【初心者向け】MariaDBエラー「SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース」の解決策
MariaDBリソースガバナーエラー:SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース
エラーの詳細:
- SQLSTATE[42000]: 一般的なエラーを示すステータスコード
- [1226]: 'max_user_connections' リソース制限に関連するエラーコード
- 'max_user_connections' resource (current value: 30): 現在使用されているユーザー接続数
- but max_user_connections is configured to 1000: 設定されている最大ユーザー接続数
このエラーは、以下のいずれかの原因で発生します。
- 設定された最大ユーザー接続数を超えて、ユーザーがMariaDBサーバーに接続しようとした
- MariaDBサーバーが過負荷状態となり、既存の接続を維持できなくなった
解決策:
このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。
設定された最大ユーザー接続数を増やす:
SET GLOBAL max_user_connections = 2000;
既存の接続を閉じる:
MariaDBコンソールを使用して、以下のコマンドを実行できます。
SHOW PROCESSLIST;
このコマンドは、現在アクティブな接続の一覧を表示します。不要な接続を特定したら、以下のコマンドを使用して閉じることができます。
KILL <connection_id>;
MariaDBサーバーの負荷を軽減する:
- 不要なクエリやプロセスを停止する
- ハードウェアをアップグレードする
- MariaDBサーバーのチューニングを行う
リソースガバナー:
このエラーメッセージは、MariaDBのリソースガバナー機能によって引き起こされる場合があります。リソースガバナーは、MariaDBサーバーのリソース使用量を監視および制御する機能です。'max_user_connections' リソース制限は、リソースガバナーによって設定されます。
- このエラーメッセージは、MySQLサーバーでも発生する可能性があります。
- このエラーメッセージが発生した場合は、MariaDBサーバーのログファイルを確認することをお勧めします。ログファイルには、エラーの原因に関する詳細情報が含まれている場合があります。
注意事項
- 上記の解決策を実行する前に、MariaDBサーバーのドキュメントを参照することをお勧めします。
- MariaDBサーバーの設定を変更する前に、バックアップを取ることをお勧めします。
SET GLOBAL max_user_connections = 2000;
このコードは、グローバル変数 max_user_connections
の値を 2000 に設定します。これにより、MariaDBサーバーが同時に処理できるユーザー接続数が 2000 になります。
SHOW PROCESSLIST;
KILL <connection_id>;
<connection_id>
は、閉じたい接続のIDに置き換えます。
-- 不要なクエリを停止する
KILL <query_id>;
-- 不要なプロセスを停止する
KILL <process_id>;
<query_id>
は、停止したいクエリのIDに置き換えます。 <process_id>
は、停止したいプロセスのIDに置き換えます。
MariaDBエラー「SQLSTATE[42000] [1226] 'max_user_connections' リソース」を解決するその他の方法
クライアントアプリケーションの設定を変更する
一部のクライアントアプリケーションでは、MariaDBサーバーへの接続数に制限を設定できます。この制限が原因でエラーが発生している場合は、クライアントアプリケーションの設定を変更して制限を解除する必要があります。
コネクションプーリングは、データベース接続を再利用する技術です。これにより、データベースサーバーへの接続確立にかかるオーバーヘッドを削減し、サーバーの負荷を軽減できます。
垂直方向または水平方向にスケーリングする
MariaDBサーバーのハードウェアをアップグレードして、処理能力とメモリを増やすことができます。これは、垂直方向のスケーリングと呼ばれます。複数のMariaDBサーバーをデプロイして負荷を分散させることもできます。これは、水平方向のスケーリングと呼ばれます。
MariaDBサーバーの設定を調整して、パフォーマンスを向上させることができます。これには、クエリキャッシュのサイズ、スレッドプールサイズ、innodb_buffer_pool_size などの設定の調整が含まれます。
MariaDBの代替ソリューションを使用する
MySQLなどの他のデータベース管理システムを使用することもできます。
mariadb resource-governor