【初心者向け】MariaDBエラー「SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース」の解決策

2024-06-19

MariaDBリソースガバナーエラー:SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース

エラーの詳細:

  • SQLSTATE[42000]: 一般的なエラーを示すステータスコード
  • [1226]: 'max_user_connections' リソース制限に関連するエラーコード
  • 'max_user_connections' resource (current value: 30): 現在使用されているユーザー接続数
  • but max_user_connections is configured to 1000: 設定されている最大ユーザー接続数

このエラーは、以下のいずれかの原因で発生します。

  • 設定された最大ユーザー接続数を超えて、ユーザーがMariaDBサーバーに接続しようとした
  • MariaDBサーバーが過負荷状態となり、既存の接続を維持できなくなった

解決策:

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

設定された最大ユーザー接続数を増やす:

SET GLOBAL max_user_connections = 2000;

既存の接続を閉じる:

MariaDBコンソールを使用して、以下のコマンドを実行できます。

SHOW PROCESSLIST;

このコマンドは、現在アクティブな接続の一覧を表示します。不要な接続を特定したら、以下のコマンドを使用して閉じることができます。

KILL <connection_id>;

MariaDBサーバーの負荷を軽減する:

  • 不要なクエリやプロセスを停止する
  • ハードウェアをアップグレードする
  • MariaDBサーバーのチューニングを行う

リソースガバナー:

このエラーメッセージは、MariaDBのリソースガバナー機能によって引き起こされる場合があります。リソースガバナーは、MariaDBサーバーのリソース使用量を監視および制御する機能です。'max_user_connections' リソース制限は、リソースガバナーによって設定されます。

    • このエラーメッセージは、MySQLサーバーでも発生する可能性があります。
    • このエラーメッセージが発生した場合は、MariaDBサーバーのログファイルを確認することをお勧めします。ログファイルには、エラーの原因に関する詳細情報が含まれている場合があります。

      注意事項

      • 上記の解決策を実行する前に、MariaDBサーバーのドキュメントを参照することをお勧めします。
      • MariaDBサーバーの設定を変更する前に、バックアップを取ることをお勧めします。



      SET GLOBAL max_user_connections = 2000;
      

      このコードは、グローバル変数 max_user_connections の値を 2000 に設定します。これにより、MariaDBサーバーが同時に処理できるユーザー接続数が 2000 になります。

      SHOW PROCESSLIST;
      
      KILL <connection_id>;
      

      <connection_id> は、閉じたい接続のIDに置き換えます。

      -- 不要なクエリを停止する
      KILL <query_id>;
      
      -- 不要なプロセスを停止する
      KILL <process_id>;
      

      <query_id> は、停止したいクエリのIDに置き換えます。 <process_id> は、停止したいプロセスのIDに置き換えます。




        MariaDBエラー「SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース」を解決するその他の方法

        クライアントアプリケーションの設定を変更する

        一部のクライアントアプリケーションでは、MariaDBサーバーへの接続数に制限を設定できます。この制限が原因でエラーが発生している場合は、クライアントアプリケーションの設定を変更して制限を解除する必要があります。

        コネクションプーリングは、データベース接続を再利用する技術です。これにより、データベースサーバーへの接続確立にかかるオーバーヘッドを削減し、サーバーの負荷を軽減できます。

        垂直方向または水平方向にスケーリングする

        MariaDBサーバーのハードウェアをアップグレードして、処理能力とメモリを増やすことができます。これは、垂直方向のスケーリングと呼ばれます。複数のMariaDBサーバーをデプロイして負荷を分散させることもできます。これは、水平方向のスケーリングと呼ばれます。

        MariaDBサーバーの設定を調整して、パフォーマンスを向上させることができます。これには、クエリキャッシュのサイズ、スレッドプールサイズ、innodb_buffer_pool_size などの設定の調整が含まれます。

        MariaDBの代替ソリューションを使用する

        MySQLなどの他のデータベース管理システムを使用することもできます。


          mariadb resource-governor


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