email columns from the customers table where the city column is equal to 'Seattle' and stores the results in the @customer_name and @customer_email variables:

SELECT name, email INTO @customer_name, @customer_email
FROM customers
WHERE city = 'Seattle';

Using a stored procedure

A stored procedure is a precompiled SQL program that can be stored in the database and called from other SQL statements. Stored procedures can be used to encapsulate complex logic and reuse code. For example, the following stored procedure selects the name and email columns from the customers table where the city column is equal to 'Seattle' and stores the results in the @customer_name and @customer_email variables:

CREATE PROCEDURE get_customers_from_seattle()
BEGIN
  SELECT name, email INTO @customer_name, @customer_email
  FROM customers
  WHERE city = 'Seattle';
END PROCEDURE;

CALL get_customers_from_seattle();

Using a user-defined function

CREATE FUNCTION get_customers_by_city(@city VARCHAR(255))
RETURNS TABLE
BEGIN
  SELECT name, email INTO @customer_name, @customer_email
  FROM customers
  WHERE city = @city;

  RETURN NEW TABLE (
    name VARCHAR(255) NOT NULL,
    email VARCHAR(255) NOT NULL
  )
  ROWS (
    SELECT @customer_name, @customer_email
  );
END FUNCTION;

SELECT * FROM get_customers_by_city('Seattle');

dynamic mariadb



LOAD DATA INFILE vs INSERT INTO ... SELECT:大量データ挿入の比較

詳細:単一挿入 (Multiple Single INSERTs)デメリット: 処理速度が遅くなる可能性がある トランザクション処理に不向き処理速度が遅くなる可能性があるトランザクション処理に不向きメリット: エラー発生時の影響範囲が小さい 処理の進捗状況を逐一確認できる...


MySQLデータベースからデータをローカルファイルに書き出す他の方法

SELECT * INTO OUTFILE LOCAL ? は、MySQLデータベースからデータをローカルファイルに書き出すためのSQLステートメントです。このステートメントは、SELECT ステートメントで指定されたデータを、指定されたローカルファイルにテキスト形式で書き出します。...


エンタープライズ環境に最適! MariaDB Enterpriseの機能と導入事例

MariaDBは、GPLライセンスのもとで利用可能です。GPLライセンスは、ソフトウェアの利用、複製、再配布、改変を自由に許可するオープンソースライセンスです。商用利用する場合でも、GPLライセンスの条件を満たせば、無料でMariaDBを使用できます。しかし、商用利用では、以下のような課題があります。...


PBXTでMariaDBクエリのパフォーマンスを向上させる

この解説では、"MariaDB"と"PBXT"に関連する"MariaDB, PBXT and mysterious query results"というプログラミングについて、分かりやすく日本語で解説します。MariaDBMariaDBは、MySQL互換のオープンソースデータベース管理システム(DBMS)です。MySQLの創設者であるMichael Widenius氏によって開発されました。MariaDBは、MySQLよりも多くの機能と改善を提供しており、多くの企業や組織で使用されています。...


MariaDB on Windows で Web ブラウザを使用する

インストールダウンロードしたインストーラーを実行します。インストールウィザードに従って、インストールオプションを選択します。rootユーザーのパスワードを設定します。インストールを完了します。基本操作MariaDBのインストールが完了したら、コマンドラインツールmysqlを使用して、データベースを操作できます。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



MySQLエラー1153の対処法

MySQLエラー1153は、MySQL、MariaDB、MySQL ConnectorなどのMySQL関連のプログラミングにおいて、送信されたパケットがサーバーで設定された最大パケットサイズを超えた場合に発生します。このエラーメッセージは、通常以下のように表示されます。


もう迷わない!MySQLストアドプロシージャの動的SQLを使いこなすための徹底ガイド

MySQLストアドプロシージャは、データベース操作をカプセル化し、コードの再利用性を高めるために使用されます。動的SQLを使用すると、ストアドプロシージャ内で実行するSQL文をプログラム実行時に生成することができます。これは、さまざまな条件に基づいて異なるクエリを実行したり、ユーザー入力を受け取ってクエリを動的に生成したりする必要がある場合に便利です。


動的SQLの比較と選択

動的SQL - EXEC(@SQL) と EXEC SP_EXECUTESQL(@SQL) の比較SQL Serverにおける動的SQLは、実行時にクエリやプロシージャのテキストを構築し、それを実行する手法です。これにより、柔軟性と効率性が向上します。


C#におけるデータベースルックアップテーブルからEnumを自動生成する

C#では、データベースのルックアップテーブルからEnumを自動生成することで、コードの可読性と保守性を向上させることができます。これは、ルックアップテーブルの値を直接Enumのメンバーとして使用することで実現されます。手順データベースルックアップテーブルの作成: ルックアップテーブルに、Enumのメンバーとなる値を格納します。 例えば、"Color"というルックアップテーブルには、"Red", "Green", "Blue"という値を格納します。


オープンソースプロジェクトMariaDBへの貢献方法:スキルに合った貢献を見つけよう!

オープンソースプロジェクトへの参加は、スキルを磨いたり、新しいことを学んだり、他の開発者と交流したりするのに最適な方法です。しかし、自分に合ったプロジェクトを見つけるのは難しい場合があります。そこで、今回は、MariaDBプロジェクトに貢献したいけど、自分に合った貢献方法がわからないという人向けに、いくつかの提案を紹介します。